2009年03月19日(木)
今ならわかります。 あの時の父が、どんな状態だったのか。 ただ、ひとえにその病院とナースを恨み続けてきた2年間。 訴訟という気持ちは抑えることができましたが、その病院の前を通るたびに、そこに入院している患者さんが哀れに思えて仕方がありませんでした。 もちろん、今もその病院のナースの応対は私は一生許しがたいものがあります。 でも、その病院に入院しようともほかの病院に運ばれていようとも、父の死は避けられなかったということ。
知識というものはおそろしいもので、あれだけ悲しく怒りに満ちていた気持ちを、やんわりとやわらげてくれました。
そっか。 寿命だったんだな。
「ワシの人生も、70までか」
入院する直前にそんなことを言っていたそうです。
父のいる仏壇に手を合わせながら、何も考えることはなく。 こうして、三回忌は過ぎていこうとしています。
おやすみ。
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