Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2003年11月15日(土) 古典三文芝居・ごっこ遊び

(空き地で子供2人が遊んでいる)
子供A:ウルトラマンごっこやろう。僕がウルトラマン、君が怪獣ね。
子供B:いいよ。
子供A:いくぞー怪獣、スペシウム光線だ!ビビビビー!!
(子供B、ばたりと倒れる)
子供B:ねえねえ、別の遊びしない?
子供A:じゃあ、仮面ライダーごっこやろう。僕が仮面ライダー、君が怪人ね。
子供B:いいよ。
子供A:出たな、怪人!ライダーキック!!
(子供B、ばたりと倒れる)
子供B:ねえ、別の遊びしない?
子供A:じゃあ会社員ごっこやろう。僕が課長、君が平社員ね。
(と言って子供Bを平手打ちする)
子供B:何すんだよ。
子供A:ばかもん!上司に対して口答えするとは何事か!!
子供B:そんなこと言ったって・・・ねえ、別の遊びをしようよ。
子供A:じゃあ代議士ごっこをしよう。僕が下院議員、君が秘書ね。
(と言って子供Bをぶん投げる)
子供B:何すんだよ。
子供A:だって、僕はセンセイだぜ。
子供B:もう他の遊びをしようよ。
子供A:じゃあ戦国武将ごっこをしよう。僕が信長で・・・
(子供B、子供Aの声を押し分けるように言う)
子供B:まった、僕が信長をやろう。
子供A:いいよ、じゃあ僕は明智光秀をやろう
(と言って子供Bにマッチの火を近づける)
子供B:あつつっ!おい、何すんだよ。
子供A:だって信長は本能寺で光秀に火あぶりにされたんだぜ。
子供B:ずるいよ、君ばかりいい役やって。僕にも強い役やらせてよ。
子供A:そんならとっておきのがあるよ。
子供B:へえ、どんなの?
(子供B、期待を隠せない)
子供A:ネロだよ。僕はセネカでもやるからさ。
子供B:暴君じゃないか!そんな役やるのは気が引けるよ。
子供A:じゃあヒットラーは?僕はチャップリンやるから。
子供B:そんなのもっと嫌だよ。もっと他にいい役ないの?
子供A:ぜいたくだなあ。う〜ん、じゃあ阪神なんてどう?
子供B:阪神かあ・・まあ、今年優勝したしな。よし、それやろう。
子供A:じゃあ、僕は巨人やるね。
(と言って子供Bにドロップキックをかます)
子供B:何するんだよ。
子供A:巨人は来年、ローズとか小久保とかが入るから強くなるんだよ。あわよくば松井(稼)も・・・片や、あわれ阪神は指定席の最下位に逆戻り。伊良部も下柳も出て行くんだもんね。
子供B:もう我慢できない!帰る!
子供A:まあ、待ちなよ・・・困ったねえ、一体どういうのがお望みなんだい?
(子供B、イライラした声で)
子供B:そりゃあ、もちろん君を2・3回張り倒す役さ!
(子供A、ポンと手をとたたく)
子供A:張り倒すんだったら相撲が一番だよ。大関の千代大海なんかどう?いま上り調子の。
子供B:千代大海か・・・それならいいかも。
子供A:よし、それでいこう。僕は横綱の朝昇龍やるから。それじゃあ、まずしこふみから・・・
子供B:いい加減にしろ!
(と言って子供Aを張り倒す)


橋本繁久

My追加