Stand by me,please my friend
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2011年12月02日(金)

仕事を15時で(無理やり)切り上げ新幹線に乗った。1時間半で新大阪。
余裕で間に合うな、と思いつつ、地下鉄に乗り換えようとしたところで御堂筋線の運転取りやめのアナウンス。地下鉄以外で心斎橋に行ったことがなく、どう行けばいいのか分からないながらもとりあえずJRで大阪駅へ。駅員さんや周りの人の助けを借りつつ、四ツ橋線で何とか心斎橋へ。

開演15分ほど前にハコ前に着くと、一緒にライヴを観る予定の友達に遭遇した。

先攻は近藤さん。『沈黙の足音』『アメリカの夢』としっとりしたスタート。
個人的に「おっ」と思ったのが、スミスの『PLEASE PLEASE PLEASE LET ME GET WHAT I WANT』。近藤さんがこの曲をカバーしたの、たぶん、初めて聴いた。スミスのこの曲は思い入れのある曲だから嬉しかった。6月に同じ場所でこの曲が使われている「(500)日のサマー」の話を深沼さんとしていたのを思い出した。

名古屋のななみちゃんの唄をここでも唄ったり(とても優しい唄だった)、『11月の祈り』をピアノでなくギターで唄ってみたり(違う曲みたいに聴こえた)、全体的に穏やかで、優しい雰囲気に包まれたライヴだった。

途中、ちょっと喉が辛そうなところがあった。明日には治ってるといいけど。

後攻は深沼さん。
スタート前に「前回は風邪で喉の調子が悪く、高音を出さなくて良いチキン選曲なライヴだったけど、今日は大丈夫」と言い置いてのスタート。
序盤はプレイグスの曲。今までの弾き語りではあまり聴いたことのない曲だったような(うろ覚え)。
「昔は似てる曲を作るのがすごく嫌だったんだけど、俺も大人になった。同じ奴が作るんだから、同じような曲があってもいいじゃないか」
「というわけで3曲めと7曲めに唄う曲は似た曲シリーズ」
と言いつつ唄ったのが『1000マイルの彼方に』と『波のゆくえ』だったかな?
個人的なハイライトはこの日に間に合わせて作ってきたという新曲『手の温度』。歌詞がすごく良かった記憶。名曲の予感。

『SPIN』で締めた後のアンコールで近藤さんが「深沼くん短くない?もう一曲唄いなよ」。
苦笑いで譜面ファイルから曲を探す深沼さん。なぜか突然日能研の問題(地下鉄に貼ってあるやつ)のことを話し始める。赤3枚、青2枚、黄1枚の六面体が2つあるとき、色の組み合わせで一番多いのは?という問題に、赤赤だと当たり前すぎて問題としてありえないだろう、という理由で赤青と思ったけど、理由が分からない。ウェブで正解を確認したけど、なんとなく釈然としない、もっと理系的なずばっとした答えをくれ!と力説。
この時点でかなり楽屋トーク的になっていて、さっきのもう一曲はなくなったのかな、と思いきや、「じゃあ1曲唄います、『南ウイング』」。ちょっと脱力…。
「近藤さーん」ともう一人を呼び戻し、1/2ギー。

前回のツアーでも弾き語った曲たちは、回数を重ねる毎にまとまっている感じ。やっぱり『Tumbling Flowers』は好きだなぁ。久々に二人で唄ってるのが聴けて嬉しかった。
近藤さんの機材の調子が悪いのに気付いた深沼さん。
「乱暴に扱ってるんじゃないんすか?」との言葉に「ツンデレだから」と返す近藤さん。
ツ、ツンデレ?といった風の深沼さんに「あれ?使い方間違ってる?ツンデレってどんなんだっけ?」と訊き返す御大。
それに応えた深沼さんの「お前なんか弾いてやらないんだからねっ!」に盛大に吹いた。「でも今日は良かったよ、みたいな」なんてデレ部分もしっかり再現してた。

鳴りやまない拍手にダブルアンコール。が、もう出来る曲が無いらしく、二人して真剣に悩んでいた。
で、ぶっつけ本番で『Swallow』。「ヤナのオカズがないと!」とか「ヒサヨちゃんベース口でやって!」とか言いつつも、初めてアコギでやったとは思えないくらいの完成度に聴こえたけどな。

終演後、近くのラーメン屋さんでラーメンを食べてお別れ。
嬉しい報告を聞けたり、いろんな話をして楽しかったなぁ。

ネイルを塗りかけて寝オチ。


カオリ