会いに行って、しばらくは貴方を見ていて。 今日はすごく疲れていることが分かって。 そして、すごくトゲトゲしているようにも感じて。 温もりも柔らかさもないような気がして、笑えなかった。
話もせずに帰ろうと思った。 メールの返事がなかったことが怖かった。
でもなんでかな。 無意識に喋りに行ってしまった。
貴方は真っ先に『ごめん、メール書いてる途中で寝てしまった・・・』と言った。 一瞬『いや、起きてから送れるやん』と思ったけど、 気にしてくれてはいたみたいだから、それ以上はツッコまなかった。 『まとめてメールする』とも言ってくれたし。
やっぱり体調は良くないらしいけど、相反してテンションは高い貴方に驚いた。 私はちょっとテンション低め。 おかしいな、私、どうしたんだろう。
でも、貴方はやっぱりカッコ良くて。 貴方だけが特別に見える。 他の人はかすんで見える。ぼんやりとしか見つけられない。 なのに貴方という存在だけは、周りに人がいてもはっきりくっきりと見えるんだ。 不思議だけど、これは本当なの。
これが恋というものなのかな。
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