武ニュースDiary

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| 2010年03月05日(金) |
GQ取材記�─�金城武に独占インタビュー?(更新) |
アイデンティティ
Lico あなたの名前は、日本では金城という姓ですけど、 中国では金という姓を使っていますね。発音もぜんぜん違います。 自分では日本人に近いと思いますか、それとも中国人の方が近いと思いますか。
金城武 誰かに尋ねられたときに初めて、ああ、そういうふうに考える人がいるんだなと思います。 というのはぼくは最初っからこうだったんですから。 もちろん子どもの頃はちょっと思いましたけど――初めは日本語も話せなかったんです。 その頃、みんな、どうしてぼくの名前の発音が他の人と違うのかと思って、 後で日本人なんだとわかるというふうでした。 ぼくにとっては、存在しないことだったんです―― アイデンティティがどこにあるか、それが重大かどうかなんて問題は。 ぼくの周りの友達は似たような背景を持っている人ばかりだったし、それに兄弟もいましたしね。 100人にこの質問をされて初めて、これは問題なんだと気がついたというわけです。 でも、どうして問題なんだろう? 人が問題にしたいからそうなるんですよ。どうしたらいい? ぼくのせいじゃない! (金城武は両腕を広げ、天を仰いで苦笑した。 なぜこの両親を選んで生まれてきたのかと問い詰められた子どものように)
Lico もし二重国籍が取れるなら、申請します?
金城武 まず、なぜ取ろうとするのか、動機は何なのか、なぜ欲しいのか、持ってる方が便利だから? それなら持てばいい。もし今の状態が不便であるならね。 ぼくらはあらゆる法律のもとで生きている人間なんですから。 二重国籍を認めている国もあって、そこではみんな取得してるけど、それは便利だと考えるからですよ。
言語
Lico あなたは自分に語学の才能があると思います? 中国語、日本語、英語、広東語、それに台湾語ができるけど。
金城武 才能じゃなくて、運が良かっただけだと思います。 台湾に生まれて、周りに台湾語を話している人や中国語を話している人がいたから、 2つの違う発音と文法に最初から触れた。 2つの言語ができるようになると、3つめ、4つめは簡単に入ってきます。 多分ぼくはどれも上手じゃないと思う、どの言葉もこんな感じですよ。 自分の意思を伝えるのに、一番適切な言葉の使い方が、よくわかってないんです。 特に中国語は100%マスターしてるわけじゃありません。 特に大陸の監督たち、たとえば陶爺たちの話し方を聞いたり、彼らと話したりするたびに、 あの人たちの二言三言が非常に適切で正確なことがわかります。 チャン・イーモウ監督なんか、話を聞いていると、映画を観ているみたいなんですよ。
Lico 日本の観客は、あなたの日本語がぎこちないとか、外国訛りがあるとか、 生粋の日本語じゃないとか言いますか?
金城武 日本である期間仕事をした後で中国語を話すと、中国語もすごくおかしくなるんです。 で、台湾や大陸でしばらく過ごして、急に日本へ行って仕事をすると、 日本語が出てこないのが自分でもわかります―― 絶えず使っていなければだめで、長い空白の後で急には使えない。 そして台詞を言ってみたとき、アクセントがおかしくなってる、と感じるんです。
Lico 今のあなたにとって、日本語の台本と中国語の台本では、どちらがすらすら読めますか?
金城武 日本語を読むほうですね。 中国語の台本がここ数年、ちょっと読みにくかった原因は、時代劇だったから。 使われている語句の意味がよくわからないこともあったし、 暗記はできるでしょうけど、覚えにくかったです、特にそこでしか使われない言葉は。 日本語の時代劇もわからないところがあるでしょうね。
Lico 言語面でのプレッシャーをどう克服したんですか? 先生に付くとか?
金城武 克服するしかないですよ……会社の人に、時間のある人、説明して、と言って 教えてもらえますから(笑)。 (続く)
長かったですが、あと1回です。
●金城武に独占インタビュー?? 15:50
怪人@中国の話です。 上海では12日公開ともありますね。 で、今日の新聞晨報が、「変相黒侠(K-20 怪人二十面相・伝)」について、 先日、金城武に本誌独占インタビューを行なった、と 問答を掲載しているのです。
どこでやったんだ〜 それともファックスか電話かしら。 でも、なんか、ちょっと異例ですよね。 大して新しいことはしゃべってないようですが、 あとで見てみよう(ただいま仕事中…)→ これです。
23:30更新 こんな内容です。 新しいものではないけれど、今や、本人が話したというだけで貴重ですから……
金城武主演「変相黒侠」 松隆子をおぶって走れず
佐藤嗣麻子脚本監督、金城武、松隆子主演のアクション映画 「変相黒侠(K-20 怪人二十面相・伝)」が、12日、上海市内の大きな映画館で公開される。 この映画は著名な推理小説家、江戸川乱歩の小説の映画化である。 物語の舞台は1949年の帝都。 松隆子の結婚を前にして重大な窃盗事件が起きる。 サーカス団の美しい手妻師、金城武に嫌疑がかかり、 さらに伝説中の怪盗であるとみなされる…… 作中、監督は大量の特殊撮影とCGの効果を導入、金城武は身体能力を披露し、 連続後方宙返りのみならず、屋根から屋根へ飛び移り壁をよじ登り、 さらにはヘリコプターから片手でぶら下がる高難度のアクションを見せて目を奪う。 先日、本誌記者は「怪盗」金城武に単独インタビューを行ない、 現実の彼自身と劇中の役との違い、および撮影エピソードを尋ねた。
高所恐怖症で頭が真っ白に
――映画を見てどう感じましたか?
金城武 怪人二十面相の話は子どもの頃から知っていました。 黒い東京タワーが面白かったですね。 CG処理が済んだフィルムを見始めて、すぐ、自分はこんな世界で動いてたんだと思いました。 凄かったです。本当に尽きない魅力がありますよ! 要するに楽しい映画で、アクションとCG、音の効果もすべて素晴らしかったです。
――クールな役ですよね?
金城武 監督と話をしました。この映画では二枚目をやるべきか、 それとも滑稽な道化を演じるのか。 そのとき、監督は道化の方が主だと言いました。 それで監督の意思に従って、どこで笑いを入れられるかといつも考えていました。 喜劇を演じるのはもちろんわくわくすることですが、演技自体は決して簡単ではありません。 人を笑わせるのは一番難しいですよ! でも、笑わせることができたら、それは最高ですね。
――アクションのためにどんな訓練をしましたか?
金城武 何もしていません。確かにヘリコプターに飛びつくシーンもあるし、 激しいアクションもありました。 それにぼくは高所恐怖症なんで、本当に怖かったですよ。 でも、今回のアクションチームをとても信頼していましたし、 安全面も綿密に考えられていたので、まあ大丈夫でしたね。 ただ、1度、非常に高いところで撮影したときには、頭の中は空っぽで、 「どうしてこんなところにいるんだろう」とばかり考えていましたが。
舞い上がって自分を誉める
――あなたが演じた手妻師の平吉は指南書を読んで泥棒を学びますが、 普段のあなたも目的のためにたゆまず努力する方ですか?
金城武 いつもは怠け者です。ぼくは好きでないことのために努力するより、 自分が面白いと感じられるものを探すほうがいいと思っています。 映画が好きだから、たとえ他の人とは違っても気にせず、自分を鍛える。 平吉はそんなふうに考えるから、あんなに努力できたんだと思います。
――平吉は修行がうまく行くと、「すげー! 俺」と自分を誉めていますが、あなたは?
金城武 舞い上がってますね(笑)。ずうっと自分を誉めてやろうと思ってました(笑)。 誰でも聞いたことがあるでしょう、「自分を愛する者だけが、人を愛せる」という言葉。 自分を感動させられなかったら、どうして人を感動させられる? どうして自分が自分を信じないの? 一流の監督、一流の脚本、一流の役者がそろっても、必ずしも一流の面白さになるとは限らない。 だから、難しいんです。 みんなぼくにとても良くしてくれる、だから、注意しないとすぐ自由気ままになってしまうだろうとわかっています。 「赤壁」のジョン・ウー監督は非常に謙虚な人です。 後輩として彼に学び、どこか一部分でもものにして、自分の努力の結果を見なくてはと思います。
松隆子をおぶって足が痛む
――共演者との何か面白い話はありますか?
金城武 源治役の国村さんはぼくの相棒役でした。 最後のシーンを撮るとき、ぼくはいたずらをしたんです。 もちろん、普通だったら、そんなことやったら、絶対叱られますよ。 でも国村さんなら、やって大丈夫だと思ったんです(笑)。 実はそれを考えたときやっぱりちょっと緊張して、 プロデューサーに「やってもいいですか?」と聞いたら、「いいよ」と言われました。 それで気が楽になって、たとえ国村さんが怒ったとしても、ぼくの責任じゃない(笑)と。 やったときは本当に楽しかった!
――ウェディングドレスを着た松隆子を背負った感想は?
金城武 ああ、そのときは足がひどく痛かったんですが、 負ぶわなかったらとても失礼になると思ったんです。 おぶって走るのは絶対無理だから、ゆっくり歩くしかできなかったけど、とても面白いシーンでした。 (晨報 2010.3.5)
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