てくてくミーハー道場

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2009年02月26日(木) 忘れてた!

2月の歌舞伎座行くの、失念しておりました!.:*・゜(T△T)゜・*:.。.



生活にメリハリがないと、こういうことが起こるから困る。

再々演の『二人道成寺』が・・・!(泣)

珍しい組み合わせの『三人吉三』が・・・!!(涙)←実はこれは、一幕見に行こうと思えば行けた。

・・・って、玉さんがらみばっかやないか!(当然)


しかも、玉菊の『二人道成寺』にはぼくは何故か縁が薄く、初演もうっかりしてるうちに観忘れてしまい、再演はかろうじて観ることができたものの、あーんまりいい席ではなかった(←贅沢者め)

そして今回また観忘れ。

つうか、玉さんの舞台なのに行き忘れるということが、ここんとこボチボチあって、明らかに熱意が薄れてきてんだなーと実感する(こらっ)



ところで、今年の歌舞伎上演の中でも、ぼく的にもんのすごい惹かれるプログラムは四月のこんぴら歌舞伎なのであるが、「こんぴら」というだけで諦めてしまっている(こんぴら歌舞伎自体チケット激戦+今回はこれまたキャストと演目の人気度が半端ない+個人的に、四月に香川に行く金銭的時間的余裕がない)

実はこんぴら歌舞伎は一回だけ行ったことがあり(全部友人の差配に、ただ乗っかって行った)、すんごく楽しかった記憶があるのだが、同時に、琴平町まですご〜く長い道のりだった、という記憶の方が強烈なのである。

森の石松にとって、金比羅様への参詣が命をかけた一大イベントだったのもうなづける(←あれはフィクションですよ(−−;))いやだから、昔の人にとって。ってことでしょ?

無論ぼくは三十石舟じゃなく、飛行機+電車+タクシーで行ったのだが。

あと、金丸座の桟敷は、5人一組じゃないと切符とれなかった気がする。ぼくが行ったのはそれこそ「歌舞伎バブル」の頃なので、今はそんな効率の悪いことしてないかも知れないが。

そんなわけで、おとなしく東京での上演だけ行ってた方がいいと自分でも思う(東京に住んでる、ってだけでも恵まれてるんだからね。不平を言っちゃいけませんわな)

来月(もう目の前だが)の歌舞伎座は昼夜『元禄忠臣蔵』のハイライト上演。

三人の大石内蔵助が鎬を削り合う(大袈裟?)わけで、これにも大注目(つっても、ぼくが注目するのはお一人(って、勿論バレバレであろう)だけですけどね(^^ゞ)

なので、来月分は、久しぶりに前売り券をしっかりと買って臨もうと思う。





(最後に)
そういえば、二代目中村又五郎丈のお葬式が、今日だったのよね。

お歳(94歳)でもあったので、安らかな大往生だったと存じます(死因が「老衰」なんて、何と羨ましいと思いませんか?)

ぼくが拝見した又播磨の“役者としての”最後の舞台は、今の勘三郎が襲名する直前にやった『今昔桃太郎』かな。その後に舞台に上がられたのは、『口上』とかそういう時だけだったと思う(今年正月の「顔寄せ手打ち式」にも出ていらしたそうだ! 歌舞伎役者は全員出席したのだから当然だが、それにしてもすごい)

舞台以外での“目撃”は、15年ぐらい前、歌舞伎座の前で、芥子色の袴に黒紋付をお召しになっていらっしゃるのに出くわしたことがある。ちっちゃい可愛いおじいちゃんだった(*´-`)

たしか何かのイベントが歌舞伎座であって、ぼくもそれを観に行ったんだけど、又五郎さんはそれのトークショーに出ていらしたかだったかな。

なにしろ大ベテランなので、そんな時はいつも興味深いお話が聴けたものだ(襲名や追善などの口上でも、インパクトのある昔話をよくしていらした)

歌舞伎座繋がりで言えば、緞帳の「重陽の富士」をお描きになった日本画家の大山忠作先生もつい先頃亡くなったし、大正生まれの方は、すっかり「後期高齢者」なんだなあ(いやもうとっくに)と実感させられる。



最後にこんなしんみり話になってしまうのも、ぼく自身の歳のせいかも知れん。

麻生さん、しっかりしてよね!(いや、関係ないが)


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