こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2008年12月20日(土) 窓の外の雪を眺めながら


 日記の方がリアルな時間より遅れているので、

 年末までには追いつくように急ぎ足で綴っていきます。^^



 仕事の後に彼と待ち合わせ。

 会うなり、何が食べたい?と聞かれました。

 車の中で彼とあれこれ相談。

 デートで何を食べるか決めることはとっても楽しいことです。



 食事の時間にはまだ少し早いということで

 いつものラブホへ向かいました。

 二人別々にシャワーを浴びてベッドの中に入ると、

 彼が携帯から、二人で選んだお店に電話を入れてくれました。

 彼が連れて行ってくれるようなお店はどこも、

 週末は予約無しではとても入れないからです。

 
 「8時でいい?」


 彼が隣にいる私に尋ねます。

 
 「うん。」


 一応答えたけれど、時間のことはいつも用意周到な彼にお任せです。

 彼が私にこういう質問をするのは、




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 彼と抱き会った後、

 しばらく彼の腕の中で眠ってしまいました。

 
 「もう少しこうしていたいなぁ。」


 「それじゃ、もっと予約の時間を遅くしておけば良かっただろうに。」


 「う〜ん、でもお腹空いた!」


 「用意して来なさい。^^」


 「は〜い♪」



 その日彼が予約してくれたお店は、

 彼が二度目のデートの時に連れて行ってくれた、

 和食がとっても美味しい大好きなお店です。

 この日は私のリクエストを聞いてもらってテーブル席に案内されました。



 その席は奥まったところにあって、

 隣のテーブルの接待風のビジネスマンの二人が帰ってしまうと、

 私達だけの個室のような感じになりました。

 いつも明るく陽気な彼ですが、お酒が入ると更に饒舌になります。

 美味しいワインとお料理を頂きながら楽しくお喋りしていると、

 あっという間に時間が過ぎていきます。

 彼の冗談がおかしくて私が声を上げて笑っていたら、


 「どうしてそんな風に笑うの?

  少女みたいな笑い方するよね。」


 と彼が言いました。


 「好きですか?^^」


 「好き。^^」


 「じゃあ、ここでキスして。」


 「それは、駄目!!!」



 それとなく窓の外を眺めると、雪が舞っていました。

 昼間の暖かさが嘘のようです。


 「こんな風に雪が降りて来るのを見るのって好き。」


 彼が言いました。


 「私も…。」


 その時、目の前にいる彼の表情も好きだと心の中で思いました。



 気がつかないうちにワインを沢山飲んでいたのか、

 お店を出る時には少しだけフラフラしていました。

 彼と付き合うようになって以前よりはワインに強くなった私。

 それでも彼のペースに合わせて飲むと後で大変なことになります。



 ビルのエレベーターに乗ると、彼が私の手を握りました。

 エレベーターの中は私達二人きりでした。

 私達はキスをしました。

 雪が溶けるほどの熱いキスでした。


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理沙子

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