fleur bleue
sora

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■ 優しい視線

街でみかけた、大きなクマのぬいぐるみ。
とても優しい目をしていた。
やわらかくて、あたたかくて、
包み込まれるような視線を感じた。

『キミは大丈夫だよ。』

まるで、そんなことを言っているような、優しい視線。
心が深く癒されて、気持ちがとても楽になった。

輝いていた頃の自分に、もう一度会える。
そんな気がした、ある晴れた日の昼下がり。

2006年03月29日(水)

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■ 再診

救いがないとわかっていても、
そこに行かずにはいられませんでした。

待合室には、
たくさんの、心病める人たち。

この人たちとなら、
きっとわかり合える、
話し合える

・・・そんなものは幻想でしかないこと、
十分わかっているんです。

誰とふれあうこともなく、
すれ違って、
消えていくだけ。

誰ともわかり合えない。
それが現実。

そして、新しい薬だけが残りました。

2006年03月25日(土)

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■ 人が怖い

久しぶりに、人の大勢集まるところに行きました。
いつ以来のことでしょう。
みんなの視線が怖くて、
隅の方でじっとしていることしかできませんでした。
知っている人とも、できるだけ目を合わせないようにしていました。

たくさんの人たちが、私の目の前を通り過ぎていきました。
誰もがみな楽しそうに微笑んでいます。
その輪の中に、両手を広げて飛び込んでいけたのなら、
どんなに心満たされることでしょう。

今は、じっとその場に佇むことしかできません。
たくさんの人の中で感じる孤独。
それが、とてもつらかった。

ああ、人が怖い。
人はなぜ、私をこんなにも苦しめるの?
みんな優しくしてくれる。
それが余計につらいのです。
いっそ一人きりなら気が楽なのに。

こうして、私と人との距離が、
確実に遠ざかっていくのを感じます。
私が、あなたから離れていく。
あなたが、私から離れていく。

2006年03月20日(月)

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■ 便り

遠く離れたあの人から、風に乗って便りがやってくる。
文章の中にちりばめられた、優しい言葉たち。
あなたの持つその優しさに、救われる。
虚ろな心が、満たされる。

あなたの便りを受け取るとき、どんなにうれしいことだろう。
あなたの便りが来ることを、どんなに待ちわびることだろう。
あなたの便りを待つ間、どんなにさみしいことだろう。

いつも気遣ってくれてありがとう。
いつも心配ばかりかけてごめんなさい。

『元気ですか?』の問いかけに、
『元気です。』と言えない私がいる。

毎日がつらくて、逃げ出したくなる。
朝起きると、目の前が真っ暗になる。

いつの日か、『元気です。』って、
胸を張ってあなたに伝えたい。
感謝の気持ちを、伝えたい。
大切なあなたに、伝えたい。

2006年03月17日(金)

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■ 診察室

診察室の白い扉を開けると、
そこには、一人の若い医師がいた。
毅然としていて、素敵な人だったと思う。
とても、優しい表情をしていた。

私は、椅子に座り、いくつかの質問を受けた。
できるかぎりの理性をもって、今の状況を的確に伝えた。
思ったよりもちゃんと話せる。
ただ、一度も目を合わせることはなかった。
そんな余裕なんてなかった。

初めて会った見知らぬ人に、心開けるはずもなく、
お互いに確かな手応えを掴むことができないまま、
初めての診察を終えた。

どこかで聞いたことのある名の薬を受け取り、
私は病院を後にした。

空は、不自然なほどに青く、
まるで私を嘲笑うかのように、どこまでも晴れていた。
一点の曇りもなく、晴れていた。

早く、家に帰りたかった。
灯りのない、真っ暗な部屋に、帰りたかった。

2006年03月16日(木)

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■ 待合室

緑があふれる静かな街。
幸せそうな人たちが、穏やかな笑顔で過ごす街。

その街の一角に、病院がある。

一目では決してわからない。
明るい街並の奥の奥に、ひっそりと佇んでいる。

一歩足を踏み入れると、そこはもう、別世界。

憂いあふれる人たちが、救いを求めて集う場所。

そこでは、どこかで感じた懐かしさに襲われる。
そう、いつも感じている憂欝、不安、孤独。
そこには、そういった類の重い空気が流れて、
どこにも吹き抜けずに、淀んでいる。

待合室には、心を失った人たちが、
所狭しとひしめき合っている。

お互いは皆無関心で、会話を交わすことはない。
うつむきながら、遠くをみつめながら、
ひたすらに無言で、自分の番が来るのを、待ち続ける。
救いを求めて、待ち続ける。

ドアの向こうに、救いがあると信じて、待ち続ける。

2006年03月15日(水)

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■ 闇、そしてまた闇

またひとつ、
灯りは消えて、
闇が再び心を支配する。

声にならない悲痛な叫びが、
心の中で鳴り響く。

絶望に次ぐ絶望で、
心が荒みきっている。

信じて、愛して、裏切られ、
それでも光を求めてしまう。

救い様のない心を抱えて生きている。
何のために生きているのか、
それすらもわからずに。

明日の見えない、
大きな不安を目のあたりにして、
ひたすら途方に暮れている。

2006年03月13日(月)

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■ 救いがない

救いがない。
救いはない。
救いなんかない。

神様なんか信じない。
救世主なんか現われない。
頼れる先生なんかどこにもいない。

何にも求めない。
信じられるのは自分だけ。
ずっと一人で、生きていく。

2006年03月10日(金)

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■ 優しさに気づいて。

あなたは、とても純粋で、一途な人。
でも、その一途な思いが、時として相手を、自分さえ追い詰めることも、どうかわかってほしい。

そんなこと、言えない。
その一言が、あなたをきっと深く傷つけるから。

相手のために、身を引くのもまた優しさ。
その優しさに、気づいてほしい。

どんなにつらくて孤独だとしても、大切な人を気遣う心だけは、どうか忘れないでいてね。
いつか、幸せな日々に、きっとめぐり逢えるから。

優しい心を持つあなたへ。

2006年03月06日(月)

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■ 週末の夜

週末の夜、
一人で過ごす時間。

ゆっくりと流れる、
この時間がすき。

迷いや不安から解き放たれて、
心静かに、
思いに耽っていられるから。

遠くに流れるピアノの音が、
私の心を深く癒してくれる。

明るい光差す店内から、
一人、外の景色を見つめて、
思いを馳せる。

今は、現実のことなど忘れて、
幸せな思いに、
浸っていたい。

2006年03月03日(金)
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