やんの読書日記
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2004年01月28日(水) 精霊の守人

上橋菜穂子作
二木真希子絵 偕成社

100年に一度の日照りと
雨雲をつくり雨を降らせる精霊
精霊の卵を体内に宿らせて、卵を食う怪物から守る守人

守人シリーズの第一弾
何度も読もうと思ってためらっていたけれど
読んでみてよかった
いろいろな民族の神話が融合したような
話だけれど、全体を通して
アジア的な風景や、人々の暮らしが伝わってくる
この巻の守人はチャグムという皇太子だけれど
女用心棒のバルサや、呪術師のタンダに鍛えられて
たくましくなっていく場面がいい。
バルサが短槍を使いこなして敵と戦うシーンは
見事だけれど、チャグムとのふれあいの中で
養父とのこと自分のことを回想する場面が心に残る
用心棒としてではなく、人の子バルサの姿がさわやかだ。


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