こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年07月21日(水) 彼の一番


 お部屋に戻ってから、私達は全英オープンを観ました。

 ベッドからテレビがよく見えるように、

 二つの枕をそれぞれベッドの反対側に置いて、

 私達は身体を交互に並べる形で横になりました。

 トーナメント最終日の競技を観ながら、

 彼は私のブルーのキャミソールの裾を捲って、

 私の太腿やヒップを優しく撫でていました。




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 「そこはやめてよ。恥ずかしい…。」


 「何が恥ずかしいんだよ。^^」


 私は思わずキャミソールの裾を手で押さえました。




 ゴルフを観たり、お喋りしたり、じゃれ合ったり…。

 長いおあずけ状態に焦らされていたので、

 番組が終了して彼がお部屋の明かりを暗くした時には、

 お互いの身体は十分なほど熱くなっていました。




 愛し合った後、私は彼に腕枕をしてもらいながら、


 「好き?」


 と聞きました。


 「好きだよ。」


 と彼が言いました。


 「一番好き?」


 「一番好きだよ。」


 前にも聞いたことがある彼の言葉。

 こんな時しか聞くことが出来ない本当は臆病な私。

 私は彼の言葉を聞きながら、

 今だけ彼の一番になれるのならそれでもいいと思いました。


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理沙子

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