今年初めてのデート。
ランチの後、私達はシティホテルのお部屋で映画を観ました。
ベッドの上でお互いの身体に触れ合いながら観ていたので、
半分も観ないうちに映画に集中出来なくなってしまいました。
彼がお部屋の照明を落として、
「やっぱり、こっちを先にしよう。」
と言いました。
数日前に婦人科を受診したばかりだったし、前日まで出血があったので、
私は正直言ってこの日のセックスが少し不安でした。
それでも、彼にキスや胸への愛撫を繰り返されるうちに、
私の身体は次第に熱くなっていきました。
彼の指が私のその部分に到達した時、
「凄いよ。脚まで濡れてる…。」
と彼が囁きました。
「欲しかった?」
「ずっと欲しかったよ。」
「一週間ぶりね。^^」
「一週間じゃないよ。十日だよ。」
私達は強く求め合い、今年初めて一つになりました。
夜は中華料理のレストランへ行きました。
彼は紹興酒、私は赤ワインを飲みながら、美味しいお料理を頂きました。
お店を出ると、外は雪が降っていました。
ホテルまでの帰り道、彼はずっと手を繋いでいてくれました。
「Tさんは私のことが好きなんですね。^^」
白い雪で覆われた舗道を歩きながら私が言いました。
「そうだよ。^^」
「キスして。^^」
「ここでか?」
「全く大胆だよなぁ。^^」
彼が笑って言いました。
ホテルのエレベーターの中で二人きりになると、
彼はもう一度私にキスをしました。
今度は少しだけ長いキスでした。
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