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続・視点 - 2001年06月11日(月) 今日は業界内にはいろいろな業者がいるという話。 普段どのような仕事をしているのか、またどのような人を相手にしているのかによって店にとっては全く不必要な業者となってしまう。でも、相手はいつもと同じ感覚で商売をしてくるから当然ながらその店の経営者とは話が噛み合わない。 しかしながら、その事実を全く把握出来ていないから、逆に店の経営者の考えを否定してしまう。おかしな話である・・・ 「業種」としての蕎麦は一つであるが「業態」としての蕎麦は多くに分けられる。 でも、そういう人達にとっては「蕎麦屋」は一つ、皆兄弟!という感覚だからこだわった「手打ち蕎麦」の店に対し、「町の出前蕎麦屋」と同じ感覚で、「サバの味噌煮」や「かれいの煮付け」を提案してくる。「うちは手打ち蕎麦屋だよ」と言っていながらもそういう商品を薦めて来る神経は全く理解出来ない世界である。 私自身、決して「町の蕎麦屋」は否定しないしそれはそれで確立された「業態」であると思う。でも、それは「業種」ではなく「業態」であって、その違いを理解した上での提案をしていかなければいけない事だと思う。 悲しいかな蕎麦屋業界にはまだまだそれを理解出来ていない業者があまりにも多すぎる。だからいつまで経っても現状から抜け出せずもがき苦しんでいる店が減らないのであると私は思う。 -
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