私達は市内へ戻ると、
去年の夏に泊まったシティホテルにチェックインしました。
私はお部屋のテーブルの上に、
熱い紅茶と買って来たチーズケーキ、シュークリームを出しました。
「じゃあ、理沙子にゴチになります。^^」
「はい、どうぞ。^^」
「疲れたから甘いものが美味しいよ。」
「Tさん、早起きしたものね。」
それから、私達はシャワーを浴びて、
彼は部屋着、私はキャミソールとショーツだけになって、
ベッドでお昼寝しました。
二人が目を覚ました頃にはもう外は薄暗くなっていました。
その夜は帰らなければならないというのに、
残り少ないわずかな時間にお昼寝してしまったことが、
勿体無いような気がしました。
「今夜は肉を食おう。^^」
と彼が言ったので、夜は久しぶりに焼肉屋さんへ行きました。
男女二人で焼肉屋さんへ行くようになったら、
その二人はもう出来ているという話を聞いたことがあるけれど、
確かにその通りかも知れないと思いました。
二人で焼いて二人で食べるという作業は、
親密な相手とだからこそ楽しい気がするから。
「ここの焼肉屋さんが一番美味しいですね。」
「雰囲気もあるね。今度からここにしよう。^^」
焼肉屋さんでは、肉のチョイスはいつも彼にお任せです。
この日は私が肉を焼く係、彼が野菜を焼く係を担当しました。^^
「ほんとによく食べるよな。」
「今日はチーズケーキとシュークリームも食べたのにね。^^;
明日から粗食にして、体重減らさなきゃ。」
お店を出た時に、
私がいつものように、「ご馳走さま。」と言ったら、
お部屋に戻ると私達はすぐにシャワーを浴び、ベッドに入りました。
抱き合いながら、
「GW最後の…だね。」
と彼が言いました。
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