こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年10月02日(金) 秋晴れ


 高く青い空が広がる爽やかな秋晴れの日、

 朝早い時間に彼からメールがありました。

 連れて行きたい場所があるから、

 待ち合わせの時間を早くしようとのこと。

 すぐに彼に電話をして、

 予定の時間よりも1時間ほど早く会うことになりました。



 彼が車で連れて行ってくれた場所は日本海が見える小さな町。

 彼が私に見せたいと思っていたのは、鮭の遡上でした。

 彼と付き合い始めてから、

 季節折々の自然に触れる機会がぐんと増えました。

 道路から川原に降りる時、彼は私の手を取ってくれました。

 産卵のために命がけの旅をして来た鮭達。

 力尽き果てて死んでしまっている鮭もいました。

 私は透き通った清流で泳いでいる元気な鮭達の姿を

 携帯電話のカメラに収めました。

 お昼は地元のお寿司屋さんで美味しい握り寿司を頂きました。

 猟師の町の新鮮な魚介を使ったお寿司はとても美味しかったです。



 帰りの車の中で彼は私にお昼寝するように言いました。


 「今のうちに寝ておいて。後で寝かさないから。」


 彼は助手席に座っている私の左手をギュッと握り締めました。


 彼が時々私の方を見て、


 「もう寝たか?」


 と声をかけるので、

 私はホテルに着くまでほとんど眠れませんでした。^^



 ホテルに着いてから夕食に出かけるまでの間、

 私達は抱き合ったり、お昼寝したりして過ごしました。




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 会えない間の小さな不安が嘘のように消えて、

 私の心と身体は好きな人と抱き合える喜びで満たされました。


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理沙子

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