『オマエが洗車なんてするから雨が降るんだ。』 とマサルに怒られマシタ。
ハイ。観音デス☆
「みんなの前じゃできない話なの?」 「できないの。」 「自分に都合悪いコトは隠すんだね。」 「さっき私らが本気で心配してないって言ったね?」 「あの話、みんな知ってたんでしょ? 私だけ知らないでバカみたい。」 「じゃあ何て言えば満足したの? A男は私のコトが好きだからって言ってほしかったわけ?」 「そんなワケないじゃん。」 「だったらあんなコト言いなさんな。 どうでもいいヒトの為に集まるほど暇じゃないよ。」
「A男がB男のコトあんま良く思ってないの知ってる?」 「仲いいんじゃないの?」 「A男は私に散々B男の悪口言ってた。 私ね、A男が私のコト好きだって言ったのも、 B男に対する競争心くらいにしか思えないんだわ。 だから私はA男のコトはコレっぽっちも好きになれない。 正直、仲間としてもどうかと思うくらい。」 「だったら何でB男クンと別れたの?」 「Oチャンのコトが気になってるみたいだから。 ちゃんと付き合ってたワケじゃないし、邪魔なダケでしょ。 好きだから離れようって思ったの。 みんなに聞かれたくない話はコレ。分かった?」
「そういうワケなんで、A男は一切関係ナイから。」 「一緒にいて辛くないの?」 「付き合ったりしたらチョット辛いかもね。 でもあんな隠し事の多い男をOチャンが好きになるとは思えん。」 「B男クンにちゃんと聞いた?」 「前から覚悟してたんでソレはイイの。 私がどんだけ好きかはアンタが1番よく知ってるしょ? こう言ったらアンタにも失礼ダケド、 A男ごときでアンタと険悪になるのは嫌です。」 「…ちょっとソレ、酷い言われよう。」
「こうまで言わなきゃ分からんのは誰よ。 ホントにA男のコト好きになってたら、 アンタに気なんか遣わないでとっとと付き合ってるわ。」 「そういうコト言うから信用できないんだよー。 友達なんだから少しは気遣ってよ。」 「勝手に誤解して離れるような友達甲斐のナイヤツに言われたかない。」 「ゴメンてば。本気で悪かったって思ってるよ。」 「んじゃ戻ろう。みんな心配してる。 さっきの話、誰にも言わないでね。」 「うん、分かった。」
やっと前のように笑って話せるようになった。 Bチャンのコト心配してるのはウチらだけじゃない。 みんなが本気で心配してる。 部屋に戻って話した。 Aチャンには自分で何とかすると言うコトにしたらしい。 でもこの時のアタイは、 Bチャンの性格が自分と似てるコトをスッカリ忘れてた。
アタイとBチャンはスッカリ元通り。 AB女が店に遊びに来た。 「観音サン、Bサンと仲直りしたんですね。 一時はどうなるコトかと思った。 でもAチャンは元気がないみたいですけど…。」 今までAチャンなりに2人の仲を取り持とうと頑張っていたなら、 急に『もういいよ。』と言われるのはショックだとは思う。 でも本来しなくてイイコトまでしてたワケなんだから、 当然といえば当然だと思うが。(冷) 必要以上にA男と接近するコトもなくなるだろう。 もはや自分達のコトしか考えてないアタイ。
そんなある日、Aチャンから 出勤途中で具合が悪くなったので休むと連絡が入った。 それから何日か仕事を休み続け、 出てきた時には、ただでさえ細いコなのに、 更にやつれて見てるコッチが痛々しくなる状態だった。 Oチャンが言う。 「観音サン…やっぱり勘違いだったんじゃ?」 そしてアタイはAB店長に呼び出された。 またしてもイヤな予感。( ̄ェ ̄;) …つづく。
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2003年08月26日(火) |
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