かたほうだけのパンプス
敦子



 立冬

今日は、見ていない(みられなかった)ビデオを返しに図書館に出掛けた。

返すことが目的だったのに借りる本を何にするか探しに探し、迷いに迷って滞留時間が長くなり、図書館を出るときには外は暗くなっていた。

今日は、朝から昼にかけて雨だった。

空気が澄んで空がすっきりして遠くを走行する車がくっきり見えた。

なんかいい空間を味わったような気がする。

私が病気、身体が弱いのは、なんか意味があってのことなのだろうか?

私はけっこうガタイがいいから身体が弱そうにみえない。

それは、よござんすのか?

私たちは、気分的には無宗教だけれども実際にはある宗教宗派に所属している。

お坊さんにはイケ面が比較的に多い。

だから何なんだ。

すっかり暗くなって、人の顔がパッと見には誰だか判別できない。

私の歩調に合わせているのか、足音なくもやもやした気配だけが漂った。

それは、若い男でさっと横道にそれて行ってくれた。
そのときのシルエットでその人は、スマホをやりながら歩いていたことがわかった。

世の中は、まだ秋ということになっている立冬で、今は、どんな今なんだろう。


2013年11月07日(木)
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