デパートの脇の比較的人通りの少ない道に彼は車を止めました。
「ストッキング取り替えてもいい?」
ワンピースの下のストッキングが伝線していることに気づいた私は、
バッグから新しいストッキングを取り出しました。
短めのワンピースの裾から手を入れて素早く取り替えれば、
車の外からは誰にも見られないと思いました。
私がストッキングをするりと脱いで素足になると、
彼は私の腿をいやらしく撫でました。
「触っちゃ駄目。^^」
「新しいのはかなくてもいいんじゃない。
そのままでいいよ。」
「このままでもいいかな。でもやっぱり…はく。」
彼の右手がずっと私の腿を撫でているので、
新しいストッキングが膝の位置から上げられません。
「ジレンマだろ?^^」
彼の手がワンピースの奥に伸びようとしました。
「やめて、濡れちゃう。^^」
「やめてって言われると余計に触りたくなる。^^」
私は彼の手を制止して、ストッキングを腰の位置まで上げました。
「欲しくなった?」
私は彼の方をちらりと見て言いました。
「いやいや、その誘いには乗らないから。(笑)」
「うふふ、いつも私がTさんを誘惑してるみたいに言って。^^」
車を降りる時に、私は、
「キスして。」
とおねだりしました。
彼は私の唇に甘くて短いキスをしました。
私が車を降りて彼に手を振ると、彼も運転席から手を振ってくれました。
私の大好きなとびきり優しい笑顔でした。
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