2009年03月06日(金) |
ピクニックみたいなランチ |
お昼少し前に彼が車で迎えに来てくれました。
途中、ベルギー料理のお店で彼絶賛のローストチキンを一羽、
デパ地下のベーカリーで焼きたてのバケットを一本、
コンビニでビールとチューハイとミネラルウォーターを調達。
それから、映画のDVDを2本レンタルして、
露天風呂のあるラブホへ向かいました。
彼が運良く空いていた檜の露天風呂付きのお部屋を選んで、
お昼から6時過ぎまでのんびり二人きりで過ごしました。
お風呂から上がると、
彼はテーブルの上でバケットを適当な大きさに切り、
食欲をそそる香ばしい匂いがする大きな若鶏を器用にさばき始めました。
私が手伝おうとすると、
「駄目、これは男の仕事だから。」
と言って、私の目の前のお皿にさばいた肉を次々とのせていきます。
「美味しい〜!!」
「だろう?
俺が美味しくないもんなんか食べさせたことないだろ。」
暖房のよく効いたお部屋で、
お風呂上りの彼が汗をかきながら豪快に若鶏をさばいている様子は
いつになく男っぽく見えます。
二人でよく食べ、よく飲み、沢山お喋りして、
あっという間に一羽のローストチキンを平らげてしまいました。
ピクニックみたいな楽しいランチの後、
黒のキャミとショーツを脱がされて彼に抱かれました。
彼とのセックスは全体力を搾り取られるかのような持久戦です。
一回戦の後、私達はそのまま疲れて眠ってしまいました。
目覚めた時、彼が私の髪を撫でながら言いました。
最近、彼にベッドの中で
「理沙子が感じると、俺ももっと感じるんだよ。」
と言われます。
男の人としてごく普通の感情だということは知っているけれど、
それを抱き合っている時に囁いてくれる人は彼が初めてです。
お昼寝の後、もう一度抱き合って、
それから露天風呂でお喋りしていたら、
借りてきたDVDを観る時間がなくなってしまいました。
「あっという間に時間が過ぎちゃう…。
映画も観たかったなぁ。」
「一週間レンタルしてるから、持って帰っていいよ。
今度会う時に持って来ればいいから。」
ホテルを出てから、
彼のお気に入りのふぐのお店に連れて行ってくれました。
GWの話が出たので私が旅行に行きたいという話をすると、
「GWは会うことは出来るけど、旅行は無理。
だけど、旅行は絶対絶対連れて行くから。」
と約束してくれました。^^
元カノとは何度か旅行に出かけたそうです。
彼が元カノと別れたのは2年前で、4年近いお付き合いだったそうです。
その後2年間、彼には特定の相手はいなかったとのこと。
「私と付き合うと長くなりますよ。^^」
「理沙子は嫌なの?」
「ううん…。あのね…。」
と言いかけて言葉を飲み込みました。
本当は彼の最後の女になれたらいいなと言いたかったのだけれど、
それを口にしたら重く聞こえるような気がしたのです。
二人の旅行がいつになるか分からないけれど、
もしかしたらそれはずっと先の方がいいのかもしれません。
実現していない約束が多ければ多いほど、
私達はずっと長く一緒にいられるような気がするから。
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