こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年01月23日(土) 映画の中の男女のように


 テレビの画面に映し出される美しいラブシーン。

 ベッドの上で彼に後ろから抱かれながら画面を見つめている私。

 彼の指がショーツのリボンを解き、

 濡れている私の中を優しく掻き回すのでした。


 「やめてよ…。」


 「もうぐちょぐちょだよ。

  厭らしい音がするだろう?」


 映画の中の男女が激しく求め合うシーンを見つめながら、

 私は固くなった彼のものを受け入れていました。




 映画を観終わった後、

 ストーリーを把握出来ていない私に意地悪を言う彼。


 「まぁ、今日の映画は難しかったもんな。(笑)」


 「今度からちゃんと服を着たまま映画を観ましょうよ。

  どうして映画を観ている時にああいうことをするの?」


 「いいじゃないか。

  映画館ではあんなこと出来ないんだから。^^」




 夜、スペイン料理のレストランから帰って来て、

 私達はベッドで寄り添ったまま眠ってしまいました。

 目覚めた時に、私は昼間観た映画のことについて彼に質問しました。

 映画の中で、渡すつもりのなかった激しい欲情を綴った男の手紙が、

 手違いで恋焦がれている女の手元に届けられてしまうという

 シーンがありました。


 「何て書いてあったか分かる?」


 薄暗がりの中で彼が聞きました。




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 日曜日にはグアムへゴルフ旅行に出発する彼。


 「飛行機が落ちるかもしれないから、最後にもう一度しよう。」


 と言いました。


 抱き合った後、どうしてそんなことを言ったのか聞いてみたら、


 「そう言えば、もう一度出来ると思ったから。^^」


 と彼が無邪気に答えました。




 デートの前、心身共に少し疲れていた私だったけれど、

 彼と抱き合って、あと一週間また頑張ろうという気持ちになりました。


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理沙子

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