こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年10月30日(金) 抱き合う


 冬の足音が聞こえて来るような寒い日でした。

 朝から雨が降ったり止んだりのお天気で、

 時折車のフロントガラスを強く打つような激しい雨が降りました。

 私達はお魚屋さんでランチをした後、

 海に面した露天風呂がある温泉施設へ行きました。

 施設には家族風呂がありました。


 「家族風呂、入ろうか?^^」


 「う…ん。」


 「フロントに聞いてみるよ。^^」


 彼と一緒にお風呂に入ったことは数えるほどしかなかったから、

 私は恥ずかしくて曖昧な返事をしました。

 彼が空いているかどうかフロントに聞きに行ってくれましたが、

 既に予約済みで入ることは出来ませんでした。

 私は彼と一緒にお風呂に入りたい気持ちと

 恥ずかしい気持ちが半々だったので、少しだけほっとしました。

 私達は別々にお風呂に入り、50分後にロビーで待ち合わせをしました。




 夕方、市内のシティホテルにチェックインしました。

 一週間というのは私達にとって普通のインターバルだけれど、




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 愛し合った後、

 私の体の隅々まで満ち足りて、熱を帯びているようでした。




 彼が久しぶりと言って私を抱いたのは、

 その時までずっと私を抱きたいと強く願っていたから。

 そして、私もずっと彼に抱かれることを望んでいました。

 朝、運転席の彼を初めて見た時からずっと…。


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理沙子

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