FayeBlue 目次☆過去☆未来
ホルモンバランスを崩してリンパ腺が腫れ上がり、 後少し遅かったらバセドウシ病たるものにかかりかけた 中学1年生。 血液検査のため地元の大きな国立病院にいった。 そう私はどちらかというと 滅多に怪我や病気を起こさないが 一度起こるとそれはABNORMALな 病気だったり怪我だったりするタイプ。 うちの兄貴はしょっちゅう怪我や風邪を起こすけど いわゆる地元の小さな病院に行って、薬もらえば直るタイプ。 もともと私は血管が小さくて採血には手間がかかる子だった。 子供で注射が好きな奴はいないだろう 私も大嫌い 特に採血はベテランの看護婦さんじゃないと、 痛くて痛くてホント嫌いだった。 この日もドキドキして病院に母親と行った。 “はーい、じゃぁ採血しますよぉ”=(^o^)=的な看護婦が現れ、 『私、血管細いってよく言われて・・・。今日は痛くないですよね?』(・'・;) と中学生ながら遠回しにベテランじゃないと大変よ、あんさん!って 言ってみたんだけど、 “大丈夫、痛くないよぉ”=(^o^)=的な発言。 そして私の腕を探りいざ注射器進入。 ジュル・・・ジュルジュッル・・・ジュルジュル それはコップに入ったジュースを ストローで最後に飲み干す時のサウンドを奏で しかしストローは空気とちょっとの水しか吸えてない まさしくそんな状況が試験管と注射針の間で行われていた 『痛い、痛い・・・・』。・゚゚・(>_<)・゚゚・。ってすでに涙流してるのに 素人がみてもあんさん針刺す場所間違ってますよ!って分かる感じなのに その看護婦“おかしいなぁ?”って顔して 私の腕の中で今度は針を左右に動かしやがった しかもそれを私の両腕でしたんす、そやつは。 それでも取れないと分かると “あらぁ、ホント細いのね。んじゃ手の甲から取りましょうね”(^◇^)/ と言い放し、その準備を何事もなかったかのように始めた。 ボロボロと泣きまくってる私の隣には 大きな体の真っ黒な黒人のオバハンが座っており 1分もただずに採血を終え その姿を涙とともに見ていた私に同情したのか 『Oh−、Dear』的なスマイルを私にくれたっけ。 確かに思いましたよ。 なんであんなに真っ黒で腕も太くて 血管なんか見えないくらいなのに いとも簡単に血液がとれてしまうんですか?と。 手の甲からの採血は一番痛いと聞いていて それなりに気を使ってくれてのか 直接注射器を手の甲に刺すのではなく 小さな針と管を使って採血してくれた。 それが最初で最後の手の甲からの採血。 その日の私の右腕と左腕は青タンができ 左の甲には大きなガーゼ。 それ以来ホント採血はトラウマになってて 先日生命保険に加入した私は検査を受ける事になって また恐ろしい採血をしなくちゃならないと言われた。 でも電話でアポを取ると私は採血しなくてOKと言われたんです。 『んじゃ、明日の夜にでも家にきて!』>^_^<とルンルンで予約した。 そしたらやっぱり採血する事になってて またこのオジハン、超ハイパーでジョークばっかり言ってて。 “Let me try 4 times!”とか言ってやがる。 しかもかなり腕を探り、たまにため息とか漏らしながら 血管を見つけようとしてて そりゃぁ、その間私の心臓はバクバクもんでしたよ。 かなり長い間探してました。 そしていざ進入! 『あれ?』(・_・?) 全くもって痛くない。 しかも大概採血の時ってドクドク血を取られてるって 血管に針刺さってるってすごく中で感じる私。 試験管にはドクドクと沢山の血が入ってるのが見えるけど 今回は血取ってんの?みたいな。 あっという間に終わり、あっけに取られた私。 奴かなりのつわものと見られる。 と同時に中学の時のあの看護婦が相当下手だったのだと 今更ながら感じた。
|