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【屋久島】 10日(火)から12日(木)、2泊3日で屋久島に行ってきました。 旅日記は写真付きで別サイトに近いうちに載せます。 【屋久島 第三日】 6:50起床。なんか、夕べもうるさかったなあ。夜中の0時、1時ごろ、ろうかが騒がしいんだよなあ。で、静かになって寝たと思ったら今度は、明け方の時折強い雨の音で目がさめる。雷も鳴るし。きょうのリバーカヤックは中止だろうか。まあ、とりあえずカヤックの準備をしておき、朝食。 そういえば隣り部屋の彼は4:30に目覚ましがなった。予定通り縄文杉ツアーに出発したようだ。雨の中を大変だろうなあ。 朝食をとるころには雨もあがり、雲はあるものの小康状態。しかし8時過ぎYNACからTELあり、本日は中止とのこと。こちらは雨が上がっても、安房のほうはそうとう降っているらしい。うーん、残念。やれないとなるとホントに残念だ。またのお楽しみ… さて、そうなるときょうポッカリと空いてしまう。とりあえずレンタカーを借りよう。先日借りたところにTELしてみると、1000・1500クラスはダメで、結局1800CCを借りることに。一人ではちょっと大きいけど、まあ、しようがないな。他の参加者たちはどうするだろうか? とりあえず安房へ向かう。宮之浦近辺は雨も上がり、時折強い日差しものぞかせるが、空港を過ぎた途端に強い雨。南から雨雲が来襲してきている。雨の屋久島もまた良かろう、ということで、最初の日に行けなかった屋久杉自然館と屋久杉ランドに行く。 屋久杉自然館は屋久町立の博物館。それほど大きな展示館ではないが、屋久島のことを一通り学ぶことができる。駐車場と自然館の間にあるお茶飲みやさんの、手作り「たんかんボール」(丸い揚げドーナツみたい)がとても美味しい。弾力のあるドーナツ。ほのかにたんかんの香り。1個100円。 そして再び急坂を登り、屋久杉ランドへ。駐車場には2,3台にかクルマがいない。雨も降っているし、さみしそうだし、50分コースを歩く。これなら道も整備されているし。 雨の杉林というのも風情がある。雨のしたたる音、沢の流れの音、風がこずえを切る音... 周りには誰もいない。薄暗い森の中。道がしっかり整備されていることを除くと、自然の中にひとり取り残されている感じ。いや、自然と一体と言ったほうが良いのかな。 歩いているうちに、雨はやんだようだ。たっぷり水を抱きかかえている苔たち。水滴が宝石のように輝いて美しい。キラキラッキラキラッ... 1時間半かけてゆっくり回った後、もう少しクルマで足を伸ばして「紀元杉」へ。屋久杉ランドよりさらに山奥にある。しかしこの杉は道路沿いにあり、気軽に見ることのできる最大の屋久杉なんだそうだ。 確かに大きい、太い。看板によると樹齢3000年。幹の一番太い部分に、何かに締め付けられたような痕跡がある。若いころにヤマグルマにでも締め付けられたのだろうか? 高さは13m? 途中で折れている感じ。ここでも、3000年というはるかな時に想いを馳せ、30分ほども巨木を見て過ごした。 道の反対側には「日本名水100選、屋久島の水」という立て看板とともに水が出ており、水筒やペットボトルを満たす。昨日の白谷雲水峡ツアーでもそうだったが、小川のせせらぎなど沢の水はそのまま飲める。軟水ということで、味がありそうな感じで美味しいのだ。 最後に、千尋の滝へ。屋久島最大なのかな、花崗岩がきれいにV字形に削られた谷を大量の水が流れ落ちる。展望台からはけっこう距離があるのだが、迫力がある。 そうこうしているうちに4時、そろそろ戻る時間。空港には40分ごろ到着レンタカーを返して空港ロビーに入ると、人で混雑している。前の便はもう20分前に出たはずだし、5時50分発にもう集まっているのかなと思ったら、16時20分発がまだいるのだそうだ。鹿児島空港が天候不良のため飛び立てないのだ。こちらに乗ることにして羽田行きもチェックインした。 結局見切り発車で17時半ごろ出発。場合によっては宮崎か福岡に着陸するかも、と脅かされたが、幸い鹿児島に着くことができた。鹿児島空港は高台にあるから、天候に左右されやすいようだ。 羽田行きは、ちょっと奢ってスーパーシートで。ゆったりの席とちょっとだけ手厚いサービスを楽しみながら、と言いたいところだが、かなり気流が不安定でずいぶん長い間揺れていた。 九十九里浜を突っ切り、千葉、幕張、ディズニーランドを右に見ながら羽田へ着陸する。夜景がとてもきれい!道が光の帯になり、縦横無尽に走り、それらが交差するところには光の集合体ができている。高度を下げるにつれてそれらが分裂し、光の粒子のひとつひとつが、ああこれはクルマだ、これは電車だ、あれは駐車場だ、あそこはファミレスかな、とわかるようになる。これは夜便の特権だな。 ということで21時40分、羽田に戻ってきた。あっという間も3日間。楽しかったな。一人旅の気軽さとちょっとした旅の触れ合いを十分楽しめた。リバーカヤックが中止になったのだけが残念だが、これは次回のお楽しみにとっておこう。 -
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