昨日の日記が早く下へいくよう(笑)書き込みます。 実家で発掘して読んだマンガが懐かしかったのでレビューします☆ 「まるいち的風景」/柳原望 全四巻…とはいえません☆まだまだ続けられそうですが、2000年くらいで更新が止まっているのが残念です。 十年ほど前から描かれている作品で、「まるいち」という機械をめぐる周囲の人間模様を題材にしています。 簡単に「まるいち」について触れておきますね。この機械、KAMATAという家電メーカーが開発した人間の”行動トレース”ロボット。CDに音楽を録音するように、人間が行動を登録すると、「まるいち」がそのままトレースしてくれるので次回から「○○しろ」という命令で○○の行動をしてくれるのです。作中では、家事や単純労働(皿洗いとか)に使用されていることが多いです。つまりは人間の命令するままに動くロボットなので、犯罪に使えそうだなー…と思うかもしれませんが、「まるいち」を犯罪に利用した話、多いです(笑)人間はやっぱり「悪」サイドの性質をもって生まれてきたのか、それでもどこまで人間を信じられるか、を描いた作品だともいえます。 私のオススメは、お弁当屋さんのバイト、ハルちゃんを真ん中に据えたお話。レジは確かにまるいちでもできるけど、お金のやりとりの合間にお客さんと話してみんなを笑顔にできるのはやっぱりハルちゃんだけっていう。まるいち(機械)は単純作業や思い出を記録させるには最適の機械だけど、未来を作っていくのは人間しかできないことを再確認させてくれます。 また、このロボットを開発した美月さんと有里くんの恋の行方が気になるまま未完だったり。確かに有里くんの方が今は好きだけど、美月さんが自分の気持ちに気づいたら速攻で告白して終わりな気がするので、このままで良いかなとも思いますが…。LaLaDXなどで単発に作品が発表されているようなので、早くコミックスになるだけの量が溜まってくれるといーな☆ この作者さんは、他に「お伽話シリーズ」も描いてて、実はそっちのが有名なのですが…。絶版になっていて、再版お願い!の意味も込めて「まるいち」をレビューしてみました。お伽話〜もまた読み直したいな♪ |