男友達のことを考えれば考えるほど、去年の自分を思い出す。 誤解を解きたくて必死になっていた自分と、確かに似ている。 お互いに不信感を抱いているのに、どうにかしたくて仕方がなかった自分に似てる。
嫌なことから目をそらしたいあの子にとっては、すごく迷惑だっただろうなぁと、思ったりもする。 当時もそう思ってはいた。 だけど今も私は、中途半端な終わりにしなくて良かったなぁと思ってる。 あの子はどう思っているか分からないけど・・・。 でもいつか、あの子もなんとなくでいいから分かる日が来るんじゃないかなと、信じてる。
ただやっぱり。 友達の場合は、片想いなわけで・・・。 そこが難しいところ。
考えてみた。 私がもし、貴方に『会いたくない』と言われたら・・・って。
考えてみるけど・・・もし振られてしまったら、 きっと私は貴方に気を遣わせないように振る舞うから、 同じような状況にはならないと思うので、やっぱり想像つかない。
思い続けることは自由だけど、 答えをきちんとくれた人に対して恥ずかしくない自分でいたいし、 好きな人を追い詰めるようなことをしたくはない。 それなら、自分が傷つく方がいい。 相手の邪魔にはなりたくない。 こういう考えは、前と変わってないなぁ。
多分、何を言ってもダメなんだよね。 自分で気付かなきゃダメなんだよね。
貴方に出逢う前に、私はなんとなくだけど色んなことに気付けていたと思う。 だから前を向けたし、歩き出せたし、笑えるようになった。 辛いし悲しいし淋しいけど、 それと同時に大切な何かも手に入れたことに気付いてた。 それは誰かが与えてくれたものではないし、 誰かが教えてくれたものではない。 自分で気付いて、自分で探して、自分で見つけたの。 ・・・周囲のやさしさを感じながら、ね。
だからこそ、貴方に出逢えたの。 うつむいていたらきっと出逢えなかった貴方に出逢えたの。 貴方に出逢い、知っていくことで、 見えていなかったことも見えるようになったし、認めることも出来たの。 ただそこにいてくれるだけで、心が温かくなれるような貴方に出逢えたから。
友達にも、そんな人が現れればいいのに。
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