ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2004年07月12日(月) ソーイングバスケット

友人から預かった商品は
昭和30〜40年代に売れていた
ソーイングバスケットというもの
全て職人さんによる手作業で仕上げられ
もちろん純国産品
今となっては当時そのままの
材料を確保することがまず難しかったそうだ

とある通販用に作ったロットの中から
既に少しずつオークションには出していた
いっぺんに沢山の入札が入ることはなかったが
買ってくれたどの人も
探していたものがやっと見つかったと
嬉しい反応を返してくれたそうだ

そのロットの最後の一本を
わたしなりの味付けで
売ってみないかと薦められ
今日は朝から写真撮影
実際に使った様子が判るように
着物のはぎれをたくさん詰めたバージョンと
空の中の状態を撮り
フタを閉めた外観を場所を変えて

昭和レトロの雰囲気で
当時の古い時計と並べて
これまた古い箪笥の上に置いたり
玄関の下駄箱の上で
ロイヤルコペンハーゲンのプレートなんかと
一緒に撮ってみたり
その中から3枚を選びながら
撮る前は気付かなかったことが見えてきた

レトロな味を前面に出すなら
見た人が自分の中で
いろいろに膨らませることができるように
むしろ余計な説明はあまりない方がいい
けれどこれはアンティーク品ではないので
昔と同じかたちのものを
今使うことでの何かを伝えたいと思った

言葉よりも選んだ写真が
既にそれを語ってくれている気がして
文章はそれ程凝らずにまとまった
けれどさていざ出品を前に
カテゴリーをリサーチし始めたら
決められなくなってしまったのだった

最初は着物リメイクを出品した
和服その他にするつもりでいたのだが
他のものをメインに探しに来る場所で
果たしてこれがどの位見てもらえるのか
かといって友人が以前に出品していた
インテリアとか裁縫箱とかアンティークなどは
入札の件数自体非常に少ないので
アクセス数もあまりないような気がする

明日にはアップするからと言ったものの
どうしようか
いつまでも迷っていたのだった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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