元気じゃナイケド眠くナイので参上。
ハイ。観音デス☆
「またまた〜。何冗談言ってんの?」 Bチャンは笑い飛ばした。 「冗談じゃないんです、コレが。」 「…本気?」 「そういうコト。んじゃ。」 言いたいコトダケ言って自分の店に戻るアタイ。 Oクンの視線が痛い。 がソレでイイ。 キミはBチャンを慰めといてクレ。 お人好しのBチャンはアタイに何も言わなかった。 というより、2度とアタイと口を利かなくなった。
アタイはOクンとOクン彼女に呼び出された。 「今までAチャンのコト色々言ってたのも、 Bサンの為じゃなくて自分の為だったの?」 「そう思いたければ思っていいよ。」 「何開き直ってんの?見損なったよ。」 「前に言ってたの、ホントだったんだね。」 「何だっけ?」 「観音サンは友達裏切っても平気なんだ。」 「平気じゃないから本人に直接言ったんでしょうが。」 「私達のコトもずっと騙してたじゃん。」 「ごめんね。」 「謝れば済むと思ってんの?」 「謝る以外に何もできないから。」 「もう観音サンの言うコトは信じないから。」 「もういいよ、こんなヒト知らない!」 そして2人はAチャン側についた。
MチャンとOチャンは、変わらずアタイと一緒に行動していた。 恋愛のゴタゴタと友情は関係ナイんだと。 「男が入ると女って変わるからねぇ。」 そう言って笑ってた。 そしてナゼか、AB女も仲間に加わっていた。 「なんか前より険悪だよね…。 AチャンはBチャンにベッタリだし。真っ二つって感じ。」 「そね。アンタも私と話してると何か言われるかもよ。」 「あー、私そういうのいいの。 私も観音サンみたいな経験沢山してるし、 ドッチが好きって言われれば観音サンちの方だから。」 つーかアンタの場合は勘違いが殆どなんじゃ…。 とは思いながらも、この時ばかりはAB女の妙な自信に感謝した。
それから数日後。 A男とAチャンが一緒の休みの日。 2人が一緒に遊びに出掛けているとの目撃情報を入手。 やっと見つけた。ホントに長かった。 アタイはBチャンをとっ捕まえた。 「話があるんだけど。」 「私はないよ。」 「今日、A男に告白するから。」 本気で頭オカシイデス、この女。 「何でそんなコトいちいち私に言うの?」 「私が言わなくても耳に入ると思うから。」 モチロンAチャンの口から。 「…勝手にすれば?」 「アンタも逃げてばっかいないでどうにかしなね。」 「私が何から逃げてるって?」 「ホントは気付いてんでしょ?」
大喧嘩だった。 好きな男が誰を見てるかなんて、 こう長い間、飽きもせずに見てりゃ分かりそうなもんだ。 「観音サンてホント馬鹿じゃないの?」 「アンタも相当馬鹿だろうが。」 「ホントに言うの?」 「心配しなくても振られるよ。」 「そこまで分かってて普通言う?」 「ちゃんとケリつけてあげなきゃ動けなくなるでしょ。 アンタみたいに。」(←一言多い) 「余計なお世話。私はAのコトまだ信じてるから。」 「ハイハイ。んじゃ好きにしなさい。」 最後には2人とも笑って怒鳴りあってたから不思議。 というか不気味。
その夜。 アタイとAB女はA男の家の近くにいた。 「…何でこの状況?そして何で私まで?」 「抜き打ち検査ついでに。」 「抜き打ち検査って何?」 「さあ、何でしょうね。」 「こんなトコまで付き合ってんだから教えてよ。」 「A男が家にいるかどうか。」 「いなかったじゃん。」 「ウン。Aチャンと遊んでるの知ってんだけどね。 私、自分の目で確かめないと信じないの。」 「何ソレ。じゃあ今、Aと一緒にいるってコト?」 「そう。デェトじゃないかしら。」 「…はぁ。もうワケ分かんない。」 「コレから分かる予定だから。」
とにかく待ちましょう。彼を。 …つづく。
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2003年08月31日(日) |
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