≪ ≫ 初日 最新 目次 HOME


日々闇雲日記。
M
HOME

My追加

2005年11月29日(火) ■
スイーツな脳


 どうも。
 昨日誕生日を迎え、輝かしくも素敵な30代の幕が否応なく開いてしまいました管理人です。
 大人の階段のーぼるー♪君はまだーシンデレラっさー♪
 って歌ってみた唇が我ながら寒いが気にしない。
 おっかしいなー、30になると頭の中のどこかで鐘が「かーん」と鳴るって聞いてたんだけどねぇ。鳴らなかったどころか、全然何も変わらず昨日(29歳最後の日)と同じ日でしたがな。ってまぁ、変わらないのが当たり前と言えば当たり前ですが。
 しかしいいのかなぁ、こんなどうしようもない30歳がいて。世間様にすみませんと謝りたい気分だよ。
 と、まぁそれはそれとして、昨日は仕事が異常に早く終わったので、

「私ももう30ともなれば大人の女、たまにはいいものでも食おうじゃな〜い」

 と思い立ち、また折良く目を付けているホテルのディナーバイキングが半額近く割安という絶好の日でもありましたので(管理人の「いいもの」とはその程度です)、晩ご飯を作って家で待っているであろうおかんに仕事場から携帯で電話してみたところ、

「あかん。外食はこの前お姉ちゃんと話して、家族みんなで来月って事になってるんだから、早く帰っといで!」
「じゃあ今日のご飯なによ?」
「鯖の煮付け」

 ・・・・・・・・・・・・・・。
 いやけして鯖の煮付けが嫌いなわけではなくむしろ好物なのですが、無類のイベント大好き人間としては何となく悲しかったので、バイキングは諦めても職場から15分の阪急百貨店につかつか行き、地下のグラマシー・ニューヨークでケーキを(家族の分まで)買ってきました。
 ここのケーキは敷居が高くてなかなか手が出なかったんですが、買ってみたらもう値段に見合って美味いのなんの。レアチーズのムースの濃厚だけどしつこくない、しかしコクのあるチーズの風味とクリームのように舌の上でとろける食感、上に乗ったベリーの爽やかな甘酸っぱさのハーモニーは「まいうー!」の一言。
 しかし私、胃腸を休めなければならんのです。
 体内の代謝を上げて、体内に蓄積している毒素を吐き出さなければならんのです。
 早速2食分のプチ断食をやり1日2リットルの水を飲み、さらに昼のメニューまで魚と野菜中心の和食に変えても、夜の10時半に濃厚ケーキ1個まるまる食ってたら意味ねーべ。と思わないこともなかったりするのです。
 やばいよ私。
 まじやばいって。
 子宮内膜症だけでも「不健康→病気の第一段階」と言われてしまったのだから、っていうか私はもともと脂肪の塊(しこり)ができやすくて摘出も1回してるし、もともとそういう「不要物」が体内に出来やすい体質なんだから、早死にしたくなければ体質改善していかねばならんのに!
 おお、やりたい放題していた1ヶ月前に比べたら、我ながら節操のない変わり身の早さにビックリだわ!!
 でも私、頭の中を縦にさっくり切ったら、脳みその代わりにカスタードクリームと生クリームが2層に詰まってるかもしれず、延髄とか下垂体の代わりに入っているのは、もしかしたら黄桃とか缶詰ミカンかもしれないってーぐらいの甘党なのよ!!ついでに言えば、カフェインも抜くと頭が痛くなる中毒なのよう!っておまえ(←私)いったい幾つ中毒なんだよ(泣)!!






↑押せば文字が変わる小粋なエンピツ投票ボタン


 みんな知ってた?
 私は今まで知らなかったの。「考え事をするのは脳だから糖質を必要とするんだわ!」「疲れて頭働かないからいい話書くためにも食べなきゃ〜♪」なんて言いながら甘いものばくばく食ってたの。
 え?で、その効果はあったのかって?
 全然。

 話は全然変わるが、立ち寄ったコンビニでちょうど目の前にあった『少年ジャンプ』を、ひょいと10年振りに買ってみようという気になってぱらぱら読んでみたのだが、3分後黙って棚に戻す。

「・・・・・・・・・・ジャンプ作家って、こんな絵のレベル低かったっけ?」

 とか、作家さんにも読者さんにもすごく申し訳ない事を素で思ってしまったのは、単なるジェネレーションギャップという事にしておいた方が無難だよな?な?まぁ、漫画好きは全然いいとしても、ジャンプに夢中になっている30歳はさすがに私の赤恥青恥判定基準ではどーかと思うから、別にいーんだけどさ。
 でも『少年サンデー』はまだまだ許容範囲ですから。

 『からくりサーカス』は今、どーなってるんですか?




2005年11月26日(土) ■
ブルータスお前もか


 はい。どうも。
 みんなが楽しみ給料日の残高照会、日割り計算の前々月と、手違いで2ヶ月分社会保険料をさっ引かれた先月に引き続き、今月も給料がすわ今度こそ息の根止められると思うぐらい少なく、

「この会社はまさか昇給する来年までこのままの額なのか!?ありえねぇ!!」
「ここまで搾取されるならいっそ他の会社探した方が良くないか!?」

 と、入社3ヶ月目にして次の転職まで真面目に悩んでしまいました管理人です(その後本社経理に問い合わせて間違いと確認)。いや、でも、間違いならいいけど、この金額がマジなら辞めるのもマジだから。
 
 さて、ようやく休みでも(休みになると禁煙の離脱症状のせいか、眠くてだるくてずっと寝てた)身体が動くようになったので、3週間振りに鍼灸の予約を取って行きましたよ。
 かれこれ2年近くのお付き合いになっている先生(女性)に、今回の内膜症の事を話したところ、先生にため息混じりに、

「どうもMさんは肉体よりも精神系の病気が多いねぇ。・・・・・・・・」
 
 と言われて、当たっているから仕方なく「でへへ」と頭を掻いて誤魔化す。
 原因不明と言われる内膜症を精神系と言っていいのかどうかはともかく、メンタル面の弱さが身体に出るのは今回ばかりでなく、今はこんなアホなことばかり書き散らしておりますが、小説を仕事として受けてまた捉えておった頃は、神経性胃炎も過敏性腸症候群も患ってう○こが1週間以上出ない事がこれほど辛いものかと身体で思い知らされたり(いやまじで)、(軽いけど)不眠症もやったし(軽いけど)安定剤も貰って、かるーい薬漬け状態でしたのヨ。
 でもだからってどーせいっちゅーねん、てな話で、もういい加減何もかもがイヤなのでこのまま禁煙して頭がボケているついでに全て忘れてしまいたい気分満載だけど、もともと好きな道だから書かなければ書かないでストレス溜まるもので、そーんな展開にはたぶん間違ってもならんのよ。
 てなわけで今やってる小説は言うなれば「体調不良の為、休養状態」という事にしておこう。そのうち嫌でも復活するから。はい。

「要するに生活習慣を変えろー!!って身体が悲鳴を上げているって事やね」

 と、こんこんと鍼のお尻を叩いて私の背中のツボに1本ずつ叩き込みながら、先生さらにこう言った。

「そもそも内膜症とか繊腫とか、『あるはずのないところに余計に出来てしまうもの』というのは要するに、体内にエネルギーが有り余っている状態から起きるんですよ」
「はあ」
「だから、体内の基礎代謝を上げてエネルギーを散らすか、エネルギーを余分に摂らないようにすればいいわけ。ちょっと運動の量を増やすとか」
「水を飲むとかですか?」
「ううん、それだとMさんの場合は冷える恐れがあるから、一番手っ取り早くて確実なのは、内臓をいっぺん休ませて基礎代謝を上げる方法かな」
「どういう方法で?」
「プチ断食」

 プチ断食。ていうか「プチ」とか言うても可愛くないしその響き。
 あー、2食か3食抜いて、その間水分と果物だけは摂ってもいいとかいうやつかー。でも今、禁煙しているのに食事や間食まで抜くとなると、たぶんストレス溜まってますますキレやすくなると思うしー。電車通勤で運動量は前よりも上がっていると思うしー。
 とかやる気無し子な事を思っていると先生、くるぶしから5センチほど上のツボ(婦人系統の不調に効くらしい。三陰交?)にぺっちりと円皮針を貼ってくださり、

「ま、だいぶお疲れのようだから、温泉でも行ってきたら?」

 と言われましても。
 このクリスマスから年末年始のシーズン、めぼしいところの予約はすでにどこも満杯で、それもこの帳簿の書き入れ時に貧乏女一人旅を受け入れて癒してくれる、小粋で酔狂な温泉旅館などあろうはずもなく。
 しかし、今月は確か、経理のおばちゃんがまた間違えなければ(←結構根に持っている)、金一封程度の臨時収入はいただけるはずなことですし、「禁煙3週間突破のご褒美+誕生日+ご自愛」という事で、せめてネットで見つけた隣町のアロマテラピー全身2時間半コースに行って癒されて参りましたのことよ。
 風邪の鼻づまりで、アロマオイルの香りさっぱりわからんやったけど、ま、気分と2時間半も全身みっちりほぐして貰った事を思えば、満足、満足。
 ここのエステも「若い頃からこの道一筋」の妙齢(若くはないと思うのだがけしておばはんではない年齢不詳感)の女性が、ビルの中で一人で営業されているところで、癒し系の笑顔がいい感じの女の人であったが、術後のハーブティーをごちになる私に、ニコニコしながらこう言った。

「とりあえず全身を触らせて貰ったところ、お肌の張りなんかはいい状態なんですが、だいぶ内臓、特に胃腸の基礎代謝が落ちてますね」
「はぁ」
「内臓を休める為にもプチ断食なんかされたらいいと思うんですが」

 ブルータスお前もか。

 ああそうかい。2人別々に同じ事言われちゃしょうがねえな。
 自分の身のためならやらしていただきますともさ、プチ断食。私の内臓はそんなに悲鳴を上げているのかい。そら悪かったし。確かにここ2、3ヶ月は暴飲暴食だったし。転職直後で、それも連日の残業で不可抗力ストレス極限状態だったし。
 それが楽になるのなら、たかが1日メシを抜くぐらい「俺は高野の修行僧かー!!」とか「俺は大腸癌検診前日の患者じゃねー!!」とか逆ギレしないでやらしていただきますともさ。はい。






↑押せば文章が変わる小粋な仕掛けのエンピツ投票ボタン

 ・・・・・・・・・・・・・・すんまそん。・・・・・・・・・・・
 っていうか、禁煙から始まりこの1ヶ月という短期間で、私の意思が働いているというより「人に言われて」という理由ばかり(しかも違う人ばかり)で、ここまで身体にまつわる激変の数々が起きているのは、「何なのいったい?」て感じですね。
 まぁ思い知らされたのは「いつまでもあると思うな若さと体力」って本当だなって事で、身体が不健康状態から正常な状態になっていくのはいいんですが、30代を目前に20代に散々無茶して来たツケを思い知らされて、これからの生き方云々も問われているのかなという感じで、正直、戸惑うことしきり。

 肩肘張らず無理するな。
 のんびり気楽に行こうぜ。
 自分を大事にしようぜ。

 でもそういう「野望もプチサイズ、ミニマムな幸せを追い求めます」てな生き方より、無茶して無理して太く短く密度の濃い人生オウイェー、の方が生まれてきた甲斐としては大きいと思うのだけれど、どうかしら。


 
 哀れと思し召して押していただけたら癒されます↓

↑エンピツ投票ボタン
My追加



2005年11月24日(木) ■
「イラチ」と言ってどれほど意味がわかる人がいるのか


 どうも。
 突然ですが『バジリスク』のアニメに出てくる細面で目も細い「あにさま」と呼ばれている甲賀忍者の彼は「俺の知っている如月左右衛門じゃない」と拳を固めて思い、この事から堅太りのまるまるのむちむちの人もツボなのだと自覚した、本日DVD4巻をご購入の管理人です。
 そう、まるまるのむちむちの堅太りで目つきの悪い年齢不詳顔。
 そういえば「可愛くないってば!!!」と身内には言われつつ私は可愛いと思った『エリザベスタウン』のキルスティン・ダンストも、チャームポイントはあのほっぺたの血色の良さと、脇から二の腕の辺りのむちむち感と年齢不詳の鋭い目だった。・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・しかしこれってどう考えてもツボがマニアックすぎるから、とりあえず条件を満たしている左右衛門にいっちょ惚れとけー、という神のお告げか。人畜無害そのものの顔をして適度に腹黒い大人の男かー。
 これって、運命の恋?←あほんだれ

 さて禁煙絡み。
 ここ3日ほど狂おしいほどニコチンが欲しくなり、10日ほどご無沙汰していたのニコレットを日1〜2粒噛む。
 不本意ながら、体内のニコモン(ニコチンモンスター)に餌は与えている事になるので喫煙欲や物足りなさはけろっと失せたが、また少し眠気が復活。とりあえず煙草無しで禁煙第2の壁である3週間は乗り切れたが、これがまた完全にやめない限り症状が続くんだよな。






↑押せば文字が変わるエンピツ投票ボタン

 ・・・・・・・・・・どういうわけかやってしまう。
 必死に抜いている横から、無駄にニコチン吸収されまくりかよジーザス。
 でもMRI検査の結果、本日ついに「間違いなく子宮内膜症ですね」とか引導を渡されちまい、治療用の低容量ピルももらっちゃったので、飲む以上は完全に禁煙。ニコレットも次の生理始まる前に完全に縁を切った方が無難だろな。しかし、離脱症状だけでなく薬の副作用でさらにイライラするのかと思うと、今から憂鬱な話ではあるが。
 なんしろこの前も身内と入ったオムライス屋で、

私「ホットコーヒーください」
ウェイトレス「アイスコーヒーですか?」
「(むっとする私)いや、ホットコーヒーで」
「は?」
「(むらっとする私)ホットコーヒーで」
「はい。ホットコーヒーはアメリカンと普通のどちらになさいますか?」
「ブレンドで」
「は?」
「普通ので」
「あ、はい、ブレンドでよろしいですか?」
「(むらむらむらっとする私)はい!」

 去っていくウェイトレスさんを見計らったかのような身内に、
「たかがコーヒーごときに何でそんな怖い口調で言うの?」
 と咎められて、
「は?」
 と目が点になる私。
 そういえばと思い返して、風邪気味で喉が痛かったのと話が通じないので確かに一瞬イライラしたように記憶もあり、身内曰く、いとあはれその女子大生のアルバイトらしきウェイトレスさんは何やらとっても申し訳なさげだったそうな。
 しょえー。ごめんよーう。
 別にそんなつもりはなかったんだが、こうやって台詞を文章にしてみればこっちが混乱させるような意地の悪い言い方してるしな。うわ、怖いおねーちゃんだと思われたよきっと。
 反省。






↑押せば文字が変わるエンピツ投票ボタン


 まさか「お客様、当店のコーヒーはアメリカンと『ラ・キャンデリラ・エステート・タラズ・コスタリカ』しかございません」とか言わないだろう。オムライス屋で。
 ああそういう屁理屈言ってる自体がすでにしてイラチなのか。ちぇっ。
 しかし本人が意識していなくても傍目がイラチと見るのは問題で、もしや今の私は気づかぬうちに、周囲に緊迫の種を振りまいているのだろうかと危機感に駆られてみる。おお、こわ。
 そう。
 鍼灸の予約メールの返事が来なくてもイライラ(結局携帯で確認)。
 経理のおばちゃんが給料の支給額間違えても(しかも少ない)イライラ。
 会社のデザイナーさんが、誰もそんな事訊きたい訳じゃないのに、賢しらぶって先に回った回答と屁理屈ばかりほざかれてもイライラ。私は社会人になって7年、確かに彼女のような常識人にして才媛は初めて見ましたが、「バカになれないのは一種のバカだとはご存じないのですね」と言いそうな自分が本当に怖い。ま、頼りにはなるんだけどね。
 自分の仕事が失敗して周囲に大迷惑かけても、イライラ。
 立ち寄ったコムサで欲しいコートが見つからなくてイライラ。
 イライラ。

 このままじゃ、よくない。

 まぁ、内膜症とピルに関しては色々調べてみましたが、病気自体は死んだりするよなもんではなく、特に孕む予定も種のアテ(!)もない以上、「なんだ全然今までと変わらないじゃないか」ってなもんで、とりあえず今はせっかくなので前向きに考えて、低用量ピルのもたらす功験を楽しみにしてみようと思います。
 ていうかさ、今日病院行ったり、色んなサイト調べてたらこっちの方が腰とか下腹とか、何となく痛くなってきちゃったよ。
 ピル飲むとねーぇ、肌きれいになって、乳でかくなるらしいよー。生理痛も劇的に軽くなるらしいぞーぉ。
 禁煙もしたことだし、どうせだから美しさをこれから最大限発揮してくれる。




2005年11月21日(月) ■
野望達成クリスマス編


 どうも。
 近頃、心斎橋筋近辺を買物のために連日ほっつき歩いていたら、どうやらまた雑踏の中から風邪を貰ったらしくていやんなMです。
 っていやんじゃねぇって。これからまた月末月初なんだって。ああ喉が痛ぇヨどうしよう。この前医者から貰って残っている薬で効くかな。・・・・・・・・・
 そもそもの発端は、上司である当オフィスの支社長に別件で東急ハンズへ買い物を頼まれてですね、
 
「ついでにクリスマスの飾り付けも買ってきて、Mさん職場をデコレーションしてよ」

 などと支社長、私を前にして突然思いついたようにおっしゃいまして、

「俺が出張から帰ってくる来週までにやっといてね♪」

 とにこやかに言い残したまま、1週間の出張の旅へお発ちになりましたもので。
 それも「○万までなら経費で落としていい」とか何とか、本社経理のおばちゃんにバレたらS(支社長の名前)は気でも狂ったのかと電話口で喚き出されるような太っ腹な許可をいただいてしまったもので。
 しかし、管理人はこの指示を「はーい」と何食わぬ顔で聞いたものの、

 内心すっげぇ気が進まなかったのです。えーものすごく。

 だってさぁ、まだ11月だよ?
 クリスマスまでにちまちま用意してくれとか言うならばともかく、来週までに用意、つまりせっかく定時に帰れる今週、会社のために買い物にまだ行かねばならんのか、ええおい?て感じでしたよ。
 特にその日、管理人は毎週日曜日の夜恒例の不眠症で、3時間しか寝ていなかったのですよ。ただでさえ禁煙の離脱症状で連日眠い中、この日は久々に6時台に退社できる日だったので、とっとと家に帰って寝ようと目論んでいた時にこの指示だったのですよ。それほどくそ眠いときにクリスマスのお買い物など、とーても面倒くさくてやってられなかったのですよ!
 が、そこは私も、来週で30代に突入するいい大人。常勤社員がたった5人しかいない職場で、何と言っても支社長たってのお願いを、

「何で毎日毎日夜遅くまで仕事してるのに、たまに帰れる日まで会社のために何時間も買い物しなきゃならないのよ!」

 などという無粋な理由で無下にするのもどうかと思われたもので、

「楽しい職場の雰囲気作りもお仕事、お仕事」

 などとなんか我ながらいい人っぽく割り切って、その日はあくびをかみ殺しつつ定時に切り上げたものの、私を暖かく包み込んでくれるだろう家の寝床には向かわず、心斎橋筋のハンズとロフトにずるずると身体を引きずっていったのでございます。
 眠い。
 面倒くさい。
 飾りなど何でもよかろうから、さっさと買うもの買って帰ろう。
 などと思っていたはずだったのです。
 しかし。
 しかーしー。
 街はすでにクリスマスの準備一色。
 赤と緑、金と銀のクリスマスカラーに染められた心斎橋筋のお洒落な店並びは、どこもイルミネーションが宝石箱を引っ繰り返したようにきらきら。
 稼ぎ時の両店気合いバリバリで特設したクリスマスグッズの売り場に着き、色とりどりのリースやツリーを眺め、光り輝くオーナメントやガーランドを手に取り、あの近頃流行の型に抜かれててプニプニしてて壁面にひっつけるやつ(ジェルジェムというらしい)とか雪スプレーや型紙やシールとかグッズとか蝋燭とかを物色している間、私は、

 両店にとも閉店間際まで居座って、ああでもないこうでもないと、何を買おうかとかレイアウトとか真剣に悩んでいたちょっとお茶目な自分に気づいて、
 
 自分のことを、「イベント大好き射手座のO型だったのだ」と思い出さずにいられませんでしたよ。・・・・・・・・すっかり忘れてたけどさ。・・・・・・・
 そう言えばと思い起こせば小さい頃、クリスマスツリーや派手なデコレーションのある家に憧れてたもんなあ。・・・・・・・・・うちはクールリアリストな家だったので、サンタさんもいなければツリーもなかったもんなぁ。・・・・・・・・・(しみじみ)くっ、さみしー。
 つまりはその、これは本当はイベント大好きで色々したかったんだけど、周囲があんまりにクールだったもんで抑え込まれてきた願望のささやかな反動なのか、それとも単に人をお馬鹿に変えるイベントの魔力、というところなんだろうが、どちらにせよその凄さときたら、

 2日連続でロフト行って、風邪まで引いてもまだ買い足しに行く気になっているっつうぐらいで。

 あ、折角予算も貰った事だから、ハンズで全長1メートルのファイバー製のツリー(オーナメント付)買っちまいましたからね支社長ー。重くて持ち運べないから職場に直接配送依頼もして、28日に職場に届くそうですよー。
 Mはご期待を裏切らない女ですので、お帰りになる頃には職場は主婦が道楽で自宅で開いている英語塾並みにとち狂ったクリスマス一色の景観になっている事でしょーぜー。愉しみにしていてくださいましムフッフー。

 本日は映画館がレディースデーで割引だったので、身内と一緒に『エリザベスタウン』を観る。
 私的にキルスティン・ダンストはこの映画ではすっごく可愛く見えたのだが、「フン、あの八代○紀みたいな顔は何出たって八○亜紀なのよ!!」と『スパイダーマン』の頃から彼女を何故か毛嫌いして憚らぬ身内。
 そりゃ、『スパイダーマン』のあの顔でティーンエイジャーな役柄は、年相応なのにどうかと思わされたけど、そんなに可愛くないかなあ。・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・可愛いよねえ?
 次の映画鑑賞会は予告編を観てスミス夫妻に決定したので、『クムジャさん』はこっそり(しなくていいのだが何となく)会社帰りにでも観に行きます。あと『コープスプライド』もまだ間に合えば。・・・・・・・・って、そろそろ消えるはずだから急がねば!!!!
 あと非常にどうでもいい話だが、映画といえば最近、キーラ・ナイトレイが気になって仕方がない。
 名前が何となく。

 有り難くも勿体なくもここまで読み終えてくださった方は、ついでに下の投票ボタンもクリックプリーズ。
↑エンピツ投票ボタン

 ちうかこのランキング投票ボタンを見ていつも思うのは、

 てめーで投票ボタン押してランキングにてこ入れってのは無効なんですかこれ?

 デビュー当時の八○亜紀並のの姑息さ発揮ですか。
 ダーティーにして、ナチュラル・ボーン・ファイターなもんで。



2005年11月20日(日) ■
ニコモン。


 うーむ。
 ここんとこちょっと増えたアクセスがぱったり途絶えている。
 分かっていたことだが、やっぱり3日ほど間を置いてしまうとダメだな。1日1日は無理かもしれないが、こつこつやらねば。・・・・・・・・・・・

 どうも。
 先日夜から携帯に何度も覚えのない番号から電話をかけられ、シカトしていたら翌朝留守電が入っており、再生してみたらどう考えても関わりのない会社からだったのでそこに電話をかけて間違いを教えてあげて、その事を身内に話したら、

「留守電など待たず、何度か掛かってきた時点ですぐさま電話して間違い電話だと言ってやらないあんたが悪い!」

 となぜか逆に説教された管理人です。
 なんででしょーか?そんなもんなんでしょーか?あたしが悪いんでしょーか?
 私以外の人様は、留守電入ってなかった時点では何者かわからない、間違い電話とイタ電の区別もつかないのに、見ず知らずの番号に電話できるんでしょうか?いやそもそもいい悪いの問題で言うならば、そんなに何度も掛けなければならないほど急ぎの用事なら、もっと早くに留守電入れればいいだろうし、番号間違いに気づかず、私の携帯にかけ続けた相手が悪いんではないんでしょーか?逆に相手に教えてあげた私はまだ親切だと思うんですが?

 ていうかお姉ちゃん、あんたも掛かってきたらシカトに妹は5000点賭けるよ。

 はい。相変わらずイライラ。
 平日は何とか忘れたり誤魔化せているので楽だが、時間のある土日はきつくて、特に今週はどういうわけか昨日から誤魔化しているが、何故か今日は猛烈。

 煙草が吸、い、た、い。

 はい離脱症状。
 抜けきる3週間を前に体内のニコが悪あがき。
 怒濤の勢いで家から3分のスーパーに駆け込み、ガムを3パックほど握りしめて大人買いし、ついでに特価のドリップコーヒーも買ってくる。ガムは今エンドレスで噛んでいるが、まだイライラする。
 それでも始めた頃は、もうイラチ極限か廃人同様になって最長でも1週間未満で挫折するか、続いてもニコレット中毒になるから禁煙の意味なしと見ていましたので、1本も吸わず16日、

「ここ最近、Mさんが煙草吸ってた人だって忘れてました」
「そんなに簡単に辞められるなんて、やっばりあまりニコチンに侵されていなかったのね」(←誤解です)

 と周囲に言わしめるほど普通に生活できているのは、我ながらよくやっているとしみじみ思うのですよ(自画自賛ですまんが)。
 確かに喫煙欲は回数が少なくなってきて、生活の中で煙草のことを気にしなくていい気楽さが手に入ったのは嬉しいし、メシ食いに行くたびに、

「禁煙席で結構です」

 と言えるのは快感だし、なにしろこのたび、一応、(死なないとはいえ)大病院で精密検査など受ける身になってしまった事ですから、それはそれでいいのですが、だからって煙草のことを忘れたというわけではなく、今のように時々突発的に吸いたくなってそわそわイライラする(しかもそんな自分に動揺する)時もなきにしもあらずで、正直に言うと、ものを考え出したり本読んだりすると、ペダル踏んで漕ぎだしたみたいに喫煙欲が立ち上がってしまうのです。
 パブロフだ!パブロフ発動だよ奥さん!!
 ニコチンモンスターとの戦いはまだ、人知れぬところで静かに続けられているのですのよ奥さん!!モンスターの必殺技、あほかと思えるほどの便秘も記録更新しておりますのよ!ニコモンゲットだぜーい!ばーいニン○ンドー!ワーオ!

 ・・・・・・・・・あぁ、頭が働かねぇ。・・・・・・・・

 仕事は何とか暇な周期に入ったからいいけど、全然毎日が、特に休みが1日中ボケーッとしてて、せざるを得んくて余計にイライラして楽しくない。
 具体的に言うと、今やっている話を作り続ける気がしない。
 本当に頭がぼーっとして作れないのか、反射的に来る喫煙欲を恐れて作れないのか、本当に作業が嫌なのでその言い訳にしているのか、それは、まっっっったく、わからないが、とにかくその気にならない。
 今日も「このまま離脱症状ばっか言うて時間を浪費してはいかん!!」とさすがに恐怖感に近い危機感を覚えたのと、やっとアマゾンズからY十M1巻と新暗行御史12巻が届いたので、積んでいた資料やその辺に転がっていた小説を何冊かと一緒にごろごろしながら読んでましたが、

 ぜんぜんだよ!
 何読んでも何聴いてもぜんぜん萌えないよ!!
 ここ2週間、全然テンション上がんねー!!自覚5割引でバカでーす!!
 どうしてくれようムキー!!どうにかしてくれようモシャー!!

 まぁY十Mは、忍法帖でも管理人のツボでない十兵衛先生大暴れシリーズ(しかもよりにもよって私のツボキャラが一人もいない柳生忍法帖)なのでいいとして、特に暗行御史12巻、毎回毎回すっげーたのしみなのに、今回だけは私的には今ひとつ、ていうかガリマール卿の変態サイコぶりとヘモス(漢字忘れた)と桂月香の実際のキャラクターにドン引きしたのはやっぱ離脱症状のせいですか。それとも心のアイドル山道が出なかったからなんですか、どっちだと思いますかT澤さん!←なんで訊くの
 この前買って読破した『忍法創世記』も合格点なんだけど、期待していたよりはいまひとつな感じがしたしなあ。・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・まあ、おたく漫画談義はともかく。
 禁煙開始後、初めて気合い入れて本読んだが、こんなに文字が頭に入ってこない読書は初めてだったのう。
 とこのような感じで、8年間もニコチンの醸し出す脳への刺激とともに妄想にどっぷり浸かってきた私としては、たぶん煙草吸わない人や禁煙成功者には頭がおかしいと思われるのだが(私も少しそう思うので)、刺激なしでこの先今までと同じように生きていけるのか、漠然とした、しかし結構切迫した不安があるんである。

「確かに身体は健康に戻るだろうが、健康ってのは楽しく生きるためのものだろう」
「健康だろうが楽しくなければ生きてたって何の意味もねえんだよ」

 とは言うのは容易いが、それは嫌煙者とか医者とかに言わせればニコチンの見せる幻想、それさえもニコ中の人が持つ思考回路らしく、まあ確かにいくら脳が刺激されたところでニコチンのせいで思考力が落ちていたらどうしようもないわけで、

「ニコチン中毒により鈍麻していた思考力は1ヶ月程度で戻ってくる」

 などと医者の言う事を信じて時間をやり過ごすしかないのだが、

 そんな日が本当に来るのか?

 ・・・・・・・・・というわけで。
 本日は、10日ほどご無沙汰していたニコレットを1粒だけ使用。
 身体が本当にニコチン切れに喘いでいたのか単なるプラシーボ効果なのか知らないが、とにかく焼け付くような喫煙欲は面白いように消え、それ以外は何もない、ああやっぱり全てはニコチン見せるの幻想だったのね明日からまた禁煙頑張ろう、などと思っていたら、ニコチンで腸が刺激されたらしく久々に、しかもびっくりするぐらい長い雲古が出る。

 ・・・・・・・・・便秘、解消したじゃん。・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・いまだに、どういう酔狂でか、脱稿を冷たく生暖かく待っていてくださっている皆さん。
 Mは遅筆をいまだに禁煙のせいにしている弱い人間です。
 このまま復活できなかったらもはやこれまでと堕落した健康体になるつもりでいますので、どうかよろしく忘れてやってください(やる気無し蔵モード)。
 

↑押してくれたら木に登るなんとなく頑張るかもしれませんので、ポチッと。
My追加




2005年11月17日(木) ■
ぜんぜん大丈夫たぶん大丈夫


 予約していたMRI検査の日。
 午前中は出社して、病院に向かう私に、

「Mさん、私も大阪○○病院のMRIには行ったことあるんですけど、あそこの技師って超イケメンなんですよ!」
「それが2人いてどっちもなかなかイケてたんですぅ!是非見てきて愉しんでくださいねっ!」

 といつものまぶしいほどの笑顔で言った子リスに、3時間後、検査を済ませて帰社した私は、我ながら優しい微笑みさえ浮かべて、こう報告した。

「北村総一朗と関口宏を足して2で割って、男前度をさっくり5割ほど引いたようなオッサンひとりでしたけど?」

 ・・・・・・・・・・どうも。
 この相変わらずたわいもない善意を出血大サービス大安売りする彼女が、大安売りだけに自分の発言に全く責任を持たないというのはいつものことで、だからって今更特にアレで何という訳でもないのですが、イケメンMRI技師には会えないだろう事を、最初から何となく予測どころか確信していた自分が面白かった、超絶ひねくれ者の管理人%禁煙2週間達成です。
 ところで注文していた『Y十M』コミックス1巻がいまだ届かず、イライラしております。2巻だけ先に読んでしまった私はどうしたらいいのでしょう!
 24時間以内に発送って言ってたのに、アマゾンズさんのうそつきー!
 ・・・・・・・・・そんな事や、仕事が決算期でイライラしていた事や、離脱症状と生理前だったなど、色々あったせいか最近、てめぇの日記を読み返すとえらくめっきり怖いこと書いてる事に気づきガタブルしておりますが(嘘。でもそういう事にしておいてください)、毎日は間違いなく楽しく、ここ最近は申し訳ないほど気楽しているのですよ。こう見えても私も精神年齢鑑定で37歳と出た立派な大人(←ちょっと落ち込んだ)、プチストレスを面に出すこともなく、普通に笑って生きておりますのよ。
 本当ですよ。
 別に呪殺の為に乳香とか髑髏とかを探し求めに行ってもいなければ、神社の境内を見回してイキの良さそうな神木を物色したりもしちゃいません。あっ、何でブラウザ閉めようとするんですか。怖くないですよ。大丈夫ですって、何なら博愛固め連発しましょうか、って、おげー自分で書いてさぶいぼ発生。
 ・・・・・・・・というのはですね。
 ここ最近のストレッサーと言うか、毎日の仕事でイライラさせられている(いた?)本当の原因は子リスや禁煙より別のところにありまして、それがちと日記に書くことがままならぬほど、無理矢理書けてもおそらく全然クソ面白くもないだろう、非常に込み入ったかつマニアックな経理的な内容の、入社2ヶ月の営業事務の限界を超えている内容で、しかもその為に本社とこちらの板挟みになっておりまして、

「ぬが〜〜〜〜〜〜〜」
「くか〜〜〜〜〜〜〜」

 と、無力感とか人間関係とか焦りとか、3種類ぐらいのストレスで押しつぶされそうになり頭を抱えている時に、彼女が「善意」とか「職場全体の向上心」という名の、単なる潔癖性の我儘(最近やっと私もわかってきた)を、

「ここはこうした方がいいと思います」
「ここはこうなんですよ」

 とかいう言い方でレベルのクソ低い、しかし難易度は異常に高い雑用ばかりぽんぽんと思いつくまま気の向くまま、営業事務の私に言っては、

「じゃ、Mさん後よろしくお願いしますね」

 ってな感じで言い置いて、後は私がそれをやるのを期待どころか信じて疑わないかのような天然無邪気な態度が、営業事務の私を雑用係かお手伝いさんと勘違いしているようで、ますます私のストレスに油を注いで五社英雄の『吉原炎上』ばりに炎を燃え立たせ、八つ当たりに近いストレス発散を日記に書いて世界に配信して、悪い人ではないことを知っているだけに後から、

「悪いコトしたなぁ」

 とちょっとズキズキしているだけの話です。はい。ブエノス・ノーチェス。
 いやさ、所詮事務は何でも屋さんだし、こんな人手の少ない職場では下世話な仕事なんぞしたくなくても、多少は割り切らなければ仕方ないんだけどさ。だけど私の本職は営業事務であって経理でも雑用係でもないわけで、その本職の処理能力さえもまだまだ限界があるのに、いちいち皆の期待に応えられる訳がないわけさ。
 ちなみにその、自分では温厚だと結構本気で思っている私をイライラさせる経理的な本件については、10日ほど前、ついに本社経理サイドと支社長(直属上司)を相手に回して、最悪では本社におわす社長より直々にお怒りを食らうもやむなしな覚悟でブチ切れてみましたところ、放出していた殺気が本物であるという事だけは関係者の皆様方にも伝わったらしく、なんとか解決に動き出した(はず)なので私としましてはこれから多少は精神的に楽できる(はず)かと。
 月末月初が来るまでどーとも言えないけど、そう思いたい。
 そげな複雑な心境でいた矢先にまた子リスが新ネタを持ってきやがりまして、2、3日ほど前、

「前の人が私物で持ってこられて給湯室の流しにつけている浄水器、4年間ほっぽらかしで私もつねづね気になっていたんですよ。で、そろそろフィルターを替えた方がいいと思うんですよねMさん」

 とまた例に漏れず言いくさりましてこの二本足の小動物。
 あきらかに私に「前の人が持ってきた、説明書も何もなく取り扱いも分からない浄水器を私が取り外してメーカーを確認し、私が換えのフィルターの在庫を確認して手配して、付け方もわからないのに付け替えろ」という意味だと解釈した私は、給湯室で一人びしょ濡れになり浄水器ごときと格闘するのはとっても嫌だったのでこう言った。

「あー、メーカーがわからなければ対応フィルターも探しようがないし、分かっても4年も前のものなら手に入るかわからないでしょうねー。会社が備品として買ったものならともかく、個人の私物という事であれば私にはわからないので、すいませんけど諦めて貰えませんか?(倦怠感と大雑把魂もろ出しの直球勝負)」

「えー、でもぉー(予想外だったらしい私の突き放した言い方に途端に難色を示す子リス)、そしたらこのままうちの浄水器はほったらかしなんですか?大阪市の水って、浄水器つけないでも大丈夫なんですか?」
※淀川を水源とする大阪市の水道水は大阪人にさえ日本一汚いと固く信じ込まれている(らしい)

「大丈夫です。(何の根拠もなく断言する私)今の大阪市の水道水の水質はすんごく改善されてて、モニターの味覚試験でも半数以上がミネラルウォーターと違わない、って回答したらしいですよ。トリハロメタンが大幅に減少したって地下鉄にも広告載ってました(これはほんと)。それに淀川だって今やシジミが養殖できるほど水質が戻っているんですよ?」

「えっ、そうなんですか?じゃあ大丈夫なんですか?」

 と思った通りの引っかかりやすさでデータに騙される子リスにしめしめと思いつつ、とどめを刺す私。

「ええ、たぶん。まぁ、浄水器にも汎用フィルターみたいなもんは多分あると思いますから、どうしてもと仰有るならばそのうち探してはおきますよ」

 残念でした。
 汎用フィルターの存在、本日現在まーったく確認できておりません。する気もありませんごめんなさい。
 だいたいだなー、普段は水道から生水なんか飲まないし料理するわけでもない、電動ポットにはカルキ抜き機能だってちゃーんとあるんだし、もともと浄水器のフィルタの寿命なんざ半年がいいところで、4年間もほっぽらかしだったらもはやあの浄水器は、今や何の役にも立たぬ水回りのちょっとイカしたアクセサリーに過ぎずだな、つまり、

 君たち3年以上も大阪市の水道水モロ飲んでたって事で、今更心配しなくてもぜんぜん大丈夫。

 あ、ちなみにこれ読んだ方、浄水器の汎用フィルターなんぞ見つけても、当社の経費削減と私の有閑事務ライフ満喫の為にも、メールよこしてきたり掲示板なんぞに書き込まんといてくださらんようお願いします。見つけ次第、「チッ余計なことを!」と舌打ち混じりにさっくり削除ボタン押しますので。

 まあ、何が言いたいかと言うと、入社2ヶ月にしてだんだんと知恵がついてきたって事ですわ。これでダメ社員の道を安心して邁進でき、将来は安泰というわけです。ぐっふっふ。ぐっふっふっ。

 ところで当へっぽこ日記ですが、エンピツへの公開と『ランキング投票ボタン』はじめました。
 これって読んでいてわかる人にはわかる、わからん人にはさっぱりな代物でしょーが、とりあえず押していただければ管理人の活力となり、次もなるたけ早く書く気になるかもしれませんし、「お前の日記なんか読まねえよ!け!」な方も、押していただければ管理人が頬を染めて忸怩たる思いで研鑽、精進する気になるかもわかりません。
 

↑エンピツ投票ボタン
My追加


 ・・・・・・・・・・・でも、エンピツの中ですんげー面白い、ステキ日記を見つけてしまったので、当分はそちらの方を読破三昧っていうか、それがあんまりステキだったので自分の日記当分要らねぇなと思ったり。
 こういう感じの文章、白夜さんあたりに教えてあげたら嵌るだろうな。ふっふ。



2005年11月14日(月) ■
うわぁナイマクショーってなんだろう


 あーい、あーい、どうも、どうも。
 持病と言ってももういいぐらいの生理痛が毎回毎回あまりに酷く、その都度会社を休んでしまい、しなくてもいいとは思うのだがすげえ気兼ねしてしまう管理人です。つーかうちの職場は皆さんいい人には違いないのですが、どうもいい人たち過ぎるというか「そこまで気を遣ってくださらなくても」と言いたくなるような仲間意識と社会性に満ちあふれた人ばかりで、私のような「本当は傍若無人なのだけれど他人との距離の取り方がいまひとつズレていて馬鹿丁寧になってしまう人」はかえって気を遣って疲れます。
 つーかですねまたしてもTさん、会社関係の連絡はですね、携帯メールよりうちの会社のパソに送ってください。
「休みます」
「15分遅れます」
 と移動中に私のケータイに送られても会社着くまで見ないっつうかですね、会社のパソコンに送られて来たのを朝イチでメールチェックして見るのと、何がどう違うのか分からないっつうか、携帯電話なんだから本来の用途通り会社に電話すればどうなんだっつうか、ていうか私のような人種はあなたのような方には存在自体信じられないかもしれませんが、私はケータイメールを使いこなせないんですってばよ!!←最悪
 それにケータイだと忘れたらしまいだし、私は内勤だから会社のパソが一番正確かつ無難、っていうか、会社の連絡ツールってな営業はともかく、個人のケータイよりそっちの方が普通なんじゃないのか?
 あと、私が「午前中休みます」と用件書いて送ったら、その都度いただくお気遣いのメールは2度も3度も要らないですから。会社休むほど体調が悪い時に何度も携帯メール打たせないでください。
 こんな感じで毎日毎日、善意と言う名の真綿に首をしめられ続けて息が詰まり気味な最近ですが、あまり黙ってニコニコしているのも、向こうのお節介フラグを必要以上に立たせてしまう上に、こっちも心身の健康に悪いので、ここ数日は極力ズバズバ言うようにして相手の干渉を遠ざけようと試みる私は嫌な奴かもしれません。
 今回もそんな感じで生理痛がやってきて、仕事もちょうど暇で休んでも良かったのですが、またそんな事して向こうに余計な気を遣われて余計なことを言われて、(主に私が)イライラするのが嫌だったので、仕事を昼からさぼって、先月にTさんに紹介された大病院の婦人科に行ったわけですよ。
 そこで早速超音波検査を受けてみたところ、

「子宮内膜症の可能性が高いので、手術が必要かどうか検査しましょう」

 といきなりカンサイジンじゃないと一発でわかる滑舌のいい医者(男)にきっぱり言われて、予想斜め上の展開に茫然としている間に同意書書かされて、週末に否応なくMRI検査が決定してしまったという。

 あー、ただでさえ手取りが少ない月に、またしても万単位の検査費用が――――――――!!!←気にするのはそれかい

 ていうか医者、いくら生理痛の鈍痛でイライラし消耗しておるところを、あの固いパイプ椅子に2時間も座らされてそれも臨界点に来ており、診察室に入った時には患者(私)の態度が凄まじくふてくされていたからってですね、決めつけるの早すぎというか、わかったとしても患者(私)の心の準備ができてない時に言うなとか、もちっと調べてからにしろよと言うか嫌がらせにも程がありますみたいなさ(※たぶん違います)!!
 いや、まあ、不幸中の幸いというやつで、命に関わったり悪性の病気ではないそうなんですが、禁煙した矢先にこれってまじ冗談じゃねーよ!とか帰り道ちみっと凹んでみたりもしたが、まだ、

「ごめん。MRIで調べてみたけど違ったわ」

 てな展開にまだしつっこくも期待もしており、医者も、

「良性の病気だし、この程度なら手術せずに経過観察している人はたくさんいる」

 と言っていた事なれば、手術しないで済む(とたぶん思う)今の段階で見つかった事は、まだ全然運が良かったのだと思っておきます。はい。てゆーか手術は、転職直後でカネがないのでマジで困ります。
 いや一応医療保険には入っているし、健康保険も適用されるとの事なので、懐はそんなに痛まないと思うのだが、言ったらまぁ20年近く付き合ってきて、「たかが」と呼べないこともない生理痛に手術費用20万(自己負担分)てのも気が引け、いやいやしかし、投薬治療しながら経過観察ってのも、ホルモン剤の副作用とかで1日中ぐったりとかして気が滅入るぐらいなら、私自身の為にもここいらでいっそずばっと、さくっと、ぞぶっと。・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・まぁとにかく、昨日からこの青天の霹靂で、禁煙の事が頭からふっとんでしまったのは、ある意味、自爆ショック療法で禁煙成功ですか?てな感じで、偶然とはいえこのような事態が自分の身体の中で発覚してしまったのは、無論その1日1箱×8年間の喫煙歴が全く影響していないはずはなく、むしろ天罰と言うか、因果応報としか言い様がないように思え、

「知らず知らずに散々、自分のことを虐めてきたのだなあ」
「なんだかんだ憎たらしいことを散々ほざいてみても、有り難くも心配してくれる人は自分が思っているよりはなんかいてくれるし、誰より自分のためにも自分のことをもっと大事にしてあげよう」

 とガラにもなく遠い目をして思い、禁煙への決意が嫌でも(すっごい現金なあんた)固まりましたので、まあある意味おめでとうというか、この程度で済んで良かったのですね、という感じだな。
 しかし管理人はただでさえ身体の調子がちょっとでも悪いと、本棚から禁書『よくわかる家庭の医学』をひもといて、
「おお、今私に起きているこの倦怠感はガンの症状では」
 とか、
「ああこの便秘は直腸癌の兆候じゃないのか〜」
 とか、一人で勝手にバーチャル重病人になり夜中に懊悩して眠れなくなるという、ある意味異常におめでたい人でして、その日も全くノーマークだった婦人科で手術と言われて動揺しないはずもなく、寝たり起きたりを繰り返し己の来し方行く末までに思いを馳せ、翌朝は当然睡眠不足で、しかも生理痛がまだ本当に痛かったので翌日も休む。
 が、その日は本社への提出物の期限だった事を思い出し、行く。
 で、職場の最寄り駅の改札をくぐった頃に、またしてもTさんから、「『提出物は明日でいいから今日はおとなしく寝てろ』と上司が言っていました」と携帯にメールが入る。

「あと5分程度で着く所に今いるんですけど」

 と書いて返事を送ろうかと思ったが、「それを書いて私はどうしたいんだ」とはっと自問の心が起こり、間違っても「ここまで来たからには!!」などとせっかくの上司の厚意を無にしてまで仕事がしたかった訳でもないので、そのまま喫茶店に座り、2〜3回メールのやり取りをしてすごすご帰ってくる。

「支社長にメールしといた方がいいと思います」
「今日の提出物のこと、Kさんにも言ってくれてましたから」

 Tさん相変わらず気遣い台無しです。

 いや、そりゃ上司にメールなり電話なりは当然のことですから言われなくてもするつもりでしたが、つまり私が休むことで提出物を出せなかったことで迷惑の掛かるKさんが、案の定私に文句を垂れていたというのが丸わかりじゃないですか。・・・・・・・・・
 明日Kさんに謝っとこう。・・・・・・・・・・
 っていうか、何で私、病気が発覚してるのに、そんなにまでして気を遣わなければならないんだろうか。・・・・・・・・・しかも結局今日した事って、職場の近くまで電車2本乗り継いで1時間かけて何しに行ったって、カフェオレ飲んだだけっていう。・・・・・・・・・
 まぁ、禁煙に着手できたのも病気がわかったのも、結局はこの人の有り余る善意のお陰な訳だから、私個人の好き嫌いはさておいても感謝の気持ちだけは忘れてはならないし、本当にこう考えるのはきっと私が病んでいるんだろうが、

 いつかこの女は刺される。

 次はその善意で私に何が起きるのか、私は何で動揺しなければならないのか、怖くて仕方がない。こわいよこわいよこわいよ。
 ていうか、最近、彼女のことは「天然で腹黒い人」と思っていたが、それは実は社長に「けとばしたい」と言わしめたおっさん67歳の方で、この女は絶対、自分の一言に翻弄され苦悶する私を見てささやかに喜んでる。
 笑顔で黙らせる術を身につけなければ。・・・・・・・・・




2005年11月13日(日) ■
ぱりぱり。


 どうも。
 最初からローカルな話題ですいません。
 通勤に使っている地下鉄の広告に昔から張り出されている某老舗ホテルのバイキング(関西最大級)に、是非今月か来月行ってみようと最近突発的に決めた管理人です。
 決めてとなった理由は特にないのですが、職場から20分程度で行ける所だし、今月は自分の誕生日あるし、煙草も取り上げられちゃったのでごちそー食べるぐらいしか楽しみないし、広告の写真に出ている「鶏肉とカシューナッツの炒め物」と「和牛もも肉のロースト」と「タラバガニ」が私を誘っているので、仕事帰りにでもプラス飲み放題で、そのうちブラっと。はい。
 すげーお寒い理由ですいません。
 つーか、どーなんでしょー?
 いくらうまい飯が食い放題で飲み放題だからって、同僚や友人を誘うにはちと微妙な価格設定のホテルバイキングで、『みょーれー』の女が会社帰りにつかつかと寄って一人でおいしいものをむさぼり食うってのはアリなんですか?
 管理人、一人でどこへでも食欲の赴くままにご飯を食べに行く子なので全然わかりませんが、バイキングって一人で行くもんなんだろうかと素朴な疑問が今。ていうか、こういう時に一緒に行く連れというか男もいないのはどうなんでしょうか?こういうのって訊かれた側は答えられない質問するなって感じなんでしょうか?
 空気読めなくてすいません。
 相変わらずの日々闇雲な日常です。

 さて。
 本人も10日もニコチンを入れていなければ、大概その事ばっかり考えている訳じゃなくなってきたので、結構面倒くさくなってきたが、とりあえず禁煙日記。
 とりあえずこの10日間を振り返り、そろそろ禁煙してからのメリットとデメリットを箇条書きで書き出してみると、困っているのは、

・激しい便秘になった
 ビローな話ですいませんが、ブツが出ない。
 出ても3日に1回でしかもその日に3回出るみたいな、そんな嫌がらせみたいな出方でですね!そういう時、とっても困るのがですね!会社が入ってるビルのトイレットペーパーが枯れ葉みたいにかっさかさに固いんですよ!
 そんなんで拭いたら速効切れ痔間違いないから、拭く寸前にわしわしと揉んで少しでも紙を柔らかくするのですが、そんな可愛い努力も1日3回とかになると追っつかねーで、やっぱり切れるんですよ!プンプン!!
 今んとこビ○フェルミンで何とか対応しているが、えらいことです。

・間食が止まらない
 冒頭のバイキングといい、煙草を忘れ去るまで喫煙欲以外の欲望を甘やかしている、そうせざるを得ないと自分の逃げ道にしているのは確かだが、間食だけで1食以上の摂取カロリーを確実に摂っているドカ食いぶりは我ながら異常。
 仕方がないので、細切り昆布を食って腹をふくらしたり口寂しさを紛らわしたりしているが、さきほど1時間程度で煙草1箱分食ってしまいました。塩気で唇がひりひりします。
 っていうか、これが昆布でなくチョコレートなら、煙草の存在を忘れ去る前に肥満で寿命縮めます。いや、昆布も出し昆布とはいえ結構しょっぱいので、いくら海藻が身体にいいったって、このまま続けていたら将来はヨード過多で甲状腺異常、塩分過多で高血圧になるよな気がしてなりません。
 えらいことです。

・夜更かしが出来なくなった
 禁煙以来私の瞼にはタイマー付きシャッターが埋め込まれたらしく、夜の1時以降になるとシャッターが「また明日お待ちしています」のアナウンスと『蛍の光』とともに落ちて意識が途切れる。←閉店
 そもそもニコチンで脳を刺激して起こしていた自体が異常、と言われれば諦める他ない、というか私は確か(←確かとか言ってるし)喫煙前は11時台〜12時台にあくびが出て寝る子だったので、極めて自然な流れではあるのだが、夜中の脳活動にほとんど期待できなくなったので、起きている時間を効率的に使わにゃならんのだろな。
 
 逆に禁煙して良いことは、

・肌が綺麗になった
 以前から頬や鼻の横によく白ニキビらしき吹き出物が出て、スクラブや毛穴パックもほとんど効かなかったのだが、それが禁煙3日目頃からパタッと途絶えて、肌の凹凸が消えた。皮脂の分泌量が全体的に減ったかして、鼻の頭のテカリや化粧崩れも減り、毛穴汚れも目立たなくなった気がする。
 まあ煙草をやめたら肌が綺麗になる、とはよく言われることであって半信半疑だったが、今のところ一番結果が嫌っちゅーほど出ているのが、自分の顔。
 あと、肩こりと全身の倦怠感もかなり軽くなった。

・精神的に落ち着いた気がする
 喫煙していた間は無意識にたえずイライラし、何かに追われて焦っていたような気がするが、今は離脱症状があるにもかかわらず、そんな漠然とした不安が本人がおかしいと思うほど消えている。
 実は喫煙すると、脳は酸素不足になって集中力や記憶力などの思考能力が非喫煙者に比べて悪くなり、30〜40分煙草を吸わないと禁断症状による集中困難が常時起き、それを続けているとだんだん物事を考えるのが面倒になっていくらしい。
 もっともそれを最初から知って吸う奴はいないだろうから、

「ものを考えるために自分は煙草を吸っている」
「インスピレーションや集中力が沸く」
「煙草を吸うとアイデアがひねり出せる」

 と自分では断固確信していても、それはニコチンほしさに脳が実際の効果とは逆の暗示を掛けているだけに過ぎないらしく、むしろそれを強固に信じるほどに、

「禁断症状により思考能力が落ちる→煙草を吸ってニコチン供給する(それでも非喫煙時より能力値は低い。また煙草を吸うことで自分は思考しているという自己暗示に安心し、実際は非喫煙時より効率が落ちる)→ニコチンが30分程度で身体から消える→禁断症状がまた現れる→最初に戻る」

 というサイクルに気づかずに捕らわれてしまうようで、小説を書こうとするときに煙草がなくて、そのほかは禁煙前と全く同じ事をしているにも関わらず、自分でも驚くほど手持ち無沙汰で、時間の経過が長くて長くて仕方がないように感じるのは、勿論煙草だけの所為にする気は毛頭ないが、つまりはそういうことなのかと、そんな気づきたくもなかった現実に気づいて愕然とする。

・よく眠れるようになった
 いや、今までも十分よく眠っていたつもりだったのだが、この1週間で熟睡という言葉の意味をしみじみ思い出した。

 まあ、最初は職場の雰囲気と上司命令と同僚のお節介に圧されての事だったが、そういう禁煙のメリットがわかってくれば、少しは自分の意思で継続する理由ができたというもので。
 失われていた(らしい)思考力(とやら)がどれだけ戻るのか、これから見せてもらおーじゃないか自分。

 あとは映画の話。
 映画『ミリオンダラー・ベイビー』をビデオで観る。
 『アビエイター』でアカデミーを獲る気満々だったディカプリオから、主要4部門賞かっさらった市長もできれば映画も撮れる才人俳優、クリント・イーストウッド監督の恐ろしく出来ばえのよい映画。というのがだいたいの前評判だったように思う。←うろ覚えでここまでズバズバ言ってます

「何でこのテーマでボクシングでなけれぱならんかったんだ?」

 とは一瞬ちらっと思ったが、それはこれが原作付であり、原作者にとってボクシングは重要なファクターだったという事で解消される。
 この作品もそのうちに入るんだろうが、いわゆる「感動作」とか「ヒューマンドラマ」と銘打たれている作品によくある、「ほれ観客よ感動しろ」「ここだよ。ここがこの話の泣きどころだよ」と言わんばかりの厭味な押しつけがましさが、この作品には全くといってなく、ただ丁寧な人物描写とエピソードの積み重ねを繰り返す事によって、深く静かに観客の感情移入を誘っていく手法にとても好感が持てた(とか批評家風に言えばいいのか?)。
 先に観た身内は、ハングリー精神もろ出しスポ根映画だと思って借りたらしいだけに、「最後が可哀想すぎて微妙」と言っていたが、私は全て見終わった後に、

 『あしたのジョー』のジョーを女の子にして、丹下のおっちゃんをイーストウッドにしてハリウッド恋愛映画にしたらこんな感じになるのだろうなあ。

 と思っていたことは内緒。
 イーストウッドは老けても相変わらずかっこええね。
 あと今もんのすげー劇場で観たいのは、

『親切なクムジャさん』

 と、

『七人のマッハ!!!!!』

 ですかね。また、周囲に嬉々として感想を語ったり話題を共有できない、微妙にポイント外した映画に引きつけられましたねこの人(←いつものこと)。クムジャさんは、公式HP見た限りでは『女囚さ○り』みたいな感じなんだろうか。
 なにしろ、

「たくさん食べて早く死んでね」

 ですから。
 明日以降も覚えてたらそのうち観に行こう(←その程度かい)。 ・・・・・・・・・

 ところでサイトの方ですが、案の定11ヶ月も閑古鳥で更新も夏以降さっぱりというダメ予定調和の世界なので、そのうちもっとコンテンツ今以上に減らして、来年あたりは完全に日記オンリーサイトにしてまうと思いますですよ。
 もともと書きたいことを書きたいときに書きたくて作ったサイトである事だし、日々のアクセス数の閑古鳥ぶりを考えると、クレームなども来ないだろうと睨まれ(こんな所でもどういう訳か来てくださっているコアな少数派の方々、ありがとうございます。土下座)、どういう展開になろうと私の勝手であるからには私自身はいいんですけど、小説は案の定これも未完かよってのが。
 やーいだーめーにんげんー。
 つか、何で最初から更新なんて無理やねんから、おとなしくブログにせーへんかってんやろ。見栄っぱりぱり見栄っぱり。




2005年11月12日(土) ■
キアイ


 あい、どうも。
 禁煙1週間達成の管理人です。
 光のイチバンのCMでひろみちお兄さんの体操と一緒に流れている、いかにも1日で思いついて3時間でキー打ち込んで作りました的なチープ感あふるるあの歌が、頭にこびりついて離れません。歌もCM自体もヘボなアレをインパクト大にしている、ひろみちお兄さんの体操からあふれ出る熱気というかテンションの高さは凄いと思った。
 どうでもいいですか。
 はいすいません、どうでもいい事なんです。
どうでもええ事を語れるほどに一応は回復した、という事が言いたかっただけなのです。
 ああ1週間をこんなに長く感じた経験って、人生でもそうそうないんじゃなかろーか。

 ということで、書いてる自分もニコチン抵抗が少なくなるにつれ、大して面白くなくなってきたので、ザクッと書いていきます。
 連日続いた不可抗力の眠気と朦朧と倦怠、離脱症状もろ出しやさぐれモードだったこの1週間はうんざりを通り越して、禁断症状の典型パターンににみごとに嵌っている自分が面白くなってくるほどだったが、一昨日あたりの午前中頃、少しずつものを考えられる状態になり眠気も耐えられるようになってきた事も気づく。
 が、その前日あたりからどういうわけか、夜中の3時頃に突然覚醒するようになる。もっともそれは不眠でも睡眠不足でもなく、眠気そのものが、
「長期間ニコチンで刺激し覚醒させてきた脳のストライキ」
 とか、
「ニコチンの量が一定量以下に下がると自律神経の働きが一時的におかしくなる」
 と言われている通り、これも体内に蓄積されたニコの悪あがきと思われるので、とにかく寝たいときに寝たり食いたいものを思い切り食ったり、これまで通り喫煙願望以外の欲望に忠実になる事を続ける。
 しかし毎度毎度愚痴を垂れるようで悪いのだが、周囲の非喫煙者(嫌煙者)というものは、煙草の害は聞きかじりの耳学問でわかっていても、その正体であるニコチン依存の威力と禁断症状の凄さは知らない、というか本当に知りようがないらしく、出社して私に禁煙のきっかけを作ったデザイナーTさんに、
「禁断症状で死ぬほど眠いんです。・・・・・・・・」
 と言ってみたところ、この最近友人様に携帯メールで『コンババ』(=根性ババ色)と言われたらしいネエチャン、

「えぇ〜、煙草ぐらいでそんな事あるわけないですって、アハハ」
「Mさんなら全然大丈夫ですよぉ〜」

 とか軽――――く、本人が所構わず眠ってしまうことの異様さを自覚していて医者も不可抗力だと言っている事の、何がどうそんな事がなくてどう大丈夫なのか、その根拠を私の奈辺の何にどう期待しているのか、ニコレットを買ったと言った時も、

「ダメですよMさん、ニコレットはお金がかかりますから気合で禁煙して、そのお金を煙草貯金に回すんですよぉ〜」
(←※1日の煙草代300円程度と仮定してだいたい2〜3ヶ月で金額は同じくらい。煙草はその後も吸い続ける事を考えれば十分必要経費の範囲。っていうか、カネ出すの私)
「大丈夫です、Mさんならその強い意思で絶対に出来ますって!」(←※できません)

 と、全然根拠というものを感じさせない勝手な返答をまた、例の子リスのような笑顔でほざきやがり、とりあえず管理人も、発端は善意であってまた禁煙の詳しいことなど別にわからないでも構わないのだが、最近ただ単に面白がられているだけかもしれないと感じるようになってきたので、そろそろ笑顔で、

「いーや。この眠気は、まぎれもなくニコチンの離脱症状なんですよー」
「ニコチンは大麻や覚醒剤なんかまず比較にならない世界最強の薬物で、その依存症はもちろん治療が必要な病気という観念が最近、日本でも広まってきているらしいですが、薬物依存である以上は禁断症状が必ず出るもんでして、その中の典型的な一つがこの眠気なんですよー」
「っていうか日中、外を歩きながら、コンクリの上に倒れ込んで頭を打ち付けてでも眠りたいと思うような眠気なんて、どんな睡眠不足でもあり得ませんよねー、覚醒剤のジャンキーに向かって気合で治せなんて普通は言いませんよねー」
「もっともー、ネットで読んだ禁煙日記の中にはぁ、禁煙の為に長期休みを取って家の中に引きこもり、離脱症状の間は食事もまともに取れなかった人もいるみたいですし、本当にニコチンの呪縛を取り去るには、人によっては10年ぐらい掛かるって言いますから、会社に来られて普通に生活が出来てる私なんてまだ全然マシだと思いましたねー」

 などとまあ、明るい、雑談口調で、せめて向こうが気を悪くしないようにソフトに勿論言ったつもりなのですが、内容を要約すると、

「お前(嫌煙者)が思ってるほどぬるまったくできるモンなら誰もが成功しとるわ!禁煙ナメんなウルァ!」

 と己をジャンキーと名乗る自爆カウンターを連撃ヒットで返したわけですよ。ついに。そしてその数瞬後、子リスからは、

「・・・・・・・・・あ、あの、私には、煙草吸う人のことはよくわからないですけど、Mさんの事は応援しますので、頑張ってくださいね!」

 という今更みたく自己弁護付きフォローをぶんどりましたが、10日前、「私と一緒に禁煙しましょうよ!」とか頼みもしないのに言ってきた当の本人でさえこれなんだから(まあわかってた事だけどもよ)、禁煙中で離脱症状まっただ中、ぼーっとして仕事で失敗したりイライラして周囲の顰蹙を買っても、離脱症状がどういうものであるか理解して貰えない職場や家庭だったりすると、

「このまま吸わないと仕事や人間関係に支障が出る」
「このままでは人に嫌われてしまう、喧嘩してしまうかもしれない」
「そうなるぐらいなら煙草を吸うべきなのではないか?」
 
 とか煙草を吸うもっともらしい理屈をつけてもう一度喫煙天国(地獄かもしれないが)に逆戻りしてしまう人ってのも、当然いるんだろなと思う。
 しかしそれは本人個人の意思の問題ではなく(意思だけで辞められるものなら例外なく辞められるはずだから)、ニコチンの洗脳作用と禁断症状で本人も無意識のうちに「煙草を吸うよう」に思考回路が出来てしまっているだけの話で、それを「禁煙できなかったのは本人の意志が弱いのだ」と決めつけるのは、いくら喫煙者がノンスモーカーにとって臭い煙を吐く嫌われ者だからったってですよ、非喫煙者であるという事がただ単に神の仕組んだ偶然に過ぎず、明日はスモーカーの一人になるかもしれないというのに、超理不尽な話だなと思うんですヨ。
 そういう事なので嫌煙者のみなさんへ。
 理解するのは到底無理だと思いますが、喫煙は一応、病気という事らしいですから。ヤク中らしいですから。
 だからって耳学問で煙草の害を色々知ったかぶりされて横からやいのやいの責め立てられたり嫌われても、喫煙者はちょっと悲しい思いをして自分を責めて、ますます煙草が手放せなくなるだけだと思うので、よく皆さんがおっしゃる通り、「一人でもこの世の喫煙者を少なくしたい」と本気で考えているなら、

 禁煙中は本人の言うことを信用してやってください。煙草を吸うための嘘以外は。

 ・・・・・・・・・いや、禁煙中の脳みそは例外なく「煙草吸いたい」の一念以外にないおバカ仕様なので、しらふで見れば、嘘とそうでない見分けぐらい簡単につくはずですから。
 そして、禁煙中というものはそれ自体、人に喜ばれたり褒められるとやはり嬉しい、それが支えになるものなので、「ほれ見ろ」と言わんばかりに煙草の害悪を語り出すよりかは、とにかくボランティア精神剥き出しのルーチンワークでも心がこもってなくても「わー、もう3日目なんですかー、すごーいパチパチー」とか何とか適当に褒め続けると、タイムボカンの豚の如く木に登り「プー」と頑張ったりするかもしれませんよ。
 ま、ただ敵を人に排除させる事しか考えず、その本質を知りようのない人に理解を求めても仕方のない事ですが、あなたの隣人はあなたの知らない間にあなたの目にはまったく見えない敵と戦っている事だけは、どうか頭に置いておいてください。

 ・・・・・・・・そして目の前の子リスはこう言った。

「・・・・・・・・じゃ、じゃあ、私もMさんにお付き合いして、大好きな甘いものを断ちます!」
「(そんな事されたって何になるんだと思いつつ)いえ、どうせお付き合いいただくなら、Tさんには以前ご自分で中毒と認めておられたコーヒー断ちを是非お願いします」
「え?」(笑顔が消える子リス)
「ほら、コーヒーの中に入ってるカフェインも中毒になれば大概身体に悪いですし、直腸癌や胃ガンや胃潰瘍、不安やパニック障害の原因になりますから。それにカフェインは手足の痺れ、震え、不眠なんかも誘発するんですよ。まー、コーヒーの飲み過ぎでパニック障害を起こした症例もあるそうですし、だいたいあれも刺激物ですから、Tさんのように空きっ腹でがぼがぼ飲むと胃が荒れたりしますからねー、あれを節制したらさぞかし身体のためにもいいのではないかと」
「(口調が断定的に変わる子リス)・・・・・・・・・で、でも、私、コーヒーは1日5杯ぐらいしか飲んでないし!それにほら、カフェインは身体にいいって言われてるし。・・・・・・・・・」
「それは1日1〜2杯の話であって、Tさんのように頭痛やめまいといった中毒症状を起こすぐらいなら立派に飲みすぎでしょう?コーヒー1杯のカフェイン含有量が100�咫腺隠毅悪咾韮鞠佞覆蕁�立派に不安症状が出て集中力が減退してもおかしくない中毒患者ですよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、で、でも、私、コーヒーには牛乳入れて飲んでますから大丈夫なんです!」
「・・・・・・・・(勝ち誇った冷たい眼で観る私)ああ、・・・・・・・・・牛乳入れたらカフェインて大丈夫なもんなんですか?・・・・・・・・・へぇ――――――――」

 まあそのへんにしといたろかフフン。
 色んな意味で俺の勝ち確定。

 眠気も消えて徐々に絶好調の予感を感じつつあるところで、ではでは。



2005年11月09日(水) ■
悪魔は死に際に子守歌を歌う

 
 どうも。
 ニコ切れの影響でひたすら眠い管理人です。
禁煙は相変わらず続いており、今日で6日目。
 離脱症状の一番きつい時期が過ぎ、昨日の朝から今までの40時間以上の間、ニコ補給はニコレット2個のみ。
 嫌煙症状は現れていないと思うし、吸いたい瞬間もないこたないが、我慢できないほどのジレンマに悩まされることは全くなく、傍目で他の人がうまそうに煙草を吹かしていても別に吸おうと思わない。
 が、
「こんなにすぐやめられるなら、1本ぐらい吸っても大丈夫よね」
 と迂闊に分かれ道の1本を吸わせて、土砂崩れ的に元に戻そうってェ体内にまだ潜んで目論むニコチンの狡猾きわまりない罠も十分あり得るのと、人間何年も毎日毎日無意識レベルにまで叩き込んできた慣習的行動が簡単に変わる、上書きされるわけがないので、油断は禁物。
 そんでまあ日に日にニコチンへの願望は自覚できるほど軽くなりつつあるが、「1日中意識が朦朧+昼間でも眠い」はどうにかならんかな。
 実はこの「眠い」というのは離脱症状の典型的な1つらしく、ニコチンを(ニコレットで摂ると)一時的に頭が冴えるのだが、効き目が切れるなりリバウンドか知らないがこれもその場に倒れ込みたくなるほど眠くなるので、日中あんまりニコレット食えない。←それが2個の理由
 誇張ではなく、昼に寄ったシアトルズカフェでは飯食った後、クソ恥ずかしくも人目を憚らずぐーすか(多分気持ちよさそうに)寝てた女は私ですのでね。なんの一人衆人監視プレイでしょう私。文化の日も土日もほっとくと、ずっと何もせんとごろごろ寝てひたすら睡眠を蓄積してましたしねこの女。
 うー、しかし眠いなー。
 朝仕事に出て仕事して(しかもとろい)昼飯食って仕事して(しかもミス連発)8時か9時頃に帰ってきてご飯食べて風呂入ってバタンキュー、なにも楽しみとか娯楽がありゃしねえし、今寝る以外に何もやる気がしねえ。
 イライラするのは喫煙願望というよりむしろその時間の浪費に対してであって、

「吸えば意識はっきりするんじゃねーか」
「(ないとは思うが)あたしはこのまま一生こんな状態なんじゃないだろーか」
「吸ったら元に戻れるんでは」

 などと思うのもまた離脱症状から逃れたい一心でニコチンが囁くお約束で、管理人も例外なく「吸いたいマン」の幻影に囁かれ続けられているのだが、ここでうっかり別れ道の一本を吸ってしまうと、

「Mさん、ダメじゃないですか。・・・・・・・・・」
 
 と、いつもフワフワした口調のTさんが、抑揚のない冷酷無比の軽蔑と怒りの入り交じった口調で叱責して来ること確定なので、吸えない。なにしろ、煙草の箱(中は細切り昆布入り)取り出したのを見られただけでそれだったので、本当に吸おうもんならなにされるかマジで知れん。
 ていうかこの人は悪い人ではない、むしろいい人過ぎてありがた迷惑。
 煙草の功罪も吸うに至る心の陰影もニコチン依存のニの字も知るはずもない、「煙草なんか女の子なんだから絶対にダメ」「やっぱり女の子の娯楽は甘いものでしょ」ってな本当にお菓子のような甘っとろい価値観と、

「喫煙は絶対悪、喫煙をやめさせるのは絶対の正義」

 とか無知で素朴で一方的な自己満足と優越感に裏打ちされた嫌煙観念に凝り固まった、胸くそ悪い、それでも表向きは感謝しなければならない非喫煙者。
 つか、勧めた本人含めて、今の状態がどれだけ辛いか、眠いのが本当に離脱症状という身体の生理反応だと理解して貰えない、わかった振りをされても私がむかつくのが一番辛い。
 そんなのに一度でも一生取り消すことが出来ないほどに軽蔑され、(一度だけでもそーとー不愉快なのに)これから禁煙に成功するまで、永遠に、脅しや理論武装や憐憫やくだらない男女論の入り交じった、押しつけがましく独善的な説教を毎日職場で垂れられ人間関係を壊すぐらいなら、どんな手を使ってでも今煙草とは縁を切るっていうか吸わん。
 すげー歪んだ理由、というか、昼の世界に対して闇のエネルギー炸裂というところだが、「禁煙したら1日1箱ぶんの煙草代が節約できるのでこの先○○○万儲かる」(私には捕らぬ狸の皮算用、愚の骨頂としか思えないが)とか「ヨーロッパの死亡原因1位は喫煙」とか漠然としている仮説やデータよりかは、たとえ表面的でも周囲の和を尊ぶ日本人にはよっぽど強烈かつ切実だ。
 離脱症状から来る八つ当たりだとは思うが、餓鬼じゃあるまいし、頭ん中どっか歪んでもいねー奴が、何年もあんな毒煙なんか吸い続けて自己破壊に走るかよ、くそボケが。

 まあ、肯定的に考えれば、身体からニコが抜けてそれ無しの状態に慣れていく過程の最中という事で、これが済めば眠気と朦朧はもちろん便秘も回復するだろうし、思考能力や判断力も出てくるだろうから、それを待つしかないっす。
 どこの禁煙サイトでも対処法は「寝ろ」と思い切ったことを書いてあるし、まあ、ニコレットかみかみ喫煙欲を我慢するよかぁ楽と言えば楽だが、今月はたぶん否応なく、小説書きたくないとか離脱症状怖いとか、怠惰や冗談で言ってるわけでもなく、この腑抜け状態は続くのであろうな。



2005年11月06日(日) ■
なあなあちょっと俺の愚痴を聞いておくれよ吸いたくなるマン


 はぁ〜い、お疲れ様ぁ〜〜ん(本社経理のおばちゃん調に)。

 断煙3日目、ついに離脱症状1回目のピーク迎えた管理人です。
 離脱症状は3日目が特に辛いそうで、そうかなんしろというかさすがというか、うっかり小説のファイル開いて読み始めてしまったばっかりに最大の条件反射が発動してしまい、「ニコレット効かないのでは」と疑うほどやばい一時があったが、ネットサーフィンに打ち込んでやり過ごしとります。

 あ〜ああ〜、あ〜ああ〜、あ〜ああ〜(沢田研二のごとく悩ましげに)、ヤ〜ニ〜が〜吸〜い〜て〜ぇ〜〜〜〜。

 ああ、瞼の裏でニコレットの煙草の着ぐるみ着た外人のおっちゃんが、にっこり笑って「カマーン」と手を振っている。
 昨日禁煙サイト巡りをしていて知ったのだが、あのおっちゃんは名前を「吸いたくなるマン」(Craving Man)と言い、禁煙中の人の中の煙草を吸いたい願望の象徴なんだそーだが、公式サイトのプロフィールによると、踊れて、歌えて、話も出来るそうで、それも本職は歌手であの戸川純と一緒にCDを出していらっしゃるそうな。そして御本人のライブは観た人のブログによると大人の雰囲気でかっこいいとの事です。
 だからどうしたって。何もないですよ。
 ただ私の瞼の裏に映っている「吸いたくなるマン」に、ライブハウスのまばゆい照明とマイク持った戸川純(しかも何年か前にテレビで見ただけだから顔うろ覚え)のオプションがついたっつーだけの話です。はい。

 ・・・・・・・・それにしても、禁煙始めてから時間が経つのが遅い気がして仕方がないというか、それまでヤニと煙を吸い込んでいた手間がなくなった分、空いた間を持て余し気味であったりする。
 この数日間でフリーの時間は、

 1 ニコレット
 2 細切り昆布
 3 甘いもの(チョコレートやガムや飴)
 4 コーヒーかお茶を飲む(※本当はやってはいかんらしい)
 5 ひたすら日記を書く

 でやり過ごしてきたが、普段のペースからあり得ないほど日記の更新(しかも毎回くだらない)続けて、1ヶ月分ぐらいのボリュームでぎゃーぎゃー騒いで消耗していながら、まだ禁煙開始から1週間も経っとらん事に気づき愕然とする。
 離脱症状の特徴としては、この緩やかな苦患が1週間か2週間そこいら、つまりまだまだ続くらしいのであるが、その間、ずーっと、1〜5の繰り返しを続けて時間を無為に過ごさなあかんのですか私?
 その空いた間を利用してここぞとばかりに小説書くとか、とにかく何かもう少し生産的な行為をすればいいと思うのだが、心理的依存という名の条件反射発動で猛烈に吸いたくなるので、何となく踏みとどまり中。
 いや、しかし、条件反射にもそろそろ慣らしていかないと、いつまで経っても何も出来ないし、実際日記はなんだかんだ言いつつもこうやって書けているわけだし、そもそも小説も精神集中の手段、ニコ不足を忘れ去るほどの面白いものを書こうとポジティブに考えて掛かればいいのでは。・・・・・・・・・ブツブツブツ。
 って、『ポジティブ』かよ。・・・・・・・・言うに事欠いて『ポジティブ』・・・・・・・・自分で書いておいて何だが、「前向き」「自分に素直に」と同じくらい、そんななんちゅうくそ鬱陶しい、現実逃避人間大量生産ワードを私が吐くなんて、一体何年ぶりの事だろか。・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・ってまあいい。

 ・・・・・・・・・・思えばアンチスモーカーがスモーカーに「禁煙しろ」とか気軽に言えるのって、この離脱症状の苦しみを知らないからだよな。
 いや、別に厭味ではなくて、生まれてこの方ニコの二の字も摂取したことのない人体の持ち主には、わかろうとしても物理的に想像のしようもないって、しごく当然の話をしているだけで、っていうか、考えてみたらそうでしょ?
 ね?
 しかし、私に禁煙を勧めたデザイナーアシスタントのTさん(非喫煙者)との会話では、

私 「会社の仕事中とかならまだ離脱症状を我慢できるんですけど、ものを書くときにすごく吸いたくなるんですよ」
Tさん 「ああ、わかります。すごくよくわかります」

 すごくよくわかる嘘つくな――――――――――――!!!
(怒りのちゃぶ台波紋カッター投げ)


 あんた生まれてこの方、フロン○ィア(元祖タール1�啀豼陝烹泳椶盖曚辰討覆い辰童世辰燭世蹇宗宗宗宗宗宗宗宗�!!
 貴様の辞書は「相づち」と書いて「うそつき」とルビを振るのか――――――――!!
 いや、このTさんは自他共に認めるようにちょっとお節介気味ですが基本的にはとてもいい人だと思いますし、きっと彼女が私のことを嫌いだと思っていないように私も勿論嫌いではないですし、入社2ヶ月で私が見てきた人の中でも1、2を争う天然いい子ちゃん系なのはすでに判明済みで、それを今更言ったところできっと隣の席のKさん(デザイナーチーフ)は「それがTさんなのよ」などとクールに答えるだけと思いますので、口に出して言うつもりは全くないんですが、時々、本当に時々、

「この人の発言は停止ボタンのない全自動洗濯機だ」
「真面目に聞いたら、思いつきと善意の渦(しかも5割近く空回り)に放り込まれて一人あっぷあっぷと振り回される」


 と思ったりするのは、まぁ別に批判をしているわけではないのですが、日記には書く暇もない事で、たとえば彼女の何気ない一言で、食品店などあるわけがないオフィス街のど真ん中でレモンスライスを制限時間30分程度で探しに奔走する羽目になったり、(※その後自腹+裏技の併用で用意した)今回ののっぴきならない禁煙の経緯と言い、けっして私も彼女が悪いとは思わないんですが、後々考えると「結構振り回されているなー」と自覚する事があるもので。
 たとえば備品とか、

「あれがそろそろ足りないので発注してください」
「これ、そろそろなくなるんで発注してください」

 とか言うのは別にいいんですが、彼女の場合、備品が少ないと気がついたら自分が思いつくままに、しかも送料の方が高くつくよな何百円か商品とか、自分でもサイズや色とかはっきりわかっとらんもんとか、その日のうちにまだ在庫があるもんとか、はっきり言えば、

「それ、今急いで発注せなあかんもんなんですか?」

 てなもんばかり言ってきてくださるので、そんなことでもちと困っておるのです。
 別に「私は忙しいのよ!!」とか「他に仕事があるのよ!!」とかケチ臭い了見で言ってるわけではなく、いつも使っている文具系通販は、即日配送当日着が可能なのですが、2500円以下の買い物は毎度毎度送料上乗せされるので、こまこま発注するのは経費の無駄なのと、カタログを繰ってコードを見て発注する作業は結構な手間であり、またそれ以外の方法となると、近所のちょっと割高な店に現金で買いに行くしかなく、その都度私の苦手な出金伝票を切り、2ヶ月連続で本社経理と税理士に突っ込まれて3回ほど書き直している現金出納帳にまたしても記帳しなければならないので、まぁ以上のことをふまえて、

「それ、今発注せな(以下略)?」

 の台詞をもっと心情的、具体的に翻訳すると、

「あなたの要望には勿論仕事ですのでそうつもりですが、今はできればそれをする為に掛ける時間を回したい仕事が他にあるんです。また、出来れば経費の絡みもあるので今後、備品の発注はその都度や現金ではなく、買掛金で決済される通販でなるべく1度で済むようにしたいのですが?」

「また、見たところあなたが足りないと言っているものの在庫はまだ数日分あるようですが、私が暇になるまで待てない、また無駄な経費を使ってまでそれは今補充が必要なんでしょうか?」


 と我ながら小憎らしい言いぐさなので絶対に言いませんが、それが事務の言い分なんですのよ。
 まあその時は「はーい」と言って三河屋さんみたくメモを取っておいて、どうせ言ったっきりで後は知っちゃいないんだから何日か後に発注すりゃいいかもしらんのだが、

「何で私がそこまで気を遣わなあかんのだろうか?」

 て話ですよ。はい。
 というのは切実な理由もあってですね、今んとこ、仕事自体が方々から言われるがまま望まれるまま、わからないまま手探りでやって無駄に時間を重ねて「あひー」な状態なもんで、どっかで線を引いて仕事の優先順位を決めて、またあしらい方って言うんじゃないが、それ対応の反応を覚えないとまた、

「Mさん、社長はレモンティーがお好きなんですよ」
「前の人も社長が来るたびレモンスライスを持ってきてました」
「私、紅茶のティーバッグ持ってるので、使ってください」


 と社長が東京から来る30分前に思いついたみたいに言われて、御堂筋のオフィス街をありもしないレモンスライスを探して、喫茶店からケーキを自腹(1500円)で買って分けて貰う羽目になると思うんですよ(←裏技。物が物だから経費で落とせない)。
 まあ斯様なわけで、Tさんとゆー人は確かに真面目で天真爛漫でものすごくいい娘さんには違いないのだが、今回の禁煙と言いなんかこう、

「そう言われたら嫌でもやらざるを得ない」

 という状況に追い込んでくる言い方をするというか、言い方は悪いと思うが、

「思いついた善意をその場で真綿で首を絞めるように押し売り、肝腎のやるこたぁ他人任せ」

 てな人なんだよな。
 この前の生理痛だって、本当は仕事が忙しくさえなければ、どうせ有休になるわけだから本当は休みたいのに、病院なんか紹介されたら「生理痛ごときで休むな。這ってでも来いや」っつってんのと同じ事だしなー。
 でもそういう人ってのは、

「私、いい人(どうやら私のことらしい)にはお節介なんですよ!」

 と拳を固めて言っているとおり、

「私は相手のために善意でやっているのよ」
「私の善意で相手は喜んでくれているのね」
「もっともっと頑張って善意を示さなくっちゃ」

 って自覚しかない、こんな風に相手の内心としては実は結構困っているなんて露程にも思っていないんだろうし、それがわかったところで「そんな気を遣わないで良かったのにどうして!」とかえってこっちが困るほど傷つくんだろうなあ。
 なんしろ今、私が禁煙(難易度の高いお願い)を承諾し、しかも本人の予想以上に順調な経過なのでフラグが立った状態になったらしく、

「私の今の目標はMさんの禁煙です!」

 とか、いつもの子リスのような笑顔で仰有いました事ですし。
 ・・・・・・・・・・いや、ていうかごめん、身も蓋もないけど、禁煙してるの私だから。あんたがここ数日やってる事って、側から「すごいすごーい頑張ってー」と激励してる事だけだから。目標とか言われたら、「この人はこれ以上何を私にさせようともくろむのか」っていらん事勘ぐるから。
 ていうかあなたに対する私の望みは、まじで、切実に、本当に、頼むから、

 とにかくおとなしく、自分の席で黙っててくれていることだけだから。

 ・・・・・・・・・まぁ、それは多分ないと思うので祈るだけだな。
  
 ・・・・・・・・・なんか、禁煙の話をしていたのに、思わぬところでストレスを吐き散らし頭の中の整理まで出来てしまったのは、読んでる側には蛇足以外の何者でもないとは思うので申し訳ないが、私には余録だった。
 これ書いてる間、仕事の進め方もだいぶ整理できちまったよ。
 まぁ、ここんとこ煙草のことしか頭になかったもんで、無意識に別の話をする余裕が出来てきたのは、確実にニコが抜けてきたという事であり、おまけに書いてるうちにいつの間にか日付変更線越えましたよ。

 禁煙ピーク3日目もクリア!イェァ!
 しかもニコレットは数が減って4つ!

 あ、あと、今日はおかんの誕生日でした。
 おめでとうおかん。あと20年は長生きしてね。



2005年11月05日(土) ■
せいにする


 はいどーも。
 めでたくつつがなく禁煙生活2日過ぎた管理人です。ニコレットは5つ。
 そんなに苦痛でない離脱症状とはいえ明日が山らしいので、気をそらすためにもできるだけ執拗に書く事にする。

 パソコンに向かっていると案の定吸いたくなるが、あまりニコレットばかりに頼っていると今度はニコレット中毒になりかねんので、煙草サイズに細く切った出し昆布をポリポリポリポリポリポリポリポリむさぼり食って凌ぐ。
 これを私はここ数日、自戒も込めてマル○ロメンソール8ミリの箱に入れて持ち歩いてるわけだが、今のところ1箱ぶんはほぼ1日で食いきっている。3ヶ月後には昆布パワーでさぞかし健康になっている事だろうよ。
 ある程度書いた後、通勤定期の期限が切れていたので、買いに徒歩で駅構内の券売所まで行く。
 気分転換にと思って出かけたのだが、この時、4時間前に食べたニコレットの効き目がとうとう切れたらしいのと、歩いたことと腹が減ったことなど色んな条件が重なり、途中かなり吸いたくなる。
 く、空腹時と運動後も吸いたくなるのを忘れておったわ!!!こいつぁ父ちゃん一本取られたわい!!(←誰やねん)
 ・・・・・・・・歩いている間にもどうにも吸いたくてイライラしてきたので、定期を買った帰り道にコンビニに寄り、スナック菓子とチョコレートとホットコーヒーを買う。ここ数日、我慢している時にチョコレートが食いたくなるのは、やはりリラックス成分GABAを求めてのことですか?
 が、コンビニを出る時に自動ドアの横にあった煙草の自販機がふと目に入り、

「あ、そういや煙草切らしてたっけ。買っていこう」

 とちらっと思った次の瞬間我に返り、「はっ!!いかんいかん!」と首を横に振る自分はやっぱりニコ中。
 これで「そやね」と買って家に戻ったときに驚いたらよしもと新喜劇に近いボケのレベルだが、スでやってる分こっちの方がたちが悪い。
 家に帰るなりまずチョコレートを平らげ、ちょうど出来上がった夕飯も食い、さらにスナック菓子もぼりぼり食い、それでも辛抱溜まらんかったので、素直にニコレットを噛んでやっと落ち着く。
 ・・・・・・・・・・やっぱりニコ中だ。
 しかしこれがうまいこと禁煙できれば、禁煙成功サイトによくあるクソみたいな自虐的反省文みたく、他人の副流煙に「吐きそうなほど気分が悪く」なったりとか、自分の喫煙で「今まで周囲に迷惑を掛けていた事を痛感いたしました」とか「何でこんな臭いモノを吸っていたのか分からない」とか本当に思うようになるんだろうか。
 いや、まぁ、それはニコが抜けきった身体の生理的な反応なのだから、仕方がないと言うか、むしろ歓迎すべき事なんだろうけれど、煙草の煙が臭いのは火を付ければすぐわかるし、別にうまいもんでもないのも臭い嗅げば分かるし、身体に悪いもんだっつーのは私らが子供の頃からわかってた話で、それらを知っていた上で最初の1本を吸ってるわけだから、一抜けするなり今まで慣れ親しんできたものの悪口をさんざん言うって、なーんか、吸っていた頃の自分そのものを否定するみたいで、やーな感じだな――――。
 だいたいだな、副流煙や受動喫煙の問題は、所構わず煙草を吸う喫煙者自身の人格やモラルの問題であって、喫煙者という人種そのものや煙草という植物そのものの責任じゃないだろう。これを書いた人は、今の日本では煙草を吸う権利だってちゃんとあるのを忘れて、いい大の男が何をそこまで卑屈にならねばならないのか、まったくの謎。

「喫煙者はニコチンの呪縛に侵されたかわいそうな麻薬中毒者」
「喫煙はニコチン依存症という病気なのだ」
「吸わない私たちは正しい、だから哀れな彼らを助けてあげなければならない」
「そもそも煙草は社会の害悪なのだから、私たちが撲滅しなければならない」

 てな、恐ろしく驕り高ぶった思考回路を本気で振りかざすアンチスモーカーどもの「それみたことか私たちが正しいのよ」てな高笑いが聞こえてくるようだな。あー、自分のしている事考えている事を正しいと信じて疑いを持たない、しかもそれを他人に押しつける事も正しいと信じている奴ってほんとキライキライ。ペッペッ。

 ・・・・・・・・・・しかし、何でこんな事を平気で、しかも本気で言っている私が、上司命令と同僚からの混じりっけ無し100%善意の押し売りにより、今ニコレットをかみかみ必死に禁煙しているのかを思うと、本当に不思議というか皮肉としか言い様がないな。善意の押し売りにイライラしてるのはニコチン不足の所為。そうに違いない。
 まあ、これも天の配剤というやつなんだろうけれども、そのうち、

「まあ、隣の煙草の煙が流れてきてとっても臭くて吐きそう!」
「何で私、あんな臭い有害な煙を8年もわざわざ吸い込んでいたのかしら!」
「○○さんが煙草を吸っているわ、身体に悪いから辞めさせなくっちゃ!」

 と思うかもしれねーし、その時にはきっとこんな毒を吐いていたなんて事もこってり忘れてるんだろうけど、マジで書いたらちょっと恥ずかしい。

 さて、思考能力がだいぶ戻ってきたので、1週間ほど放置していた小説の方をそろそろ再開しようか思案中だが、やり始めると絶対吸いたくなり、ニコレットをエンドレスに噛み続ける事になりそうで怖いのう。・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・えー、なんしろ管理人は「ニコチンという薬物中毒」または「ニコチン依存症」という病気で、これはどっかの偉いお医者様曰く、常人より思考力が恒常的に激しく低下するとの事で目下療養中ですが、ものを書こうとするとパブロフの犬の如き条件反射でものすごい離脱症状が出ますので、当分の間はお休みしまーす。
 ・・・・・・・・・・所為に出来るものがあるってのは、実に楽なもんだネ。



2005年11月04日(金) ■
こんにちはニコレット


 どうも。
 本日のニコレット2個目を口に入れたばかりで、昨日から1日中ガムと細切り昆布の噛みすぎで額関節はガクガク、喉はニコチンガムの副作用でガラガラ舌はひりひりで、しかもニコチン切れと決算疲れで非常に眠い、なりゆきで禁煙中の管理人です。
 このままこれを続ければたとえ禁煙が失敗に終わっても、アゴと歯がものごっつー鍛えられて、別の意味で健康になれそうな気がします。

 そしてお定まりのパターンだが、特に書くことがないので、体当たり禁煙日記なんぞやってみる。
 しかしこの手の話題って、今まさに禁煙したいと思って(もしくは今している)いて誰かの体験談を知りたいとかいう人以外、読んだところで何が得られるわけでもない代物なんだろうし、だいたいそんな迷える子羊はこんな所よりこういう所とかこういう所に行くだろうと思われるので、

「別に書かんでもいいか」

 と素で思っていたりもするのだが、まあ、管理人の毎日を書く上では滅多にないイベントには違いない事ですし、後で読み返したら自分には何か意味のある事かもしれないのと、何しろやっぱり他に書くことがないので、つまらんでしょうがすいません。

 11月1日の夜から喫煙本数を減らし始める。本数思い出せず。
 翌日の2日、1日当たりの喫煙本数をそれまでの20本(1箱)から4本に減らす。昼にタリーズの喫煙席で吸った1本がやたらと美味く、いつもはふかすだけなのだが、つい肺の奥まで吸い込んでしまう。しかし1日でここまで大幅に本数を減らせるとなると、私の喫煙の半分近くはニコチン摂取が目的というより、単なる惰性(心理的依存)が原因ではないかと疑いを持つ。
 夕方頃、ニコチン欠乏で死んだ魚のような目と寝起きの脳になっている自分も自覚しまた他人にも心配される。この決算期で忙しいとき、いきなりかっ飛ばすと仕事に支障を出しかねんと危機感を感じる。
 数時間後、離脱症状を和らげるために、阪急地下街の薬局でニコレット12粒入りを購入。以来、1日4〜5個の割合で噛み始め、何とか江戸時代の農民の如く生きず殺されず状態をキープできるようになる。
 3日、喫煙本数を2本に減らす。
 ニコレットの助けを借りているためか、特にせっぱ詰まるほど吸いたいという欲望は起きなかったが、相変わらず頭がぼーっとして何も出来ず。午後、会社のデザイナーさんより携帯に励ましメールをいただくが、有り難いと思う反面、ちょうど漠然と吸いたくなっていたまさにその瞬間だったので、思わずドン引きして周囲にくせ者がいやしないか見回す。
 騙しだまし、本を読んだりネットサーフィンをするが、眠いのでひたすら1日中寝る。気分的にずっと落ち着いているのと、妙に身体が軽く、肩こりも随分マシなのを感じる。その日のニコレットは6つ。
 4日目。
 眠気と頭がぼーっとしていたのが、だいぶ楽になってくる。
 それどころかあちこちでちらほら言われているようになんだか身体が軽くなり、持病の肩こりも何となく楽になったように思える。
 しかし、20本を2本に減らしたところで、厳密に言えば「禁煙」じゃないんだからニコチンはそれなりに摂取されている訳で、
「そんな福音が早く出るもんなのか?」
 と首をかしげながら、いよいよ朝から1本も「吸わない、買わない、持たない」という非核三原則のような、しかも地味なスローガンを一応は心に掲げて、本格的禁煙生活に入る事にする。
 離脱症状とやらは禁煙して1〜3日ぐらいが一番キツいとの事なので、どうせ始めるならば金曜日の本日と土日でそいつをさっさかさ〜と乗り越えてしまおうと目論んだのであるが、今まではいくら思ったより楽だったからといっても1,2本は吸っていたわけであるから、全てシャットダウンするとなると、
「横から流れてくる他人の煙でも吸いたくてたまらない」
 とか、
「吐き気がする。めまいがする。イライラする」
 とよく聞くような、いわゆる猛烈な禁断症状が津波のように襲ってくるのではないかと私は内心危ぶんでいた(そうなったら「そん時ゃしょーがねーから1本ぐらい吸っちまお♪」などとこの期に及んでまだ思っていた事は内緒)。
 が、1日過ごしてみると意に反してイライラどころか全然日常生活と変わらず、もっと言うならテンションは非常に低く続き、朝、歩き煙草のリーマンとすれ違っても、昼飯の時に隣の女性グループが吸っているのを目の当たりにし、煙が流れてきてもさほど吸いたいと思わず。
 もしや、この数日で身体から結構ニコチン抜けたのか?・・・・・・・・
 逆に別れた女(男)とヨリを戻したい演歌のサビのようにむらっと一瞬未練がかき立てられるのは、食後や仕事で一息とか、あるいはパソコンの前で何か書いている時など、自分が煙草を必ず吸っていた時に、
「あ、もう吸わない(吸えない)んだ。・・・・・・・・・」
 と自覚した時で、
「今までしてきたことをしない、してはいけない」
 という行動パターンの上書きに脳が戸惑い、反抗するらしい。明らかな心理的依存だが、身体のニコチン中毒よりこいつの方が厄介な気がする。
 その日はめでたく煙草を1本も吸わずとクリア。
 夕食後、気がついたらベッドに倒れ込み深く眠る。ここ数日うつらうつらと眠いが、11時前にそれも脳の芯から熟睡。あり得ない。

 当分続く。



2005年11月01日(火) ■
まさか『あれ』をやる事になろうとは!・・・・・


 どうも。
 突然ですが、本日付で禁煙する事になりました管理人です。
 管理人は喫煙者が日々迫害されつつあるこのご時世に逆らって、ヘビーと言わずとも1日1箱前後(タール8�咫砲里泙△泙▲好癲璽�ーで、しかもさながら魔女狩りのごとき禁煙嫌煙ムードを苦々しく思っているのは以前ここの日記で、

「るせー、余計なお世話じゃあ!!肺ガンごとき恐れるようで、ダイオキシン入りの魚が食えるか!!添加物入りのおにぎりが食えるか!!化学肥料で育った野菜が食えるか!!」(以前の日記よりコピペ)

 とかかなーり本気でほざいてた(る)通りなのですよ。
 うーむ今年も残すところあと2ヶ月だが、凄いぞ頑張ってるじゃないか今年の私。転職もして、次は禁煙に挑戦ですか。
 いやぁほんっと、人生何が起きるかわかりませんよねぇ。・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・はあ(ため息)。

 というのは私も、興味本位の中学生じゃあるまいし、煙草が身体に悪いどころか、含まれるニコチン毒の致死性は殺虫剤に使われるほどで、吐き出す煙の中には発ガン物質や気管支に害を与える物質、刺激物質、一酸化炭素等々が入っており、タールを皮膚に塗る動物実験では発ガン性が実証されている事、映画『コンスタンティン』で天使が、
「喫煙は緩やかな自殺だから天国では大罪」
 というような意味のことを言ってたのが嘘ではないってぐらいは、ちゃんと知ってて吸ってるんですけどね。・・・・・・・・・
 それでも私は吸いたいから吸っているのであり、したいことを我慢してまで無駄にズルズル長生きしたい訳でもなければ、そんな長く生きるべき価値のある人間でもないと思っていたのですよ。
 別に身体に悪いとはっきり言われているもの、社会的害悪と呼ばれているものを助長する気も讃美する気もないが、アルコールも煙草も身体に悪いからダメ、しかしそれが果たす役割のものが必要なのは残念ながら過去の歴史が証明している通りで、じゃあ今の世の中からそれらを締め出して何か代わるものがあるのか、といったらない、あるいは認めない世の中はどんな綺麗事を並べようが異常以外の何者でもなかろーて。

「煙草は悪いからとにかくダメ」
「喫煙は中毒性があり身体に悪影響を及ぼすから罪悪」

 とか一方的な綺麗事を吐く前に、正しいと自分が思っている事は実は正しいと限らず、その根幹を成す論理すらあやふやなものに過ぎないという認識ぐらいは必要だろーし、だいたい煙草だって、昔はJTが民営になるまで国の専売公社だった事、戦後に遡ればその国が覚醒剤売買も公然と容認していた事すら、世の嫌煙者の方々はご存じないか忘れているかのようだが。
 ・・・・・・・・・・まぁ、屁理屈はいいか。
 そんなわけで管理人、今回の禁煙、煙草の悪影響に今更怖気を振るったとか、自発的に辞めたいと思い立ったわけでは全くなく、ただ単にまったくもって成り行きというか、そうせざるを得ん状況に立たされたからなんですわ。
 職場の近くにあるカフェは3軒とも喫煙席が大抵隅っこに追いやられていて、大抵見晴らしの良い、広びろとした席では甘っとろい面下げたノンスモーカーが我が物顔でカフェオレとマフィンをぱくついていやがり、家に帰れば親、会社に行けばいつもニコニコ優しい上司(非喫煙者)からは、風邪引いたときにここぞとばかりに、
「煙草は身体に悪いからやめなさい」
 と唯一真剣な声音で叱られたもんで、
「いやあ禁煙したいとは思っているんですがこれがなかなか」
 などと、心にもないことを逃げ口上で言ったのが運の尽きとなり、翌日、それを上司の口から聞いたという同僚(これも非喫煙者)から、
「禁煙しましょうよMさん、私手伝いますから!」
 と、花のような笑顔でいきなり脈絡もなく言われ、「は?」と固まる私の意思を聞かずと、煙草に代わるおしゃぶり用の昆布を翌日本当に持ってこられ、ちょっと一服したくなる3時につつつと席に寄ってこられて、
「今頃吸いたくなるでしょうが、これで我慢してくださいね!」
 と愛くるしい子リスのような笑顔でペコちゃんのチョコレートを持ってこられ、退社するときには、
「今日は何本吸ったか報告してくださいね!」
 と言われ(←馬鹿正直にした)、はては喫煙本数が平日より高い(ものを書くから惰性で煙草を吸いたくなる)休みの日には、吸いたくなる頃合いを心眼で見計らったかのように、

「昨日までの努力が無駄になりますから、頑張ってくださいね!」

 と携帯に激励メールをもらい、かように気づけばいつの間にか他人の慈善により強制的に禁煙プログラムを組まれてる有様で、ややありがた迷惑気味に周囲を見回してみると、他に喫煙者(味方)が誰もおらん(社長もおっちゃんも煙草を吸わんのよな)で誰もヤツ(彼女)を止める者不在の状況となると、なんぼ私でも、
「るせー、余計な(以下略)」
 マインドを貫きこれ以上喫煙するという事は、親にはもう昔から言われているからともかく、たった5人の職場で私を除く半数の善意をフイにしてその間にカドを立てるという事であり、それはこの先ここで仕事を続けていく上でどうなの色々と、とさすがに煙草とはあんまり関係ない、別の意味で危機感を持ったわけですよ。
 で、今回の成り行き禁煙に踏み切ったというわけですが。・・・・・・・・・
 離脱症状がまだひどくないのか、今のところニ○レットを1日に3〜4個ぐらい噛んでるだけでさほど辛いとか吸いたいとか思わないんですが、ニコチン不足で頭がぼーっとして、全っ然テンションが上がらないのには参っとります。
 ちょうどアマゾンズで買った山田風太郎の「忍法創世記」が届いたので久々に読み出したのですが、全っ然頭に入らず、今日は1日休みでしたがこの通りテンションが上がらず力も出ず、小説のこと何一つできんとでした。
 とほほ。
 動機が甚だしく他動的であるだけに正直、「何で私が今更こんなコトしなければならないのよ!」とストレスは溜まる一方なのだが、私はマイペース人間のくせに変なところでくそまじめなので、他人様から、
「あなたなら出来るからやりましょう」(※「やりなさい」ではない)
 とか勝手な期待と根拠のない性善論からか知らないが、んな事言われると「この人の期待に応えるためにもやらなければならない」せめて「失敗しても努力はしたとわかってもらえるぐらいの既成事実は作らねばならない」と思っちまうのですな(それで自縄自縛になりかえって失敗する事も多いのだが)。
 ・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・はあ(ため息)。

 まあ、・・・・・・・・今月でめでたく歳も大台に乗ることだし、ろくでもない20代過ごしてきましたので、更正にはいい節目かもしれませんですね。・・・・・・・
 どんなに屁理屈をこねてナイフみたいに尖って他人様に内心見当違いの八つ当たりをしてみても、基本的には「私のためを思っての事」であり、禁煙自体も「動機はどうあれ私の為には違いない」という理性的な判断は何とか働いてはいるので、相手には、

「こんな私のことを気に掛けてくれてありがとう」

 と心から言いつつ(ほんとだよ)、阪急で買った高級出し昆布を自前で細く切り、ニコレットと交互にもむもむ噛んで、離脱症状が楽になるまで待つことにします。・・・・・

 そんなわけで今回の日記もおしまい。
 ではでは。