こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年09月26日(土) 見つめながら


 彼の仕事が長引いたため、

 前日に約束していた時刻よりも3時間半遅れて私達は会いました。

 彼が車でピックアップしてくれてそのままホテルに向かいました。




 お部屋に入ると、彼はすぐにシャワーを浴びて部屋着に着替えました。

 彼はいつものようにベッドに座り、ビールを飲み始めました。


 「理沙子、どうしてそんな所に座るの?」


 ベッドから少し離れた椅子に座っていた私に彼が尋ねました。


 「もうすぐ天麩羅屋さんへ行くでしょ?
  
  だから今日は服を着たままでいるの。」


 「服を着たままでいいから、こっちにおいで。」


 「うん…。」


 「服を着たままでも出来ることあるだろう?(笑)」


 私はグレープフルーツサワーの入ったグラスを置いて、

 ベッドの縁に座りました。

 しばらくそうやって二人でテレビを見ていると、

 彼の右手が後ろから私の薄手のセーターに滑り込み、

 私のウエストや背中を撫で始めました。

 私のブラのホックを外そうとしたので、彼の方に振り返り、


 「駄目よ…。」


 と言いました。


 「ほら、まだ大きくなってないもん。^^」


 私はまだ硬くなっていない彼のものに指先でそっと触れました。


 「触ってて。すぐ大きくなるから。(笑)」


 視線はテレビを見つめたまま彼のものを撫でていたら、

 私の掌の中でそれが熱く、硬くなっていくのが分かりました。

 思わず彼を見つめると、彼も眼鏡をかけたまま私を見つめました。




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 外はまだ明るく、

 カーテンを開いた大きな窓からは向かいに立ち並ぶビルが見えました。


 「もう、終わりにしなきゃ。

  濡れてきちゃうもん。」


 欲しくなる気持ちを抑えて私が呟くと、


 「夜が楽しみだ。」


 と彼が甘い声で言いました。




 洗面台でメイクを直してから、


 「私、いやらしい顔していないですか?」


 と彼に聞きました。


 「いつもしてるよ。^^」


 彼が私をからかって笑いました。


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理沙子

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