2006年01月18日(水) |
第551話 おとなしい猫ちん |
最近よく出張で出かける家には、6歳の猫がいる。

いつもじーっとじーっと石油ファンヒーターの前にたたずみ、それに飽きるとソファに丸くなって寝ている。
私が行くと静かに歩み寄ってきて、私が床に置いたコートやリュックの匂いを丹念に嗅いでいる。
多分(犬くさいにゃ・・・)と思ってるに違いない。
長いこと猫に触ってない私だけど、あんまりおとなしいので、そーっと触ってみた。
「うにゃん?」
かすかな声を出して私の手の匂いを嗅ぐとそのまま眠ってしまった。
なんて・・・
なんて・・・
なんて愛らしいんだろう。
なんておとなしいんだろう。
なんて柔らかいんだろう。
なんて可愛いんだっ><
こんな猫だったらノアとも仲良くやっていけるんじゃないだろうか、と毎回思う。
「このこ、大人だから静かなんですか?」 「ううん、この子は赤ん坊の時からこんなよ。」
そうなのか。
ふと、友人の猫のことを思い出す。
もう7歳だけど、病院に連れて行くときは流血しつつ格闘してかごに入れ、待合室では怒りの雄叫びをあげて小型犬を震え上がらせ、採血した後は、2人がかりで皮のグローブで15分間押さえ続けられたそうな。
(いったん離しちゃうと、ワクチン接種のときにまた流血騒動になるから。)
そういう話を聞くと、ノアとの共存は無理だなあ、と思う。
ラブラドールでも個性が色々なように、猫も色々なんだねえ。。。
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