こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年05月11日(火) 信頼


 先日のデートで、

 彼は運転しながら携帯電話のメッセージを聞いていました。

 助手席の私にも相手の声が聞こえてきました。


 「あ、女の人の声だ。」


 私にはそう聞こえたので思わず口にすると、


 「俺、そういうこと言われるの嫌いなんだよ。」


 と私の方を見て、彼が声を荒げました。




 私は少し眠かったので特に彼に対して何の反論もしませんでした。

 かと言って謝りもしなかったけれど…。

 私がそのまま黙っていると、

 彼は聞いたばかりのメッセージを私の耳元で再生しました。


 「ほら、男だろ。」


 きっとわざわざそんな風にすることは

 彼にとっては不本意だったに違いありません。

 でも、こういうことの積み重ねで私は彼を信頼するようになったのです。




 あの時は半分寝惚けていたから、

 そのままうやむやになってしまったけれど、

 今度会ったら彼に言っておこうと思います。

 私はこれからもちょっとしたことで焼餅は焼きますと。

 だから、その時はちゃんと身の潔白を証明して下さいねと。

 もしかしたら、彼は覚えていないのかな。


 「私は焼餅を焼いてもいいのね?」


 と聞いたら、 

 
 「ああ、いいよ。

  だけど、一体誰に焼くんだよ。(笑)」


 と言ったこと。




 もしも彼に他に好きな人が出来たら、私は潔く彼から離れるつもりです。

 後で大泣きするかもしれないけれど、表向きは潔く別れるつもり。

 でもね。

 彼が私以外の人と同時に付き合っていたりしたら嫌。

 私の知らない所で彼が他の人を口説いたり、誘ったりしていても嫌。

 嘘を吐かれるくらいなら、

 聞いて怒られる方がずっとましだと思うのです。




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 以前、彼は気持ちが通じ合えないと思ったら

 心に蓋をすると言っていました。

 彼が心を閉ざしてしまうくらいなら、

 言葉でぶつかり合った方がずっといいと思えるのです。


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理沙子

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