一週間頑張りましょうと朝メールを送ったら、
しばらくして彼から電話がありました。
彼は仕事に向かう車の中です。
「おはよう!元気?^^」
まるで学生に声をかける元気な先生のようです。^^
「元気ですよ。」
「それなら良かった。」
先週末から私が元気がなかったのを心配してくれていたようです。
「今日の予定は?」
「今日は仕事の後に美容院へ行こうと思ってます。」
「ますます磨きをかけてきて。(笑)」
「あはは、そうですね〜。
Tさんは長い髪と短い髪どちらが好きですか?」
「別にどちらが好きってことは無いよ。
だらしなく長いのは好きじゃないけどね。」
「じゃあ、もっと切ろうかな。」
ちなみにこの時の私の髪は肩にかかる位の長さでした。
「今でも別に長いってことはないんじゃない。」
「うん、そうですけどね。
まぁ、どっちかと言えば今はショートの方が主流だし。」
「俺も髪切りに行かなきゃ。」
彼の行きつけの床屋さんはこの前場所を教えてもらったんだっけ。
「じゃあ、また。
お互い頑張ろうね。」
「はい、ありがとうございます。」
彼に対しては基本的に敬語で話します。
昨夜久しぶりに前の日記を読みました。
2003年頃の日記を読みながら、ちょうどあの頃のあの人と私の関係が
今の彼と私の関係なんだろうと思いました。
相手の良い所しか見えなくて、
それに相応しい自分であろうと努力している関係。
あの日記を初めから読んでいくと、どちらが悪いのでもなく、
少しずつ二人の関係が馴れ合いになっていくのが分かります。
最近以前の日記からの読者さん達からメールを頂きました。
あの日記を読み返すと胸が痛むけれど、
やはりあのまま残しておこうと思います。
あの人が言っていました。
私は長いことあの人のその言葉を切望していたのです。
それを聞くことが出来たのは、
皮肉にも私達の気持ちが離れ離れになってしまった後でした。
恋愛には旬があります。
旬を過ぎた後に絆を深めていくのが結婚。
旬を過ぎた後にも信頼が残るのが友情。
そのどちらでもなく行き先を失った恋は、
旬を過ぎるとやがて消滅へと向かいます。
恋人と過ごした月日が長ければ長いほど、
変わり果てた恋を最後まで見届けることに痛みを伴うのでしょう。
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