今日はラッキーなことがあった 納品の商品を取りに コウノピアの外の駐車場へ行くと 空がざわついてる気がして思わず見上げた そこにはコウノトリが4羽 入り乱れて旋回していたのだった
最後まで見届けずに戻ったが ひょっとしたらもっといたのかもしれない 目撃したお客さんに聞くと 一羽だけが円山川方向へ飛び去ったそうで きっとそれは野生のコウノトリのはず 放鳥された他のコウノトリは 相変わらず郷公園付近に留まっているのだ
鳴かない鳥なのに その存在感は圧倒的で 見るものを無条件に感動させてくれる ぜひ飛んでいるところを見たいと リピーターのお客さんもいるが 遭遇できるかどうかは本当に運まかせ さっきまで飛んでいても次の瞬間には うそみたいに静かな空に戻っている
そんなことや 入り口を入るなり うわあカワイイと 商品に寄って来る人たちの声に 少しずつ元気をもらう 他の店を廻って来た納品業者は言う あそこは店員に売る気がまるでない 行く度にダメだとがっかりすると
売れなければ稼げないという状況で 盛り込んできた工夫のあれこれ 日々流されているような今だって わたし達の売り場は きっと何かを発していると思いたい 来館者が多いからと言って 濡れ手で粟という訳には行かないのだから
少しでも理解してくれている誰かがいる そのことがじんわりと心をほぐす そうしてまたせっせとPOPを書き 新商品の木のコウノトリについて お客さんに説明をする もうすぐ新しいカレンダーも届くし 一層ふくらみのある売り場になりそうだ
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