今日はお子様サービスをしようと 帰宅途中に電話を掛けた 家に着いて着替えをしながら どこでご飯を食べるかの相談 モメたままのチャリンコ出動で 結局お楽しみ込みの カラオケ企画となった
お店はびっくりする程空いていて これは昨年新しくできた 安い仕組みがいろいろあるお店の方へ 客が流れたのかと余計な勘繰り ぞれぞれ好きなものを注文した 頼んだエビフライカレーは辛すぎ 明太子スパゲティは獣の臭いがし 食事とカラオケは分けるべしと 早くも結論づけたのだった
それはともかく 子ども達の選曲は やたらに歌詞が多くて早いものばかりで こういう時自分のオバサン具合を感じる 誰の曲かと聞いても 全くぴんと来ないこともしばしばで ふたりはノリノリで声を張り上げているのに なんだか置いてかれた気分を味わうのだ
以前そんな風に聞かされた中で 好きになった曲があり 歌わないのかと思って探していたら ちょうど下のコがリクエスト 何かと言えばポルノのアゲハ蝶 これは本当に歌詞がすごすぎて 何度聴いてもうならされる
喜びとしてのイエロー だよ 憂いを帯びたブルー なのよ 書けないよ普通 ひとひらの言の葉に込めた なんてのもあるように ただポエティとしてならまだしも そこに曲が乗っかってるというのが まったく人間業とは思えない
加えて活舌のいいヴォーカルは きちんと端まで言葉を届けようとしている メロディラインに頼って 何歌ってんだかわかんない ぐにゃぐにゃバンドとは違うのだ これは時流のせいなのだろうか さらには上のコの歌う カルマや天体観測を聞きながら 伝えるためにある歌ってものを 改めて意識させられるのだった
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