こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2008年12月03日(水) 意外性


 彼に初めて抱かれた日から四日後の日曜日、

 ゴルフから帰って来た彼と待ち合わせしました。

 ゴルフの終わる時間が不確実だったので

 別の日にしませんかと言う私の提案に、

 その日を逃してしまうと数日忙しくて会えそうにないので

 やっぱりその日にしましょうと彼に言われました。

 しばらく会えないといっても1週間とか10日の話。

 あの人との遠距離恋愛に比べたら、

 いつでも会えると言っていいほど贅沢な状況です。



 3時過ぎ頃、彼は街中で私をピックアップしてくれて、

 そのままラブホへ向かいました。

 今まで付き合ってきた人はどんなに付き合いが長くなっても、

 私をホテルに誘う時には必ず一言尋ねてくれたけれど、

 彼は二度目からは何も聞かずにホテルに向かいました。



 ベッドの中でキスをすると、彼が言いました。


 「理沙子さんの舌ってさ…。」


 「ん?」


 「凄く気持ちいい。(笑)」


 「私ね…普通の人より舌が長いの。^^」


 それから、私達はルナがきちんと終わっていなかった前回よりもっと

 長く、激しく抱き合いました。



 セックスが終わった後、




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 普段とベッドの中でのギャップという意味なのかな。

 二人きりになると色っぽくなるとあの人に言われたことはあるけれど。



 ホテルを出てから、

 彼と一番初めにデートをしたワインの美味しいお店に行きました。

 彼は初めての時と同じように、

 ソムリエのお薦めや私の好みを尋ねながら、

 美味しいワインとお料理をオーダーしてくれました。

 釣った魚に餌はやらないという言葉があるけれど、

 私という女は釣った後の方がお金がかかるタイプのようです。^^;;



 お腹が空いていた私達は

 よく食べ、よく飲み、沢山お喋りしました。

 ワインでほろ酔い気分になっていた私は、小声で彼に聞きました。


 「ねぇ、初めて体を重ねる前に

  私はベッドではどんな風なのかなって想像しましたか?^^」


 「したよ。」


 「で、してみたら?」


 「かなり意外だった。(笑)

  本当に面白い娘だよ。^^」


 「面白いって褒め言葉なんですか〜?^^」


 「そりゃそうだよ。

  面白いの反対はつまんないでしょ。

  つまんない女なんて言われたくないでしょ?」



 彼の好みではない女は「太った女」と「つまらない女」なんだそう。

 前者はある程度気をつけていれば問題なさそうだけれど、

 後者はどうかなと思いました。

 例えば彼が典型的なB型で飽きっぽい性格だとしたら、

 面白い女がつまらない女に変わることだって有りだと思うから。

 実際あの人との付き合いでは、

 長い年月の中で私はつまらない女を通り越して面倒な女にまで

 成り下がっていたと思うのです。


 きっとこういう話はお互い様なのでしょう。

 お互いに努力しなければ、双方にとってワクワクするような面白い関係は

 いつまでもキープ出来ないと思うから。


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理沙子

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