FayeBlue
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2002年11月21日(木) 採血






ホルモンバランスを崩してリンパ腺が腫れ上がり、
後少し遅かったらバセドウシ病たるものにかかりかけた
中学1年生。
血液検査のため地元の大きな国立病院にいった。


そう私はどちらかというと

滅多に怪我や病気を起こさないが

一度起こるとそれはABNORMALな

病気だったり怪我だったりするタイプ。

うちの兄貴はしょっちゅう怪我や風邪を起こすけど

いわゆる地元の小さな病院に行って、薬もらえば直るタイプ。






もともと私は血管が小さくて採血には手間がかかる子だった。

子供で注射が好きな奴はいないだろう

私も大嫌い

特に採血はベテランの看護婦さんじゃないと、

痛くて痛くてホント嫌いだった。










この日もドキドキして病院に母親と行った。










“はーい、じゃぁ採血しますよぉ”=(^o^)=
的な看護婦が現れ、




『私、血管細いってよく言われて・・・。今日は痛くないですよね?』(・'・;)


と中学生ながら遠回しにベテランじゃないと大変よ、あんさん!って

言ってみたんだけど、








“大丈夫、痛くないよぉ”=(^o^)=
的な発言。




そして私の腕を探りいざ注射器進入。





ジュル・・・ジュルジュッル・・・ジュルジュル







それはコップに入ったジュースを
ストローで最後に飲み干す時のサウンドを奏で
しかしストローは空気とちょっとの水しか吸えてない
まさしくそんな状況が試験管と注射針の間で行われていた







『痛い、痛い・・・・』。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
ってすでに涙流してるのに

素人がみてもあんさん針刺す場所間違ってますよ!って分かる感じなのに

その看護婦“おかしいなぁ?”って顔して

私の腕の中で今度は針を左右に動かしやがった

しかもそれを私の両腕でしたんす、そやつは。







それでも取れないと分かると

“あらぁ、ホント細いのね。んじゃ手の甲から取りましょうね”(^◇^)/


と言い放し、その準備を何事もなかったかのように始めた。






ボロボロと泣きまくってる私の隣には

大きな体の真っ黒な黒人のオバハンが座っており

1分もただずに採血を終え

その姿を涙とともに見ていた私に同情したのか

『Oh−、Dear』的なスマイルを私にくれたっけ。






確かに思いましたよ。



なんであんなに真っ黒で腕も太くて

血管なんか見えないくらいなのに

いとも簡単に血液がとれてしまうんですか?と。







手の甲からの採血は一番痛いと聞いていて

それなりに気を使ってくれてのか

直接注射器を手の甲に刺すのではなく

小さな針と管を使って採血してくれた。

それが最初で最後の手の甲からの採血。

その日の私の右腕と左腕は青タンができ

左の甲には大きなガーゼ。










それ以来ホント採血はトラウマになってて

先日生命保険に加入した私は検査を受ける事になって

また恐ろしい採血をしなくちゃならないと言われた。

でも電話でアポを取ると私は採血しなくてOKと言われたんです。







『んじゃ、明日の夜にでも家にきて!』>^_^<
とルンルンで予約した。

そしたらやっぱり採血する事になってて

またこのオジハン、超ハイパーでジョークばっかり言ってて。

“Let me try 4 times!”
とか言ってやがる。




しかもかなり腕を探り、たまにため息とか漏らしながら

血管を見つけようとしてて

そりゃぁ、その間私の心臓はバクバクもんでしたよ。

かなり長い間探してました。

そしていざ進入!







『あれ?』(・_・?)









全くもって痛くない。


しかも大概採血の時ってドクドク血を取られてるって

血管に針刺さってるってすごく中で感じる私。

試験管にはドクドクと沢山の血が入ってるのが見えるけど

今回は血取ってんの?みたいな。

あっという間に終わり、あっけに取られた私。










奴かなりのつわもの
と見られる。

と同時に中学の時のあの看護婦が相当下手だったのだと

今更ながら感じた。


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