2001年11月26日(月) |
道路と舗装と自転車と車椅子とバリアフリーについて考えた |
自転車通勤をすることが多い。晴れた日はだいたいそう。 行きは神戸でも六甲山よりの山手を走って、帰りは阪急神戸線の横を 走っていることが多い。さらに買い物だとか、日々の用事とかで街中を いろいろ動き回っている。
そうすると歩いたり電車に乗ったり車やバスに乗ったりしているときには 気付かないことに気付く。いろんな事に気付くが、最近考えさせられるのは 道路の舗装の状態の悪さだ。
自転車は車体が軽いし、僕の自転車にはサスペンションがついていないので、 段差を乗り越えるともろに響く。 たまにジャンプしそうになったりする。特に歩道の車道側を自転車道に指定 してあるところなど、他の道と交差するたびに段差をおりてのぼることになるので はっきりいって心地よくない。自転車道に指定してあるからには、少しくらい自転車の ことを考慮しておいてほしいものだ。
車道についても同じ事が言える。道のいろんなところに、いろんな事情の工事で掘り返した 形跡が残っているのでガッタンゴットンとしているところが少なからず存在する。 それらの中には決して段差の浅くないものも存在する。特に日没後の走行には注意が必要だ。
はっきりいって自転車の住み易い世界ではないというのが僕の正直な道路に対する感想だ。
しかしがたがたする自転車の上で僕はふと考えた。 「もしこの道路を車椅子で通行するとしたらどんなにか不便なことだろう」
車椅子は手動である。しかも身体の弱い方が使用されていることが多い。 こんなに段差と坂道の固まりのような道路ではさぞかし不便なことだろう。 歩道橋、階段などの横に車椅子用スロープがとりつけられているのを目にすることはあるが、 角度が急すぎて利用できたものではないだろう。介添者の負担も多大である。
車椅子を利用しなければならない人たちの独立した生活のためには、 もっとなだらかで安定した道路とスロープが必要だ。
そんなことをかんがえた。
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