こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年09月05日(土) 恋の賞味期限


 フラワーガーデンからの帰り道、彼は助手席の私に、


 「寝ていていいぞ。襲ったりしないから。^^」


 と言いました。

 最近私はドライブの時は必ず酔い止めの薬を飲んでいるので、

 いつも車の中で眠くなってしまうのです。

 でも、この日は薬を変えたからか、さほど眠くはならず、

 ホテルに着くまでずっと起きていました。



 彼と抱き合う時、

 彼は私の快感が高まるまで自分をコントロールしていこうとはしません。

 繋がったまま彼と一緒にいけることは、

 彼の望みでもあり私の望みでもあります。

 彼がいつも新しい方法を試そうとするのは、

 二人の望みを叶えたいと思うからなのかもしれません。




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 私が理性を失うほど感じれば彼が喜ぶことは分かっているのに、

 一つ手前の所で羞恥心やためらいが邪魔をしているような気がします。



 抱き合った後、彼に腕枕をしてもらってお昼寝をしました。

 二人ともぐっすり眠ってしまったようで、

 目を覚ました時には既に6時を過ぎていました。



 この日の夜は、以前よく行っていたイタリアンレストランへ

 久しぶりに出かけました。

 このお店はいつも混んでいて賑やかなので、

 私達は気兼ねなくお喋りすることが出来ます。


 「すぐにスケジュール出る?」


 彼は私に携帯電話のスケジュールを開くように言いました。

 そして、翌週から来月の第一週までの空いている日を言いました。

 
 「Tさんは毎週私に会えないと我慢出来ないんでしょう?^^」


 私が言うと、彼が笑いました。


 「そういう理沙子はどうなの?^^」


 「私は我慢出来ないです。^^」


 「そうだろう?(笑)

  本当に理沙子は面白い言い方するよなぁ。」


 「元カノとも毎週会っていたんですか?」


 「いや、もっと不定期だよ。

  こんなことって普通はないだろう。」


 「最初の頃は週に二回とか二日続けてとか会ってましたものね。^^」


 「あんまり会うと飽きるって理沙子が言ってただろう?」


 「Tさんがね。

  飽きるのは男の人だから。」


 「俺がかよ。^^」


 「女は飽きないんですよ。そういうの。」


 私は心の中で女は習慣を好む生き物だからなのだと思いました。



 彼の方からずっと先までデートの予定を入れようと言い出すなんて、

 とても珍しいことでした。

 彼と付き合い始めてもうすぐ一年になるけれど、

 彼は初めの頃よりもっと私との時間を大切にしてくれているように

 感じました。

 私達の恋にもいつか賞味期限が切れる時が来るのでしょうか。

 お互いに二人の時間を心地良いと感じられるような、

 ずっとそんな関係でいられたらと思います。


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理沙子

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