こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2008年12月21日(日) 彼の誕生日


 11月末に彼の誕生日がありました。

 いつも色々ご馳走して頂いている御礼の意味もこめて、

 私は彼にプレゼントを用意していました。



 プレゼントを渡す予定だったその日、

 彼は朝から事務所で仕事をしていました。

 彼にとってかなり忙しい時期で、

 私は彼からの連絡を待っていました。

 お昼過ぎから会う約束をしていたのだけれど、

 12時半頃になって、

 どうしても仕事を抜け出せないと彼からメールがありました。



 私は彼の携帯に時間が空いたら電話を下さいとメッセージを残しました。

 間もなくして彼から電話がありました。


 「今、部下を会議に送って一人になったところだよ。」


 「渡したいものがあるんですけど、少しだけでも時間が取れませんか?」


 「もしかして…誕生日の?」


 「はい、そうなんです。^^」


 「可愛いね〜。^^」


 仕事モードだった彼の声が急に柔らかくなりました。


 「Tさんの顔を思い浮かべながら選んだんですよ〜。^^」


 「俺だって会いたくないわけじゃないんだよ。

  でも、あまり時間が無いし6時には事務所に戻らなきゃいけない。

  それでもいい?」



 結局、電話の後、彼に会えることになりました。

 短い時間だったけれど、彼の車でラブホへ。

 お部屋でプレゼントのマフラーとカードを渡しました。




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 それから、プレゼントの包みを開けると

 マフラーを首に当てて見せました。


 「思ったとおり、Tさんによく似合う。^^」


 「今度着けて来るよ。^^

  ありがとう。」


 彼は私を抱き寄せると優しいキスをしました。



 それから、私は羽織ったばかりのバスローブを脱がされ、

 束の間、上司の顔から愛しい恋人の顔に戻った彼に愛されました。



 帰り際、

 ベッドサイドに座り、今度のデートについてお喋りしていました。

 彼は急に私を膝の上に乗せると、後ろから抱きしめて言いました。


 「今日はありがとう。^^」


 喜んでくれている彼を見て、私も幸せな気分になりました。


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理沙子

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