2014年04月14日(月) |
2、星/月/真実/苦難 |
4、星
しずかに 夕刻は過ぎた 音もなく茜空を残して 夕日は沈みゆき 夕闇へと変わっていった 一つ 星が輝き 星星は生まれ始め 天空を満たしていった 何百何千の光の粒 散らばった星星は 月のない 恐ろしい漆黒の闇の中に さんぜんと煌(きら)めき 私は冷徹に見つめていました
5、月
夜明け前の真っ黒い空に 細い鋭い金色の下弦の月が 古びた屋根の上に 妖(あや)しく光っていました さびれた集落に潮音(ちょうおん)が 地響きを遠く反響させて 押し寄せていました 小雨のなかに 月は消えて 行きました
6、真実
真理ほど 美しいものはなく 良きものはない 真理探究のきびしい道程(みちのり) 真実をつきつめ 自分をつきつめ それが正しいなら かならず 静寂につづく
7、苦難
ただし 人は自分の力でしか救われない 本当の苦難は 自分の力で 越えなければならない 自己決定権は 自己責任を負う 困難が多いと人は孤独になる <人生の孤独ときびしさ>を 知らなければならない そのとき、人は、「静寂」を知る
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