やんの読書日記
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2003年06月07日(土) 宮本武蔵

吉川英治作 講談社文庫

一時中断していたがドラマの関係で再度挑戦
原作は、武蔵がいやに落ち着いている
映画や過去のドラマの武蔵は男っぽいし
情熱的なところもあるが
吉川武蔵は、悟りの境地にいるようだ
伊織と出会って、法典ケ原で開墾しながら
農民と混じる武蔵が私は好きだ。
ドラマなどで最大限に見せ場を作っていた
一乗寺下り松、巌流島がかなりあっさり書かれていたので驚いたが、戦う武蔵ではなく
人間武蔵を描いていたのだと感じた
気づいた事は、登場人物がめまぐるしく
出会いとすれ違いを繰り返していて
それが三国志や、八犬伝とよく似ていると
言う事だ。昔読んだ三国志をまた読んでみたくなった


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