こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年10月28日(水) 大好き


 今なら電話してもいいよとメールが来たから、

 オフィスにいる彼に電話をしました。

 電話に出るなり、彼は仕事がびっしりでとても忙しいと言うから、

 出来るだけ気持ちを抑えた口調で、


 「じゃあ、すぐに電話切りますね。」


 と言いました。

 彼はほんの少しだけ拗ねている私の気持ちを読み取って、


 「ステーキランチの美味しそうなお店があるよ。

  今度行ってみようか?^^」


 「近くに温泉があるからそこにも行こう。」


 などと私が喜ぶような提案をしてくれました。




 電話を切る前に私は、


 「何か言って。」

 
 と言いました。

 彼は会えない間にほとんど自分からメールをしない人なので、

 私は時々無性に優しい言葉が欲しくなります。


 「だ〜い好き!^^」


 私のご機嫌を取るように彼が言いました。


 「で、理沙子様はどうなの?」


 最近彼はよく私のことをからかって様付けで呼びます。




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 「やっぱり理沙子はSだよな。

  意地悪だから。^^」


 今のところ私は彼の気持ちを信じているから、

 以前の恋愛の時と比べて少しだけ強気でいられるのは事実。

 でも彼と私の気持ちの重さを天秤で量ったら、

 きっと私の気持ちの方が重くなると思っています。

 ただその重さを彼の前でなるべく見せないようにしているということを

 彼は気付いているでしょうか。




 その日の夜、彼から三つの候補のうち今度のデートで行きたい場所を

 選ぶようにというメールが届きました。

 去年彼と付き合い始めて間もない頃に、

 似たようなメールを貰ったことを思い出しました。

 私は三つの中から彼と一緒でなければ行くことのない、

 彼と一緒だからこそ行きたい場所を選んで返信しました。


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理沙子

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