バビロンまで何マイル?
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2004年07月28日(水) 永遠の向こう側へ。

 中島らもがとうとう逝ってしまった…。

 NHKのニュースで畠山さん(ひそかにファンだったりするw)が原稿を淡々と読み上げた時、「え゛っ!?」と声を上げてしまった。
 酔っぱらって階段から転落→重体、というニュースはWebで読んでたし、もともと長生きする人じゃないとは思っていたけれど、良くなるだろうと普通に思ってた。この人が死ぬんだったら肝硬変か睡眠薬のオーバードーズだろうと。
 …でも「酔っぱらって頭打った」ってのも結構らしいじゃねえかちくしょう・゚・(ノД`)・゚・

 今日、会社で日経の訃報記事を読んでたらふいに涙がこみ上げてきてしまった。一時期かなりハマって、それからもちょっとくたびれると自然に本を手にとっていたからね。…もう新しい本は出ないんだなぁと思うとものすごく寂しい。
 アル中でブロン中毒、オマケに大麻取締法違反で前科1犯。こんな人がそばにいたらとても大変だとは思うんですが、一読者としては、今思うと本当に命を削って書いていたんだなあと思わせるくらい、この人が作り出す物語はきれいだった。…その反動か、エッセイはけっこう笑えるものが多くて。例えばこんなのとか。

 交通違反で捕まった男が警官に「何とかお目こぼしを」と哀願するので、警官は警察署の屋上に男を連れていく。そこには青空に向かって足を開く女がたくさん。
 「何してはるんですか?」「…『おめこぼし』しとるんや」
 そういやこの話、昔相方にしたらえらいウケてたな。ど真ん中のおやぢギャグだもんな。

 何かもう今日は何書いてるかいまいち分かってません。どう書いたらいいのかも分からない。でも何か書いておかなきゃ、と思って書いてます。読みずらくてすんません。

 私は親しい人を亡くした覚えがあまりない(祖父母は物心つく前に亡くなり、家族、友人はまだ健在)ので、人が死んで心底悲しいという感情が幸か不幸かまだ分からない。
 けれど今はかなり悲しいです。公式サイトの文章を読んでるとじわじわと悲しくなってきます。

 もうほんとに何書いてるか分からなくなってきた。
 今日は「僕にはわからない」を読みながら眠ろうと思います。


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