ふたつのこころ

2008年05月13日(火) まっすぐ。

真っ直ぐ。
そう。私は真っ直ぐに進みすぎて、色んなものにぶつかる。
避ければいいのに、真っ直ぐ進もうとするからぶつかる。
痛くて泣いて、凹む。いい迷惑だ。

でも、それが私だ。
バカだなぁって言われることもあるけど、それが私だ。

先日、遠い昔に恋をしたあの人とその彼女に会った。
一昨年、2人は結婚した。
私はその結婚式にも出席している。

うんと辛い思いをしながらも、私はこの2人との縁を切らなかった。
それはある種の意地だった気がする。

でも今となれば、縁を切らなくて良かったと思える。
久しぶりに3人で会って、本当にそう思った。
彼女もあの人も、何故か私をとても信頼している。
共通の友達だからかもしれないけど、信用して信頼してくれている。
有難いことだと思う。

3人でいる時ね、とても感じたことがあった。

それは2人の空気感。

すごく同じ空気を発している2人だなって思った。
長く一緒にいる2人だからかな・・・?
ううん。違う。
私は、あの人と彼女が初めて顔を合わせた時から、なんとなく感じていた。
今でも、覚えてる。
『この子をあの人に近づけたくない』って思ったことを覚えてる。
それはきっと、同じ空気を持っている2人だって感じたからかもしれない。
今となっては後付けだけどね。
でもその時以上に、同じ空気を持っているなぁと感じたよ。

あの人が言った。
『(自分に)ピッタリくる人が絶対に現れるよ』と。
2人を見ていたら、すごくその言葉に納得できた。

そしてこの間過ごした、貴方との貴重な時間。
ふたりの時間。
私にとっては、すごく自然に思えたよ。
沈黙も、特に怖くなかった。
貴方がみんなの所に戻ってしまわないかは心配だったけど、沈黙でいることは怖くなかった。
心地良かったの。安心したの。ずっと続けばいいと思った。
貴方はどう思ったか分からないけどね。


もうね、ただ素直でいようと思う。
貴方に、ただ素直な気持ちを伝えていようと思う。

伝えることを諦めた時、私はいつも恋を失っていたように思うから。
伝えたい想いや言葉が無くなった時、私は自分も見失っていた気がするから。
相手の顔色ばかりを気にし始めた時、あっさりと心の距離は離れていった気がするから。

心が離れた時、私はきっと貴方に伝えたいものはなくなるだろう。
でも、今は一瞬一瞬の想いを伝えたいと思ってる。
だから些細なことで喜んだり、『美味しい』の一言で浮かれる自分も、
色々気にしてしまったり凹んだりしてしまう自分も、どれもこれもそのまま見せればいいかなと思う。
そこから何かが生まれるかどうかは、今はまだ分からないけど。

一歩一歩、自分の中で消化しながら進んでいけばいい。
無理に変わっても意味がない。
ありのままの自分で接していこう。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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