皮の裏側
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2002年12月12日(木) |
何のために働くのか。 |
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最近では、正社員だけではなくいろいろな働き方がある。
(1)「パートタイマーさん」時間給いくらで働いてもらっている。 俺の会社では、昔から別の呼び名が有る。 パートさん専門の会社で採用・研修を行なった後各職場へ配属になる。 基本的には、主婦で配偶者控除の範囲内の勤務時間になっている。 主婦といえども、20代前半など、場合によっては正社員の女子よりも若い方が居る。 年収 = 時給 × 年間勤務時間 < 配偶者控除の上限 一日あたりの勤務時間を基準にしてだいたい月平均11日〜13日くらいの出勤になっている。 主に事務処理関係をやっていただいている。 勤務時間の関係もあり、人数もかなり多い。
(2)最近では派遣社員の方がかなりのペースで増えてきている。 専門的なスキルがあって、特定の仕事をやっていただくことが多い。 正社員を教育するよりも、元々「これこれというスキルのある人」という条件で来ていただいているようです。 一つの職場で数人居る場合は、その方たちのリーダーなど管理面も含めて依頼することが多い。 会社からの支払いはたしか、月いくらという契約で、時間単位ではないと思う。 残業の場合はどうなっているのかわからない。 一般的には性別は関係ないと思うのだが、俺の会社ではほとんど女性で男の派遣社員は少ないのではないかと思う。 (なぜ女性ばかりなのかはわからないが、お願いする「仕事の内容」が女性向けなのかもしれない。 男は正社員が居るので、そこで充当しているようです。)
(3)「関連会社の正社員」 名前のとおり、関連会社で正社員として採用・研修の後、各職場へ配属になる。 基本的には新卒が多いので、社会人としての教育は一から教えることになる。 新卒なので、女性だけではなく、男も居る。 従来は「関連会社のプロパー社員」はほとんど居なかったのだが、ここ数年はこういった採用が増えている。
今までは、ほとんどが「正社員+パートさん」だった。 社員の削減によって、これが成り立たなくなり、 現在は、「正社員+パートさん+派遣社員+関連会社の社員」という組み合わせで仕事をしている職場が多い。 (俺の職場には、まだ派遣社員、関連会社の社員は居ないけれど、来年春くらいから下のほうの組み合わせになっていくようだ。) そういう意味で、日本全国の会社でリストラ、人員削減の嵐が吹き荒れているわっけで 雇用形態と仕事にこだわらなければ、まだまだ働き場所はあるのではないかと思う。 中高年には確かに厳しいとは思うけれど 昼間は勉強して、時給の良い夜に働きたいとか 早朝から働くけど、仕事は午後3時で切り上げて、夜は別の事に集中したいとか 別に勤務時間は9時〜5時でなくてもいいんじゃないのかな。 朝はA社、午後はB社だっていい。 従来、正社員といえども勤務時間という「時間に拘束」されて、働いてきたけれど 仕事の中味で勝負すれば「働く」という意味も違ってくるよなと思う。
会社だって、従来のように年功序列ではなくなるわけで、右肩上がりのカーブはもうない。 社員が会社にしがみつかれても困るわけだ。勤続年数も意味を持たなくなる。 年金も退職金もあてに出来ない。
そういう意味で、今何のために働くのか、これからどのように働くのか見直しが必要だと思う。
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