「にこにこばかりもしてられない。」
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子供会の廃品回収を終えて、帰ってくると、 ヒゲ君がゲームボーイをしている。
おや、早起き。
「きゃおちゃーん、こいつ倒れへーん。」 「だれ?」 「マジックマン。」 「へー。」(←まったく興味なし) 「どーやったら倒れんのー?こいつ4回倒したけど、次行かれへん!」 「へー。なんで。」 「生き返ってくんねん!どーしたらエエのん!」
知らんやん。
しょうがないなぁ。メールするか。 携帯から、シゲにぃにメール。 「マジックマンて、どうやって倒すの?」
シゲにぃから返信。 「『マジックマンは、呼び出すウィルスで いつも身を守っているから、ショット系ではほとんどダメージを与えられないぞ! ガイアハンマーやショックウェーブなどの貫通系のチップで、 マジックマンまで攻撃を届けよう』 以上、攻略本風言い回しでした。」
ほほう! ヒゲ君!ガイアハンマーだって! 「それなに!」
攻略本で調べる。 ガイアントを倒すともらえるらしい。
「ガイアントはどこにおんの!」 えーと・・・・・インターネットの9から16。
「えー、あそこ、むつかしいからイヤー。」
そこでヒゲ君は、日暮さんのお店の前のチップ交換ガチャポンに取り組んだ。 おいおい!闘いにいけよー!
部屋の片づけをしながら音を聞いている。 ・・・ずっとガチャポンまわしてる・・。 アホ。
あんまり面白いから、シゲにぃに携帯メールで実況。 「そう簡単にレア度5のチップが出るもんかぁ!」
シゲにぃから返信。 「イヤ、あの、攻略本をどうしてヒゲ君が見ない? 相当に特殊な状況ですなぁ、それ。」
ヒゲ君、ややこしいとヒトに振る人なのです。 「きゃおちゃあん!ガイアント強いー!」 へいへい。攻略本を見る。 「あのね、ソードと、タイフーンで倒せって。」 「タイフーン・・・。あ、あるある!どーやってつかうの!これ!」 「2マス向うに攻撃。」 「そうかあ!」
ヒゲ君がガイアント3を倒したのは、それから、3時間ほどたってからでした。 でも、倒し方がしょぼかったので、 ガイアハンマーはもらえなくて、 アイアンボディしかもらえませんでした。 なのに、それで、マジックマンに立ち向かい、玉砕してました。
また今日も早く帰ってくるに違いありません。
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