悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」

2014年08月09日(土) 36、青春の日



夕日のしずかな感情。

疲れ果てた日没。

きみのさみしい(うた)が、聞こえる。

どこから、聞こえるのか、解らないが、

西から聞こえてくるようで、

北から聞こえてくるようで。



きみの所在は、解らない。

さみしい(うた)は、何を語るのだろう。

人生の終幕が降りる前に、確かめたい。



今日も、いとまもなく、過ぎた。

明日もそうだろう。

その次の日も、その次の日も。

終幕は、たしかに近づいている。



きみのさみしい(うた)は、何を語っているのだろう。

わたしの終幕が、降りるまえに、確かめたい。

それは、未練か、執着か。

ただ一度でよい。

再会したい。

何が、真実であったか、知りたい。

→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」2014・06・13〜
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