こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年02月05日(木) 未知なるもの


 「私は今まで男の人と繋がったままイッたことがないの。」


 愛し合った後のベッドの中で彼に言いました。


 「今まで一度も?」


 「そう、結婚していた時も、元彼とも。」


 私は彼の腕の中にいて彼の表情は見なかったけれど、

 静かに話す彼の声から驚いているのが読み取れました。


 「Tさんがセックスした女性はみんなイクことが出来たんですか?」


 「みんな普通にイケるもんだと思ってたよ。」


 「じゃあ、Tさんと付き合っていれば

  そのうち私もイケるようになるのかも…。」




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 「そうかなぁ。自分では分からないけど…。」


 優しく髪を撫でられながら、

 そのまま私は彼の腕の中で眠ってしまいました。



 彼はいつも自然体でセックスにも気負いがないのでした。

 彼は自分も楽しみながら、前向きな努力をしてくれる人です。

 何度か彼と繋がりながら

 オーガズムの一歩手前まで達したことはあるけれど、

 もう一つ先の扉が開けられずにいます。



 この世の中には二つのタイプの女性がいると

 誰かの小説の中で読んだことがあります。

 それはオーガズムを知る女性とそうでない女性だと。

 彼とのセックスはとても大らかでリラックス出来るから、

 いつか未知の扉が開かれる日を気長に待つことにしましょう。^^


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理沙子

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