浮き沈みを繰り返しているような。 何も感じていないような。
貴方に恋をしているのか、 人として尊敬しているのか。 よく分からなくて、考えるのが面倒になる。
会っていない時にあれこれ考えても仕方がないと思いつつ、 嫌われていないかと不安になったり。
絶望の波に飲み込まれることがない代わりに、 上手く波を操っているわけでもない。
ただ、4月が終わることを淋しく思ったり、 メールの返事で桜に反応してくれたことを喜んだり、 忙しいんだなぁと心配してみたり、 淡い期待を持っては打ち消したり。
小さな波が行ったり来たり。 プカプカと浮かんでいる気分。
こういうのを穏やかっていうの? それとも、諦めっていうの?
私はひとりで波に浮かんでる。 胸の中にいる貴方は、本当は私が作り出した幻想? あんなにやさしくあったかい人と出逢えるなんて、奇跡に近いもの。
私は貴方を美化しすぎてる? 理想の人だと勝手に憧れているだけ? 良いところしか見ていないだけ?
そうかもね、そうかもしれないね。
でも、私が貰ったものは、確かにあったかいものばかりで。 今もキラキラしているのです。 私はそのキラキラを見つめながら、プカプカと波に浮かんでいるのです。 自分の意思だけでは動かせそうもないので、 とりあえずはただただ浮かんでみようと思う。 ジタバタしたってどうにも出来ないし、 焦って醜い感情が生まれるのも嫌だし。 今はただ、浮かんでいようと思うのです。
どこに辿り着けるのかなぁ…。
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