2005年04月04日(月)...新快速

 傘先が地面を掠めた。規則正しい靴音、敬語交じりの挨拶、縦横無尽に入り乱れる足並み。駅は雲霞を吐き出し続けていて、朝の億劫な気持ちに一層拍車を掛けてゆく。
 ホームには既に電車が到着していて、数歩足早に進めば間に合うと解っている距離に結局、躊躇ったまま止めて仕舞った。

 一覧