Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2003年08月27日(水) 私家版コメディアン大辞典 マイナー篇

雨上がり決死隊【あめあがりけっしたい】
・宮迫博之、蛍原徹のコンビ。吉本所属。
・元・天然素材の一員で、且つリーダー格だった。だが人気の大半をナインティナインに持っていかれてしまう。次第に東京の番組にも出られなくなり、くさっていたところをCBCのハガリプロデューサーによって救われる(東野談)。以後、「ミックスパイください」をはじめとするCBCの番組に出演。今でも交流は続いている。
・99年「笑いの時間」でレギュラーに呼ばれて以来、徐々に東京での仕事も増える。そして同時期に「めちゃイケ」で元同僚の岡村と競演することで人気も再浮上、2000年ブレイク組のひとつになった。
・本来ツッコミであるべき蛍原が天然ボケ気味なせいで不思議な味わいを残す。

伊集院光【いじゅういんひかる】
・元落語家。本名・田中健。婿養子らしい。
・テレビとラジオの差がこれだけ激しい芸人もいないだろう。テレビでは大物を崇めたてまつらうヨイショ芸人だが、ラジオではまさに言いたい放題。ちょっと人を馬鹿にし過ぎている感あり。
・熱狂的ゲームマニアで「ファミ通」にコラムを書いている。

極楽とんぼ【ごくらくとんぼ】
・加藤浩次・山本圭壱。東京吉本芸人。
・私がはじめて見たのは96年正月の「めちゃモテSP」。メンバーでサッカーの試合をやっていて、途中でこの二人が喧嘩し始める、というものだった。私は「おいおい、放送事故か?」と一人で心配してしまった。これが彼らの持ちネタだと気づくのに何年かかったやら。
・加藤は当たり前のことを当たり前にいう「状況説明」に長けている。山本はノリとリズム感で勝負しているところがあり、ちょっととんねるずに似ている。
・最近、色々と事件を起こしているので世間のイメージは悪いだろう。山本は顔は笑っていても目が笑ってないことが多くて怖い。

ココリコ【ここりこ】
・遠藤章造・田中直樹のコンビ。吉本。
・いまどき珍しいぐらいオーソドックスな笑いの志向性を持っているコンビ。悪く言えば普通すぎる。印象としては非常に柔和な感じを受ける。厳しい顔しているのを観たことがない。
・遠藤はド変態らしい。
・CBCラジオ「快楽シャワー天国」が懐かしい。

ダチョウ倶楽部【だちょうくらぶ】
・肥後、寺門、上島のトリオ。
・出てきたのは「お笑いウルトラクイズ」あたりからか。リーダーでありモノマネに長けている肥後(個人的には久米宏の真似が一番面白い)にスベることにかけては山崎邦正にも引けを取らない上島、そして無意味に筋肉質な寺門が各々補完する形で構成されている。
・人気絶頂の頃には「つかみは最高!」などのレギュラー番組を持っていた。
・最近は上島を使った自虐ネタが多い。
・私は好きでも嫌いでもないが、上島が志村けんに可愛がられているのが何となく納得がいかない。

TIM【てぃーあいえむ】
・ゴルゴ吉田、レッドのコンビ。
・最近そこそこ売れているが、何故なのか訳がわからない。「俺たちT・I・M!」で面白がれるのはせいぜい小学生までだろう。
・でも芸能界は基本的に売れたもん勝ちなので文句は言えまい。

出川哲郎【でがわてつろう】
・リアクション王を自称する汚れ芸人。大袈裟すぎるきらいもあるが今では名人芸として認識されている。
・駆け出しの頃、「男はつらいよ」で端役を務めていた。大抵は柴又の若い衆の役だが第40作ではテキヤの舎弟を演じていた。
・しかし、役者としてクレジットされないので本人かどうか確認できずにいたが、私が中学を卒業した日の夜に放送された番組で彼自身が「俺、寅さんに出てたんだぜ〜」と得意気に語っていたことで確証が持つことができた。

DonDokoDon【どんどこどん】
・山口・平畑のコンビ。もちろん吉本出身。
・山口のものまね芸は達者である。しかしあまりにも達者すぎて平畑とのバランスが取れていない。
・その平畑は吉本芸人の中で最もサッカーに詳しいのに(ナンシー談)、2002年のワールドカップの際に関連の仕事が全くこなかった。さんまやナインティナイン矢部、極楽とんぼの加藤でさえ番組を持ったというのに。不憫だ。

ふかわりょう【ふかわりょう】
・ナベプロ所属。
・はじめて目にしたのは「電波少年」の”無敵のセールスマン”のコーナー。自転車に乗って専用のカラオケゲームとノボリを売り歩くうさんくささは絶品だった。後にマルチャンの「赤いきつねと緑のたぬき」のCMで武田鉄也と共演しているのを目撃。
・セガサターンのゲーム「街」の脚本を書いた長坂秀佳が攻略本で”今、注目しているコメディアンはふかわりょう”と答えていたのが印象深い(1997年当時)。
・このように恵まれたスタートをきった彼だが、最近はめっきり勢いをなくしてしまった。何故か「つまらない芸人の代名詞」みたいな使われ方をされていて腹が立つ。もっと活躍の場を与えて欲しい(ふかわ自体が笑いのキレを鈍らせてしまっているのは事実だけど)。

藤井隆【ふじいたかし】
・吉本所属の1人立ち芸人。
・入念にキャラクターを作りこみ、自らでテンションをあげて引っ張る珍しいタイプ。おそらく相当のシャイだと思われる。
・割と伝統的な吉本大道芸の血を色濃く受け継ぎながらも、東京で一人頑張っている点は評価できる。
・彼が出演していた「年の差バトル!言い分・EVEN」は面白かった。

松村邦洋【まつむらくにひろ】
・山口県出身。素人時代に地元のテレビ番組に何度も出演しているらしい。
・B級コメディアンの中では超エリートに位置する。彼がいた頃の「電波少年」は(多少やりすぎなところがあるにせよ)本当に面白かった。豪邸ウ○コシリーズ最高!ものまねも上手いが決定版はラジオ。「オールナイトニッポン」は下品ながらも面白かったし、CBCラジオ「本気汁」「タング・ショー」は浪人時代によく聞いていた。
・「バウバウ!」は高田文夫の真似らしいが実際に高田が「バウバウ!」とやっているところを観たことがないので似ているかどうかわからない。

みつまJAPAN【みつまじゃぱん】
・「ナイナイナ」に度々出ていた。
・伊集院光に可愛がられている。
・それ以外知らない。

山崎邦正【やまざきほうせい】
・吉本芸人。昔はコンビを組んでいた。
・すぐびびる、つぶしがきかない、すべりやすい、の3拍子揃った男。その割には博学であったりする。
・松本人志に可愛がられているので将来は安泰である。

よゐこ【よいこ】
・濱口優・有野晋也のコンビ。松竹芸能所属。
・ボケ・ツッコミの役割分担が不明瞭なコンビである。ある時は「僕(有野)がボケでこいつ(濱口)がトマドイです」と自己紹介していた。
・濱口の馬鹿っぷリは見事としか言いようがない。有野はシュール派を自認しているがふかわには及ばない。
・幻の企画「よゐこ・釈由美子のためにならないTV」が観てみたい。

ロンドンブーツ1号2号【ろんどんぶーついちごうにごう】
・田村亮・田村淳のコンビ。
・とんねるずのコピーにしか見えない。
・と言うか、あまり知らない芸人の項目を立てた私が悪かった。


橋本繁久

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