Espressoを飲みながら

2001年10月08日(月) とうとう始まった

 只今午前3時過ぎ。夜中に寝れないし暇なのでTVを付けてみた。
なんとなんとなんと南斗水鳥拳ウアチャア(意味不明)!!!!!!
とうとう米軍のアフガニスタンへの爆撃が始まったそうな。
いやー、まだかまだかじゃなかったいつかは始まるかと思っていたが
とうとう始まってしまったようだ。

 現時点ですでに2回空爆したとTVは伝えている。
基本的に英米の連合軍らしい。今回のイギリス軍は潜水艦が参加、
あとは全部アメリカ軍ということ。

 イギリスは以前にアフガニスタンに進駐して酷い目にあっているから
その辺の恨みつらみもあるのかも知れない。

 また40ヶ国以上がアメリカ合衆国を支援しているそうだ。
とりあえずアメリカを絶対に敵に回したくないから支援を表明している
だけの国も結構あるんじゃないかと思うけれども。

 さてこの戦争どれくらいでかたがつくのだろうか?
上手くいけば短期の内にビン ラディンを捕獲あるいは暗殺することが
できるかもしれない。対タリバンだって北部同盟と組んで戦えば数カ月内に
決着をつけられる可能性もあるだろう。

 何しろ兵器のレベルがぜーんぜ〜ん違うのだ。
こんなに武器のレベルも軍の規模も違ったら勝ってあたりまえである。

 アフガンの地形的戦いにくさと雪に覆われるこれからの気候、そして死を
恐れないゲリラ達が主な困難であると言われている。

 しかしそんなことよりなによりも、この戦いの本当の困難さは、タリバン
を転覆させてラディンを捕まえても殺しても、なーんの解決にもならないと
いうことであーる。確かにタリバン政府の保護がテロリストを増殖させては
いるだろう。訓練所を破壊すれば強いテロリストの数はぐんと減るかもしれ
ない。経済制裁で財産を凍結してしまえば金の掛かるテロは出来なくなって
しまうだろう。

 け・れ・ど・も。実はテロって大規模であることすら狙わなければそんな
に金も訓練も少なくても可能なものであると思う。爆弾や毒ガスの多くは、
普通の人が働いてもらう給料の範囲で材料を購入・製作可能であり、その材
料も日常生活用品レベルで手に入るものだ。敵国の占領や降伏を直接目的と
した戦争と違い、ある種のデモンストレーション的な要素が強い。テロとは
もともと恐怖という意味である。市民に恐怖を与えることが第一なのだ。完壁な治安維持など不可能である。必ずどこかに隙ができる。国内全ての重要
な施設を警備しつづけることのできる国家など存在しない。極論すれば仮面
ライダーのショッカーのように幼稚園を狙ったとしても国民に多大な恐怖を
与えられることは間違い無く、テロとしては成功であるし、逆に国としてみ
れば幼稚園児が何人か死んでしまうだけでも治安維持の大失敗になる。

 結局アメリカ合衆国及びその同盟国は非常に大きなリスクを長期に渡って
背負うことになる。なぜ長期かというとテロをしたかったら警備の極めて厳
しい現在は一番不向きで、この戦争が終わってしばらくしてみんなが忘れた
ころにどかんとやるのが一番やりやすいに決まっているからだ。

 何が本当の原因になっているのか?それをできるだけ早く見極めること。
それが必要。

 


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空遊 [MAIL]

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